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初めて国産の鞄(かばん)をつくった山城屋和助

2023年10月03日 06時01分46秒 | 日本はじめて物語
江戸時代まで旅行などで使用される鞄(かばん)は無く、乱胴、革袋、風呂敷
などが使用されていました。
江戸時代のスーツケースという題で下記サイトに乱胴、革袋が絵入りで説明されています。

日本で初めて鞄を作った人物は明治時代に陸軍に品物を納めていた御用商人の
山城屋和助です。明治6年(1873)兵器購入のために出かけたヨーロッパから帰国の際、
フランスで購入した鞄を持ち帰りました。
政府に納める靴や帽子などを作っていた職人の森田直七にそれをもとに鞄を作らせ
売り出しました。これが国産鞄の始まりであります。
上の写真は田山花袋の著作「田舎教師」の挿絵に登場する鞄
田舎教師は明治42年(1909)に左久良書房より刊行されています。
 
上の写真は明治31年(1898)の旅行鞄。
鉄道の普及で旅行鞄の需要が増え、外国製の鞄をもとに様々なデザインの国産鞄が作られた。
出典:湯本豪一監修「日本人はじめて百科」①(2008)Page5

これらの写真をみると現在の鞄と大きくは相違していないことが判ります。

山城屋 和助についてWikipediaより概説を引用紹介します。
山城屋 和助(やましろや わすけ、天保7年(1836年) - 明治5年11月29日
(1872年12月29日))は、明治時代初期の陸軍省御用商人。
元・長州藩奇兵隊隊士。明治初期に起こった公金不正融資事件に関与し
割腹自殺したことで知られる。

関連サイト(豊岡の鞄他)



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