<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

上海 今更ながら東方明珠塔(テレビ塔)に・・・

2012-02-14 | 旅行

上海での駐在生活も約2年半が経過。
が・・・、これまで誰もが知っている上海のシンボル、東方明珠塔(テレビ塔)には上ったことがなかった。
だって、あの奇抜なデザインを外から眺めておけば十分だと思っていたので。。。

今回、来訪者のリクエストに応じて、初めて体験することに。
うーん、何となく楽しみかも。。。

まず切符売り場にて入場券を購入します。
A~Cの3種類があり、安いほうから120元、150元、180元となります。
結構なお値段にビックリ。
Aチケットであれば、一番上の珠まで上がれるようです。
この値段は100階建ての森ビル(環球金融中心)とほとんど同じですね。

ゲートをくぐって、眼前にタワーをみると・・・



下から見ると、やはりスケールがありますね。
中に入ると、円形の通路をぐるりと回らされます。



明らかにエレベーター待ちの渋滞緩和対策ですね。
展示してあるものも大した内容ではないので。。。

中心部にエレベーターがいくつかあるものの、どれに乗るのかは見当がつかず。。。



結局、到着したエレベーターに案内されるだけで、エレベーター自体は至ってフツー。演出といえば、エレベーターガールによる案内だけだが、これまた感情のすこぶるこもっていない原稿棒読み。。。
ま、最初から期待していませんけど。


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まずは上から2番目の珠に到着。高さは260mくらいだったと思う。
その景色は・・・というと、





なかなかの景色です!
特に、海方向、ビル方向と、360度のパノラマを楽しめるのは、この塔ならではといった感じ。



ちなみに、森ビルのほうを臨んでみると・・・



すごい霞んでいます@@@ こっちでよかったかも。

このフロアにはお土産物コーナーも設置してあり・・・





昔、日本でもよく見た置物系がズラリ。
今どき日本で買う人は少ないでしょうね。。。
特に凄いのは価格。



こんな置物に1,280元(15,000円超)を出す人がいるんでしょうかね・・・?


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ぐるっと一周したので、さらに上を目指すことに。
一番上の珠は・・・



高さ350m也。
その景色は・・・というと、





まるで霞んで見えません@@@
当日、雨模様で天気がすこぶる悪かったですから。
それにしても、あまりに見えなさ過ぎて、心の中で「お金を返せ~」と叫びたくなる気持ちを抑えつつ。。。

これ以上、見どころが見当たらないので下へ向かうことに。
エレベーターを降りてみると・・・





なんとゲームセンターでした@@@
どうしてもココを通過しないと次のエレベーターに乗り継げないんですね。
いやはや商魂たくましいとは、このことかと。。。

ようやく到着した1階フロアも、お土産物屋のオンパレード。
ま、当然ながら買いたくなるようなものは全く見当たらず。。。

ここで雑学をひとつ。
巷では「たこ焼きタワー」などと揶揄されるテレビ塔だが、こんなデザインにも当然ながら理由がある。
浦東地区の開発が始まった当初から、浦東と浦西を繋ぐ2本の橋が架かっている。
ひとつは楊浦大橋、もうひとつは南浦大橋。
テレビ塔はこのふたつの橋の真ん中に位置しているというのがポイント。

設計者は、このふたつの橋を「龍」に見立て、2頭の龍が中央の「珠」で戯れている姿をイメージしたとのこと。
悠久の歴史をもつ中国らしい趣きですね。

正直言って、値段が高すぎるので、よほどのことがない限り筆者が入場することはないと思うが、それさえ度外視すれば入場する価値はありそうだ。
とはいえ、天候には十分留意するようにしましょう。

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上海福岡留学生会が発足

2012-02-13 | 日記

このところ、ちょっと忙しくてブログ更新もままならず。。。
月曜日から、瀋陽→北京→上海で出張者対応→イベント対応→出張者対応と続き・・・土日もお休みとはいかないもので。。。
ま、愚痴はこのくらいにして。

2012年2月9日、上海花園飯店にて「上海福岡留学生会」の発足式が開催された。



当日は、小川福岡県知事も出席され、会場は150名を越える出席者でいっぱいとなっていた。



改めて、福岡には中国からの留学生が多いんだなぁ・・・と再認識。
九州大学をはじめ、福岡大学、北九州市立大学など、国公立・私立の大学がたくさんありますからね。
しかも、少子高齢化の中、中国からの留学生は今後も伸びが期待できますからね。


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冒頭、代表発起人による挨拶が行われた後、小川福岡県知事が祝辞を披露。





その中で、福岡県が進めるアジア戦略などを紹介するとともに、福岡への留学生の現状にも触れ、留学生との絆の大切さを訴えていた。
筆者も同感です。
日本の社会は、日本の文化や日本人の行動様式を理解している留学生人材をもっと大事にすべきですね。
とりわけ中国では、日中戦争という過去が完全に拭い去られているワケではないので。。。


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それにしても、統計数字で言うと、福岡県内の海外留学生のうち、なんと4分の3が中国人とのこと。
多いとは思っていたが、まさかそこまでとは・・・。

ちなみに、会場内には福岡県をPRするコーナーもあわせて設置。



福岡県人会の谷本会長もおっしゃっていましたが、これからは県人会とのコラボなども行われると、福岡にとって良い方向となりそうです。
関係者の一員として頑張りたいと思います。

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上海 普及が進む自動販売機

2012-02-10 | 中国社会学

以前、中国と言うと「治安が悪そうな国」というイメージ。
まあ、貧富の差も激しいですからね。

もっとも、自動販売機が日本ほど普及している国はないというのも事実。
どんな奥地に行っても、ジュースの自動販売機が設置されていますからね。
他の国だったら、ほぼ間違いなく機械ごと何処かに持って行かれるでしょうから。。。

そんなこんなで、筆者が赴任した2年前には自動販売機を見かけることも非常に少なかったが、最近では地下鉄の駅構内は自動販売機だらけといった雰囲気に変身。
やはり中国は変化が速いです。。。

ということで、今回はそのあたりをレポート。

まず、ウチの事務所最寄りの地下鉄駅を参考までに。



ジュースはやはり定番ですね。そのほかにも・・・





雑誌やチョコレートだけっていう風変わりなものも。

そのほか、中国で流行しているのが割引ビジネス。



会員登録し、設置された機械に携帯電話をかざすと割引券が出てくるというものですね。
マックやケンタッキーなども含まれます。
コレ、北京などでも見かけますので、相当な勢いで普及している模様。


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それと、日本と比べて決定的に違うのは、銀行ATMの設置台数。





駅の至るところに色んな銀行のATMが設置されていますから。。。
中国の場合、他行のカードで現金を引き出しても、手数料は2元と割安。
もっとも、日本が高すぎるのでは・・・との批判も多いようですが。

ただ、こうした自動販売機、実際に売上げを上げているのか?というと、その点は大いに怪しい。
だって、筆者、中国の消費者が自動販売機で購入している姿を見たことがありませんから。。。

こう考えると、現時点では一種の広告宣伝のひとつなのかも知れませんね。


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もっとも、銀連カードを活用した電子マネー普及の取組みも急がれている模様。



チョコレートの自販機には、このような「かざす部分」が設置されていますし、これで購入すると割引が受けられるらしい。

屋外での自販機設置にはまだまだ時間を要するでしょうが、こうした駅構内などでの自販機設置は急速に拡大する傾向にありそうです。

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上海の街角で見かける公共工事って・・・

2012-02-08 | 中国社会学

ある日、上海の街角で道路工事が行われていた。



片側1車線の道路で、1車線を塞いでいるので、ふと詳しく見てみると・・・





掘りたいだけ掘りまくっています@@@
もっと詳しく見ると・・・



更にどんどん掘りまくっています@@@
側溝か何かを造りたいんでしょうが、何もここまで豪快に掘る必要もないような。。。
しかも、その先のほうでは・・・





作業員が延々と砕いた石を集めています。
うーん、さすが人件費の安い中国ならでは。。。(感心している場合ではない?)
それにしても、もっと効率的に施工すれば、ここまで広範囲に渡って通行止めにする必要はないと思うのですが。。。
しかも、日本のようにガードマンを立てる必要がないようで、安全面でも一抹の不安が・・・。
こういった分野でも、狭い国土で効率的かつ安全に施工する技術をもつ日本の経験が大いに生かせると思うのですが。。。


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ちなみに、その沿道にあったバイク修理店の店頭も・・・



工具をやりっ放しに散らかしています。
作業効率的にはいいんでしょうが、コレ、一応歩道なんですけど。。。

似たような工事風景をもうひとつ。
いつも通勤で使っている橋を渡ろうとしたところ・・・



これも片側通行となっています。
どういうことかと覗いてみると・・・



作業員が手分けして、橋の表面をキレイにする処理の真っ最中。
この橋、木製なので、削るとキレイになるんですね。


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時系列を追って見てみると・・・











なるほど、かなりキレイになっています!
だから木製だったのかぁ・・・などと、今さらながら感心したりして。。。
でも、日本だったら人件費の問題で、この工法は選択しないでしょうね。
いまは高価ながら廃木にプラスチックを混ぜた外装材などもありますので。
ただ、基本的に削れば何度でも甦るので、どっちがエコかと言われると、コッチのほうがエコのような。。。

最後に、キレイに色を塗って完成です!
こうやって見ると、いつも何気なく通っていた橋が意外なほど汚かったということが分かりました。

いやはや、日常生活においても、文字どおり、足元の変化に気遣いながら、時にメンテナンスを施しつつ、仕事に邁進したいもんです。

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【ブログ開設1周年】出張先の瀋陽から考える中国経済の行方

2012-02-07 | 中国経済

気がつくと・・・
ブログ開設から1年が経過していました。。。
時が経つのって、ホントに早いですね。
これからもご愛読の程よろしくお願いいたします!

さて、本題に戻って・・・
本日から国内出張。
今回はいつも以上に過酷で、1日目は朝7時50分の便で瀋陽へ行き、同日の夜8時30分の便で北京に移動、2日目は終日、北京で仕事して、3日目も朝8時の便で上海に戻って、そのまま出張者対応。。。
ちょっとゲンナリするような展開。
ワタシ、あまり乗り物に強いほうではなく、朝も弱いほうなので。。。
ちなみに、本日も5時半起きでした。。。

気を取り直して・・・
今回の瀋陽での案件は、下水処理施設のプロジェクト組成の検討。
ご承知のとおり、中国は猛烈なスピードで経済発展しているので、インフラ整備のスピードもハンパない。
昨今、日本国内でも「水ビジネス」が注目されているようだが、果たして実際のところはどうなのか・・・?

まず、瀋陽の空港の様子から。



とても古い空港ですね。
しかも、当たり前ながら非常に寒いです(当日の最低気温:マイナス20度)。

現状、古いということは・・・





そう、新しい施設の整備ですね。コレ、お決まりのパターン。
空港周辺では、とにかく工事、工事のオンパレードでした。
2、3年経ったら、ビックリするような空港が完成しているかも。。。


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空港から車で揺られること、1時間。
汚水処理施設に到着しました。



通路には雪が積もっています。
極寒のせいか、日本の平地部の雪と違って、きめ細かくてカチカチです。





汚水処理施設のほうは、小規模で一般的な技術といった印象。





でも、ひとつの新区の中だけで、いま区全体で12万トン/日の能力を数年中に3倍以上に高めるというから、そのスピードたるや日本とは桁が違う。
もっとも、こうした財政負担はかなりの重みとなるので、その整備に当たっては政府側の負担が極力軽くなるよう最大限の努力を怠らない。

うーん、こうして考えると、実によく出来たシステムかも・・・。

なんとか日本企業にも受注できるような仕組みをつくりたいと思うのだが、やはりコストの面でどうしても中国企業に歯が立たない。
性能の違いは、発注側も十分に理解しているのだが。。。


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ミーティング終了後、お決まりの夕食会の会場(市中心部)まで、車で揺られつつまたもや1時間。
その道すがら見た光景は、延々と続く広大な空き地。





こういった状況をみると、日本で言われている「中国バブルの崩壊」というのは、やはり的を得ていないように感じる。
無論、どこかで踊り場を迎える事態が来ることであろうことを筆者も否定するワケではないが、その規模たるや、日本の皆さんが想像しているほどには達しないだろう。
いや、そもそも中国を十分知らない方々には、中国のもっている国土、人口といったポテンシャルを理解することのほうが難しいのかも知れない。
これは、日本国内に正しい情報が不足しているので、やむを得ないことではあるが・・・。

初めて訪れた遼寧省の省都、瀋陽市。
筆者にとっては、訪問都市の中で最北端の都市となるが、ここでも中国経済の変貌をまざまざと見せつけられた気がする。
日本は消費税論議で揺れているが、本当にそんなことにばかり時間を費やしていていいのだろうか・・・?
国際経済という枠組みで考えると、日本に残された時間があまりにも短い。。。


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