CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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べっぴんさん 第1週 10月3日(月)より始まる

2016年09月30日 06時09分41秒 | Weblog
10月3日より、NHKテレビ朝ドラは「べっぴんさん」が始まります。
アパレルメーカの「ファミリア」の創業者の坂野惇子(ばんの あつこ)が
主人公のモデルです。昭和23年(1948)12月4日 女学校時代のクラスメート
田村枝津子、その義姉田村光子、近所の友人村井ミヨ子を誘い、主婦4人で
神戸でささやかなベビーショップ「モトヤ」を開店したことに始まります。
昭和15年(1940)5月 に結婚した 坂野通夫(前ファミリア会長)や一人娘の
光子(てるこ)と夫の岡崎晴彦。さらに坂野惇子の父親佐々木八十八と母親の
佐々木(旧姓雲川)倆子などが登場すると思います。
またレナウンの尾上清も登場すると思います。


どのようなドラマになるのか楽しみです。

「べっぴん」という言葉は江戸時代に「別品」と書かれ「特別に良い品物」
を表す言葉でした。


ファミリア創業者 坂野惇子(ばんのあつこ)の略歴(ファミリア設立まで)
を下に記しておきます。

大正7年(1918)4月 佐々木八十八(貴族院議員でレナウンの創業者)と
         雲川倆子の三女として神戸市魚崎に生まれる。

大正14年(1926)4月 魚崎小学校に入学
昭和6年(1931)甲南高等女学校(現在の甲南女子)入学
        田村枝津子とクラスメート
        甲南女学校卒業後東京女学館高等科及び伊藤茂平研究所を卒業
昭和15年(1940)5月 坂野通夫(前ファミリア会長)と結婚
昭和17年(1942)長女 坂野光子を出産 
        外国人専門のベビーナース大ケ瀬久子から3か月間育児法を学ぶ
昭和20年(1945)神戸大空酒を受け姉の嫁ぎ先(岡山県)に疎開
昭和21年(1946)5月 出兵していた夫・坂野通夫が帰還し
坂野通夫の兄の借家(尼崎市塚口)に暮らし始める 
           家で子供の面倒を見ながら近所の子供の洋服を作り始める
         父佐々木八十八の軽井沢別荘の外国製毛糸を引き取る
昭和22年(1947) 自宅内で週一回の手芸教室(お稽古ごと)を開始
昭和23年(1948)12月4日 女学校時代のクラスメート田村枝津子、その義姉
          田村光子、近所の友人村井ミヨ子を誘い、
主婦4人で神戸でささやかなベビーショップ「モトヤ」を開店
昭和25年(1950)4月12日 株式会社ファミリアを創業




上の写真には上記4人のファミリア創業者の写真が写っています
左から坂野惇子、田村光子、田村枝津子、村井ミヨ子


上の写真は坂野通夫(前ファミリア会長)と4人のファミリア創業者

筆者は最近NHK出版の本(下の写真)を購入しました。



その中に第1週のストリーが記載されていましたので出演者の名前も添えて
引用紹介します。

終戦間もない昭和20年9月に坂東すみれ(芳根京子)が赤ちゃんをおんぶして空襲を受けた自宅後地で、呆然と立ち尽くしている。小澤良子(百田夏菜子)や村田君枝(土村芳)もすみれと同様に夫々の赤ん坊を背負い変わり果てた神戸の街を茫然と眺めている。
小野明美(谷村美月)もまた、一人じっとたたずんでいる。その4人とも決意を胸に抱いていた。

その20年後、総合子供用品店「キアリス」の20周年パーティーが開かれた。

社員が見上げる壇上には、坂東すみれ、小澤良子、村田君枝、小野明美が並んでいる。そこに来賓としてきていた野上潔(高良健吾)がマイクの前にたった。
野上潔は「人生は自ら生きるべきところはどこか」を探していく旅だと語りかける。
そのためには自分を知らなければならない。自分の大切なもの、譲れないものはどこにあるのか。彼女ら4人はただただ赤ちゃんとお母さんのことを思い、針を縫い続けてきた。そのことが、多くの家族を幸せに導いた。

潔がすみれたちをたたえると、会場では拍手に包まれた。その話を聞いている坂東すみれの手には、古めかしい布が握られている。母の坂東はな(菅野美穂)が縫ってくれた四葉のクローバーの刺繍を施したハンカチだ。

母が亡くなってからも、すみれがずっと大切にしているハンカチだ。すみれは、母・はなの言葉を思い出している。四つの葉には、「希望」、「信頼」、「愛情」、「勇気」という意味がありそれがそろったときに幸せになれるという言葉を・・・・
昭和9年、神戸の高台にハイカラな洋館が建っている。それは、坂東五十八(生瀬勝久)が新しく立てたものだ。だが、その五十八の妻でありすみれの母のはなは病気で入院してまだこの邸宅の様子を知らない。

すみれの父・五十八は大阪で繊維会社を経営している。名前は「坂東営業部」。五十八の娘二人、すみれと坂東ゆり(蓮佛美沙子)は対照的な性格だと感じている。

12歳の長女・ゆりは、明るくきっぱりとものを言い切る爽快さがある。次女・すみれは、ほんわかしてぼーっとしていて、どこか天然のところがあり捕らえどころがない。

すみれは、その頃に四葉のクロバーのハンカチのお返しに入院している母になにか手芸で物をあげれないか考えてるいる。すみれは、そのために手芸を初めて没頭し始めた。
一度夢中になると並外れた集中力を発揮する性格なのだ。

翌日、坂東家の面々(五十八、ゆり、すみれ、坂東家の執事の井口忠一郎(曽我廼家文童)、
女中頭の佐藤喜代(宮田圭子)ではなの見舞いに行った。見舞いにいくと、ゆりは生花をもっていって、はなは嬉しそうに匂いを嗅いでんいた。
その後に、すみれが手芸で刺しゅうしたものを見せると、五十八や井口忠一郎がなんだこれ?という反応を示した。すると、恥ずかしくなったゆりは手芸した布を奪い走って病室から逃げろように飛び出した。
その晩、すみれは刺しゅうをふたたびやり直しにとりかかった。

そんな中、五十八の建築中の家がたち新築披露パーティーが開かれた。招待客の中には、貴族院議員の田中五郎(堀内正美)とその息子の紀夫(永山絢斗)の姿もあった。
また、坂東営業部の取締役を務める野上正蔵(名倉潤)とその息子・潔(高良健吾)も顔を出した。
すみれは、そのパーティーをすぐに放り出し急いで、再度の刺しゅうにとりかかった。
その刺しゅうを縫っているところに野上潔がやってきて、その刺しゅうの柄を言い当てた。そして、その刺しゅうに励むすみれを応援した。すみれは、そのこともうれしくなおのこと頑張って手芸に励んだ。

それからしばらくして、野上潔が近所の子供たちを連れて坂東家にやって来た。皆、そのハイカラな家に目を輝かせていた。潔から坂東家を見たいとあらかじめ伝えており、五十八も喜んで家を案内した。以下略


1週では神戸市垂水区のジェームス邸や塩屋の高台からの眺望もロケで
使用されているようなのでその場面もコメントを添えて記します。


上の写真は坂東五十八(生瀬勝久)が新築したジェームス邸にすみれとゆりの
母親坂東はな(菅野美穂)を出迎える場面。

実際には魚崎に坂野家は別荘を建てています。


上の写真は戦争で焼けた家の前で茫然とするすみれの場面。
セットはジェームス邸の建物のある部分を模して作成されたようです。


上の写真は塩屋の高台で撮影されたシーン。

べっぴんさん関連で過去に書いた記事

平成28年度後期 連続テレビ小説「べっぴんさん」出演者発表 on 2016-5-16

書籍 「上品な上質」ファミリアの考えるものづくり

ファミリアホール 見学会 on 2016-7-1

ファミリアの軌跡展 in KIITO on 2016-9-9





コメント (2)
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