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兵庫県立美術館に第2展示棟「Ando Gallery」がオープン

2019年06月04日 03時50分05秒 | 神戸情報

2019年5月23日(木)、兵庫県立美術館に第2展示棟「Ando Gallery」がオープン
しました。同年5月24日(金)に早速、観てきましたので写真紹介します。

兵庫県立美術館の建物は1997-2001年に建設された安藤建築の代表作の1つである。
阪神・淡路大震災からの文化復興の象徴として2002年に開館した。
第2展示棟は、同館展示棟とギャラリー棟の間。3階建てで、2階が常設展示、
3階が企画展示のスペースとなっています。

第2展示室の外側、海のデッキには、青春のシンボルという「青リンゴ」のオブジェも
置かれました。
青りんごについては下記のブログで書いています。
 青りんご in 兵庫県立美術館 海のデッキ on 2019-4-19
 
安藤ギャラリー Ando Galleryの基本情報

住所: 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1  TEL:078-262-0901
開館時間:10:00~18:00 (特別展開催中の金土は 〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:兵庫県立美術館に準ずる   料金:無料
建築面積:延べ860㎡ 建築設計費:5億1,900万円(安藤忠雄氏の寄付)


23日の開館に先立ち22日に記念式典と報道陣向けの内覧会が行われました。
NHKテレビが報道した内容の一部を紹介します。(下の写真)


上の写真は式典で挨拶される安藤忠雄さん。


上の写真は兵庫県立美術館の模型


上の写真は兵庫県立美術館正面玄関の平面図


上の写真は第2展示室(安藤ギャラリー)の外観




上の2枚の写真は展示室内部の展示の様子を紹介

NHK以外の報道にリンクしておきます。

 朝日新聞デジタル(安藤建築の原点がここに 神戸でギャラリー開館へ)
  2019年5月23日07時30分


 神戸新聞(「安藤建築」の歴史紹介 兵庫県立美術館に展示棟、23日開館)
  2019年05月22日


 Kiss Press(建築家・安藤忠雄の作品模型などを展示 兵庫県立美術館
       第2展示棟「Ando Gallery」オープン)


Kobe JournalのHOMEから下記のように進んでください。
HOME>カルチャー>兵庫県立美術館に建築家「安藤忠雄」氏の展示棟が新しくできたみたい。入場無料。どでかい青りんごがインパクト大


常設展示は Ⅰ 兵庫/復興
      Ⅱ 原点/仕事
      Ⅲ 最新プロジェクト

上記分類に沿ってリスアップ表が作成されています。

Ⅰ 兵庫/復興
 1~3震災復興プロジェクト
 1.複合リゾート施設「淡路夢舞台」(1993-1999年 淡路市)
 2.兵庫県立美術館+神戸市水際広場(1997-2001年 神戸市)
 3.六甲の集合住宅 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ (1979-2009年 神戸市)

 4.真言宗本福寺水御堂      (1989-1991年 淡路市)
 5.小篠邸/KHギャラリー     (1979-2006年 芦屋市)
 6.ロックフィールド 神戸ファクトリー (2003-2005年 神戸市)
 7.ロックフィールド 静岡ファクトリー (1987-2008年 磐田市)
 8.4×4の家           (2001-2003年 神戸市)
 9.兵庫県立美術館 Ando Gallery(2016-2018年 神戸市)

Ⅱ 原点/仕事
10.大淀のアトリエ        (1980-1991年 大阪市)
11.住吉の長屋          (1976年    大阪市)
12.光の教会/日曜学校       (1989年    茨木市)
13.水の教会           (1988年    勇払郡)

Ⅲ 最新プロジェクト
 14~20 直島プロジェクト
14.ベネッセハウスミュージアム  (1992年    直島町)
15.ベネッセハウスオーバル    (1995年    直島町)
16.南寺 直島家プロジェクト   (1999年    直島町)
17.地中美術館          (2004年    直島町)
18.ベネッセハウス パーク/ビーチ   (2006年    直島町)
19.李禹煥美術館         (2010年    直島町)
20.Ando Museum         (2013年    直島町)

21.こども本の森 中之島     (2017-    大阪市)
22.中之島プロジェクト      (1998-    大阪市)
   (アーバンエッグ+地層空間)
23.IPU環太平洋大学一連のプロジェクト(2006-   岡山市)

24~27 フランソワ・ピノー×安藤忠雄
24.ピノー現代美術館(計画案)  (2001年     パリ)
25.パラッツォ・グラッシ・テアトリーノ (2005-2013 ヴェニス)
26.プンタ・デラ・ドガーナ    (2006-2009 ヴェニス)
27.ブルス・ドゥ・コメルス    (2016-     パリ)


常設展示では兵庫県内の主な作品及び阪神淡路大震災の関連の展示。さらに
「住吉の長屋」(大阪市住吉区)に代表される初期作品などを紹介している。
企画展示では香川県の直島で取り組んだ一連の文化プロジェクト、大阪の中の島に
建設され2020年に開館予定の「こどもの森 中之島」図書館など最新のプロジェクト
イタリア・ベネチアで歴史的建造物を美術館に再生させた事例やパリの景観に
マッチした建物の写真や模型が展示されています。


Wikipediaの情報を利用して安藤忠雄さんのプロフィールを纏めてみました。
安藤忠雄さんは1941年大阪市の北山家の長男として生まれ母方の安藤家の嗣養子となり
安藤姓となる(祖父母の安藤彦一・キクエの養子)。大阪市旭区で育つ。
中学生の頃、自宅の建て替えを担当した大工や、中学時代の数学教師からの影響で、
建築に興味を持つ。家庭の経済的な理由で大阪府立城東工業高等学校に進み大学へは
進学できず建築を独学で身につけた。若い頃の一時期、神戸に住んで建築家の
故水谷頴介(えいすけ)氏の事務所で働いていたこともある。コンクリート打ち放しの
シンプルで個性的な造形が特徴で環境と一体化し、その場所性を際立たせるような
建築を目指してきたという。
独学で一級建築士の免許をとった時のエピソードとして「毎日15時間以上独学し、
建築科の学生が通常4年かけて学ぶ内容を1年で習得して建築士試験に1発で合格した」
木工家具の製作で得た資金を手に、24歳の時から4年間アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、
アジアへ放浪の旅に出る。
1977年のローズガーデン(神戸市生田区)等初期の作品のいくつかは、弟の孝雄の
所属していた、セツ・モードセミナー出身の浜野安宏が代表を務める浜野商品研究所
(1992年、浜野総合研究所と改名)と共に実現した。
1970年代には個人住宅などの小規模建築、1980年代には商業施設、寺院・教会などの
中小規模の建築の設計が多かった。1990年代以降は、公共建築、美術館建築、海外の
仕事も増えている。
社会活動も積極的に活動しておられます。
 ・大阪市桜之宮公園から中之島公園を結ぶルートに桜を植樹する運動(平成の通り抜け)
 ・東京オリンピックデザイナー総監督
 ・東京湾の埋立地に植樹する「海の森」プロジェクト
 ・東日本大震災遺児育英資金「桃・柿育英会」
 ・図書館「こども本の森 中之島」 神戸にも建設が検討されている


本題に戻り展示で気になったものを写真紹介していきます。






上の3枚の写真はプンタ・デラ・ドガーナの模型と現地の周辺写真パネルです。

関連サイトにリンクしておきます。Punta della Dogana 博物館
 https://www.palazzograssi.it/en/about/sites/punta-della-dogana/

 http://www.venicemuseumguide.com/punta-della-dogana/





上の写真は図書館「こども本の森 中之島」周辺の模型及びパネル展示






上の3枚の写真はAndo Gallery








上の4枚の写真は神戸市垂水区国道2号線沿いの「4×4の家」の展示

神戸市北野地区での安藤建築:
  神戸市中央区北野周辺の安藤忠雄建築 on 2016-3-11
 
淡路島 真言宗本福寺水御堂
 https://blog.goo.ne.jp/chiku39/e/b86e68f0640bacceb6f095ab8fca8b4e
  三洋電機の創始者「井植歳男氏」の菩提寺が本福寺でその関係で
  このブログに掲載しています。

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