ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

みんな違ってみんないい

2019年12月08日 | 発達障がい
写真は、日田市三隈川の朝の景色。





広瀬淡窓の言葉

「鋭きも鈍きも共に捨てがたし

錐(きり)と槌(つち)とに使い分けなば」

広瀬淡窓は、身分・学歴・年齢を問わず
塾に受け入れたそうです。

江戸時代の厳しい身分制度にあって
女性を入塾させるとは、進取的で平等な考え方。

これが200年前と聴いて驚きました。

アメリカでカウンセリングの源流となった「職業指導運動」は、100年ちょっと…。



この職業指導運動の背景ですが、

1900年台始め、アメリカで急速な工業化が進みました。

職を求めて若い人が多く都会に集まり工場労働者が増えていきました。


若者たちにはその人の向き不向きに関わらず、仕事に就きました。


その結果、工場労働者になったにもかかわらず、
退職になるケースが続発したのです。

孤独と生活苦から悪に染まる若者たちが続発しました。

この状況から若者たちをなんとか救おうとする社会運動が起きました。


これが職業指導運動です。

その支援者の一人がパーソンズ(Parsons,F.)です。


パーソンズは、1908年にボストンの市民厚生館に職業局を設け、職業カウンセリングを始めました。

これがカウンセリングの始まりと言われています。

そこで働く相談員を「カウンセラー」と呼んだのです。

代表的な著書として職業選択のカウンセラーの働きを説明した「職業の選択」があります。



アメリカで心理カウンセリングのお勉強をされた80代の現役の心理カウンセラーの先生からお伺いしました。

パーソンズは、

「丸い釘を丸い穴に」

という言葉を提唱したそうです。

広瀬淡窓の言葉を聴いた時、

「みんな違ってみんないい」という金子みすずの言葉と、

パーソンズの言葉と似ているなと思いました。



発達障害も少数派。

人には、必ず良さがあります。

その特性を活かして、社会の役に立てるよう支援していきたいです。

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