<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

中国最大の建機見本市「bauma china 2012」レポート(前編)

2012-12-03 | 中国経済

約1週間ぶりのブログ更新。。。
日本出張のあと、ちょっとバタバタしておりましたので。
気を取り直して、マジメに更新するよう努めようか・・・と。

さて、今回は11月27~30日に開催されていた「bauma china」という建機専門の展示会の様子をレポート。

実は、この展示会を視察しようと思い立ったのには理由がある。
この展示会が中国最大で、世界的にも最大級の規模を誇るというのは勿論のこと、事前の報道で「コマツなど日本の大手企業が出展を見合わせた」と報じられたからだ。
まあ、現地に駐在する人間としては、実際のところどうなのか・・・と。

ただ、最終日しか時間がなく、それも午後からだったので、とにかく慌てて会場に向かうことに。
到着してみると・・・



んっ・・・、規模は確かに大きそうだが、何だか人が少ないような。。。
そして、入口付近にあるチケットセンターに行ってみたが、誰も並んでいない。
おかしいな・・・と思っていると、いつものようにダフ屋が寄ってきて、「1枚15元だけど、買うか?」と。
うーん、定価は1枚50元ですが、領収書は発行されませんからね。
どうしようか・・・と迷いましたが、時間もないので、今回は特別に急いで購入。
入口の様子は・・・





こんな感じ。
やっぱり欧米人の割合も結構高いようでしたね。


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と、ここで気づいたのですが、最終日の閉館時間は15時とのこと。
えーっと、あと15分しかないんですけど@@@
もう、とにかく見れるだけ見るしかないです。
猛烈に駆け足で会場内を見て回ることに。
(こうなると、結果オーライながら、ダフ屋で買って正解だったということに)

ちなみに、この展示会、巨大な展覧中心の全館を使用しています。



その規模、なんと30万平米。屋内17館全てと屋外全てで展示。
まあ、日本じゃ考えられませんね。
もっとも、展示する機器自体がハンパなく大きいですから、規模も大きくなってしまうという事情も。

ホントに時間がなかったので、入口近くの展示だけ紹介。





ここで言い訳するワケではないですが、中国の展示会、基本的に端のほうに行くほど展示物がショボくなっていくというのがセオリー。
なので、入口付近の展示を見れば、だいたいの様子が掴めるんです。
でも、やっぱり全体を見ておきたかったなぁ・・・などと思いつつ。

と、ここで日本企業の展示ブースを発見。



三笠というメーカーさんのようです。
合弁会社だから出展できたのかな・・・?
とにかく、コマツやコベルコといった大手企業の出展はやっぱりないようです。


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中国の建機市場、最近の不動産開発抑制や中国経済低迷の影響を受けて、一頃の過熱ぶりはなくなっているが、それでも世界的にみればやはり最も発展性のある市場。
それだけに、各社とも展示には気合が入っています。
とりわけ、国内大手企業の注力ぶりは特筆もの。
同市場で最も勢いのある国内企業と言えば・・・



三一ですね、英語名はSANY。
猛烈な営業で、コマツから首位の座を奪い取った企業です。
最近は、代金回収での苦戦や在庫の積み上がりなどが報じられていましたが、こうした場ではそんな様子は微塵も感じさせません。
何しろ1万平米もある展示館を丸ごと貸し切っていましたから。







この使用料だけで、軽くウン千万級の出費だと思いますが。。。

しかも、会場内の一角には、こんな展示物も。



三一ロボ・・・?
相当お金が掛かってると思うんですが、何の使い道もないような。。。

ちなみに、同社、屋外にも展示スペースを確保。
その様子も含め、後編に続く。。。

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