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塩野義製薬が10月下旬に厚生労働省に抗インフル薬ペラミベルの承認申請

2009年11月22日 07時25分02秒 | Weblog
塩野義製薬が10月下旬に厚生労働省に抗インフル薬ペラミベルの承認申請
開発コード番号 S-021812
上記の記事が2009-11-5付けの朝日新聞に掲載されていました。

インフルエンザについて解説のサイトへのリンク

抗インフルエンザ薬と言えばスイスロシュ社のタミフル(Tamiflu)化学名:オセルタミビルリン酸塩
とグラクソ・スミスクライン社から販売のリレンザ化学名:5-acetamido-4-guanidino-6-(1,2,3-trihydroxypropyl)-5,6-dihydro-4H-pyran-2-carboxylic acid
がありますが塩野義製薬のペラミベルそ承認申請が承認されると国産初の製造供給と
なります。

ペラミベルは塩野義製薬がUSAのバイオクリスト社(BioCryst)から日本での開発権を取得し、
開発を進めていたもので15分程度の点滴で投与される。
飲み薬のタミフルと吸入薬のリレンザと較べ重症患者や高齢者にやさしいのが特徴
のようです。

ペラミベルの承認申請が一番早かったようですが第一三共や富山化学でも抗インフル薬の
開発を進めています。
その経過は下記のとおり。
(http://www.catalogmall.net/cat214/seizoumaker.phpより引用)
「第一三共は、抗インフルエンザウイルス薬「CS-8958」の第Ⅲ相臨床試験を行いました。
CS-8958は、リレンザと同じく専用の器具を使って薬を吸い込む吸入薬です。
また、ペラミビル同様1回の投与で治療が可能ということです。
富山化学工業は、抗インフルエンザウイルス薬「T-705」の臨床第Ⅱ相試験を開始しました。
動物実験段階では、ほかの抗インフルエンザウイルス薬より、高い治療効果を示しているようです。
各社とも年内の承認申請を目指しています。早ければ、2010年に発売になる予定です。」

インフルエンザの治療に関して篠原内科・外科・耳鼻咽喉科のHPがやさしく解説されています。

ペラミベルの承認がおりれば来年春には50万~100万人分製造準備をできるように
準備を進めていると塩野義製薬の手代木功社長は語っておられます。
塩野義製薬が記者発表した内容へのリンク

バイオクリスト・ファマシューティカルズ インクの特許から推察すると
物質はノイラミニダーゼ阻害剤として有用な置換シクロペンタン及びシクロペンテン化合物か?
副作用が少なく効果のある治療薬の開発を望むものである。

関連特許は下記のとおり。
項番 公開番号/登録番号    発明の名称
1. 特許公開2009-073859 置換シクロペンタン誘導体の調製方法及びその新規結晶構造
2. 特許公開2008-163035 ノイラミニダーゼ阻害剤として有用な置換シクロペンタン及びシクロペンテン化合物
3. 特許公表2008-508287 5’-メチルチオアデノシンホスホリラーゼ及び5’メチルチオアデノシン/S-アデノシルホモシステインヌクレオシダーゼの阻害剤
4. 特許公表2005-519983 ヌクレオシド、その調製、及び、RNAウイルスポリメラーゼの阻害剤としてのその使用
5. 特許公表2004-523481 セリンプロテアーゼ阻害剤としてのビアリール化合物
6. 特許公表2003-530306 置換シクロペンタン及びシクロペンテン化合物及びその中間体の調製
7. 特許公表2001-527058 ノイラミニダーゼ阻害剤として有用な置換シクロペンタン及びシクロペンテン化合物
8. 特許公表2001-521483 9-デアザグアニン誘導体の製造方法
9. 特許公表2000-505088 ノイラミニダーゼ阻害剤として有用なシクロペンタン置換化合物

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