本日は神戸大学病院への通院の帰りに寄った大倉山公園にある「解放運動無名戦士の碑」を
写真紹介します。撮影日は2021年10月27日
上の2枚の写真は「解放運動無名戦士の碑」の遠景です。
上の写真は現地説明板。説明版の文は1990年4月、第60回兵庫県統一メーデーを記念して
兵庫県統一メーデー実行委員会により書かれたものです。
この碑は、兵庫県において労働運動を中心とする社会運動に参加し、その生を終えられた
人々を称えるために1965年(昭和40年)4月30日に神戸市立図書館の敷地内に建立されました。
披露されたのは1966年(昭和41年)5月1日の第36回メーデーで。
1979年4月には現在地に移された。
1961年1月8日、兵庫県総評、金属共闘など4団体で開催した兵庫県労働組合新年統一旗
びらきの際、戦前の労働運動・解放運動に尽力された方をお招きして懇談会を開催
したところ、参加者の中 から、兵庫県におけるこの闘いの犠牲者を顕彰し、その功績を
明らかにするため「無名戦士の碑」の建設の話が出され、当時、兵庫労働金庫理事長
であった故佐野芳雄さんを中心に発議され具体化しました。
1965年、兵庫県知事が坂本勝の時期に宮崎辰雄神戸市助役の計らいで、社会・民社・共産
の3政党と総評・同盟の二大労働組合組織が共同で建てられました。
毎年10月2日には、新たな物故者が合祀し追悼行事が行われています。
下記サイト(連合兵庫)に2015年10月2日に行われた追悼行事の様子が紹介されています。
第36回無名戦士の碑合祀祭|お知らせ・活動内容 |連合兵庫 (rengo-hyogo.jp)
また、5月1日にはメーデー参加者全員によって先人を偲び黙祷・献花されます。
兵庫県解放運動無名戦士の碑の設計者は「光安安義」氏
上の写真は「とこしえの平和を」と書かれた文。
筆跡は兵庫県出身の経済学者「大内兵衛」氏
上の写真は解放運動無名戦士の碑の設置場所を示しました。(赤字の場所)
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