ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

しつけより暖かさ

2018年11月06日 | こころの子育て
2018/11/07
明日午前10時からは、朝日カルチャーセンターで、アンガーマネジメントと感情処理法

夜7時からは、福岡市立警固中学校で講演です。

さて、人はできるだけ早い時期に、誰かから無条件に、全面的に受容されることが必要です。

幼少期に十分に受容された子どもは、安心して思うままに行動し、自信を持って生きていけます。

乳幼児期は基礎工事のようなもの。
乳幼児期は、人格の基礎を決定する時期。

その人格はあと(思春期や成人してから)になってやり直すのが困難。
自分という、「建築物」の価値を決定的に決める

児童精神科医の佐々木正美先生も乳幼児期の子育ての大切さを訴えます。


「育児する上で最も大事なことは、子どもに生きていくうえでの自信を持たせてあげること」

だと。


乳児期の子どもにとって大切な事は、人を信頼できること。

そのためには、自分の望みを、親や周りの人から十分に満たしてもらえたという実感が必要。

ここで言う満たしてもらいたい望みとは、

・抱っこして欲しいと泣いたら、抱っこする。

・怖がっている時に守ってもらう。

・安らぎ。

・お母さんが居てくれるという安心感。

親はライフサイクルのどこかの時期で、いちどは思い切り子どもに手をかけなくてはならない。

小さい時に手をかければかけるほど、早くから順調に育っていく。

昔の育児はだれもあせらなかった。
子どもの言うことをだれもがゆっくり聞いてあげた。

子どもの期待、希望、要求が何の応答もなしに無視されるなんてことはなかった。

しつけは、子どもにゆだねる。
親は辛抱強く、何度でも穏やかに言い聞かせる。
言い聞かせ、“あなたがそうできるようになるまで、楽しみにゆっくり待つよ”という姿勢を見せるのが大事。

早急に成果を求めるようなやり方(怒鳴って言うことを聞かせるなど)でやってはいけない。

「子どもへのまなざし」佐々木正美著より引用


人は、誰かから無条件に、全面的に受容されることが大切です。

十分に受容された子どもは、安心して思うままに行動し、自信を持って生きていけます。


子どもは、失敗した時、既に悲しいし、落ち込んでるから、
そんな時には怒らないで、慰めて、穏やかに言い聞かせましょう。

子どもを信じて、子どもの成長をゆっくり待ってあげましょう。


しつけより暖かさ。
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子育てで大切なのは、親の意識ではなく無意識だ

2018年11月06日 | こころの子育て
オーストリアのベラン・ウルフという精神科医は、こう言ったそうです。

「人は相手の無意識に反応する」

そうか…

子どもの頃の思い出で嬉しかったことを両親に話しましたが、
2人とも覚えていなかったのは、無意識だったからなんだなあ。


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泣いても来てくれない、物理的に居ないという不安は一生続きます

2018年11月04日 | こころの子育て
小学校中学年のお子さんが一人で留守番していると聞きました。

私の小さい頃には、放課後に両親共働きの家庭のための留守家庭がありませんでした。

小さな子どもにとって、一人で留守番するのは心細く、寂しく、怖いものです。

留守家庭や祖父母…何らかの形で安全な人に預けて、小学生くらいまでは、子どもを一人にしないようにしましょう。

愛着形成には、泣いても来てくれない、物理的に居ないというのが良くないです。

愛着アタッチメントとは、個体がある危機的状況に接し、あるいは、そうした危機を予知し、恐れや不安の情動が強く喚起された時に、特定の他個体への近接を通して主観的な安全の感覚を回復、維持しようとする傾性(数井・遠藤2005)

アタッチメント安定に必要な親の態度 は3つ。

①近接可能性(accessibility)
物理的に居ない、泣いても泣いても来てくれないというのは、良くないです。
連絡がとれ、話がらできる準備があること。

②応答性(responsiveness)
共感的に反応してくれること。

③利用可能性(availability)
アタッチメント対象が慰めてくれる、味方であるという信頼感


子どもは、親に安全な避難場所として
守って欲しい
慰めて欲しい
大好きって受け止めて欲しい
気持ちを落ち着かせて欲しい

子どもは、親に安全基地として
色んなことをするから
見守って欲しい
手伝って欲しい
一緒に遊んで欲しい
すごいって見てて欲しい

つまり、親は、子どもの避難場所であり、送り出してくれる存在であることが大切です。

安心、安全でなければ、不安を抱え、これは一生影響があると言われています。

いつだって:
子どもより大きく、子どもより強く、子どもよりかしこく、そして優しい存在でいよう。

できるのときは:
子どもの要求に応えよう。

必要なときは:
毅然と対応しよう。

ダビッド オッペンハイム著
「アタッチメントを応用した養育者と子どもの臨床」
ミネルヴァ書房
より一部引用
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講演です

2018年11月03日 | 講演です
近々の講演です。

◯11月2日金曜 午前10時15分から12時まで
福岡市立香住ヶ丘小学校


◯11月2日金曜 午後7時から9時まで
大牟田市立三池公民館

◯11月7日水曜 午前10時から12時30分
朝日カルチャーセンター福岡教室
アンガーマネジメントプラス感情処理法

◯11月7日水曜 午後7時から9時まで
福岡市立警固中学校

◯11月9日金曜 午後2時30分から4時
久留米市立宮ノ陣中学校

◯11月11日日曜 午前10時から12時
長崎県対馬市交流センター 3階 第3会議室

​NPO法人 カウンセリングジャパン主催
 「お母さん・お父さん学校プロジェクト」   
「ひまわり先生心の子育て実践・・お話し会」
~子どもたち生まれてきてくれてありがとう~​

*12:00~13:00  個別相談会(無料)を実施します。

入場料​:1人:¥1,000  (夫婦・親子割引:ペア¥1,500)

*小学生以下無料

*託児を先着10名まで行います。託児を希望される方は、事前にお申し込みください。



◯11月14日水曜 午後1時30分から3時
福岡市立百道小学校

◯11月23日金曜 午後1時から2時30分
長崎市長崎ファミリープログラム


朝日カルチャーセンターの講座は、受付は、朝日カルチャーセンター福岡教室まで。

対馬市交流センターでの子育てお話会は、添付のチラシの申し込み先まで。

PTAの講演に関しては、主催の学校にお問い合わせください。
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