ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

虐待は、なぜ増えているのか?

2018年06月20日 | カウンセリング
あんな可愛らしい女の子の命が奪われるなんて…。

多くの大人が気づいていたのに、守れませんでした。

あの5歳の女の子は、心の中とは裏腹に精一杯の笑顔でした。

一人 朝早く起きて字を書く練習をしていたそうです。

虐待を受けた子どもは、いい子にしなかった私が悪いと思ってしまうものです。

「あなたが悪いんじゃない」
天国に向かって言っても、もう遅い…。

あの女の子は、親を喜ばせることで愛されようとしていたのではないでしょうか?

子どもは、お父さんもお母さんも、仲良く、幸せであって欲しいと願っています。

親に余裕がないから、親への「心の支援」メンタルサポートが必要です。

全国の児童相談所(児相)が平成28年度に対応した児童虐待の件数(速報値)は、前年度比18・7%(1万9292件)増の12万2578件で、過去最多を更新しました。

調査を開始した2年度から26年連続で増加。

厚生労働省は、
「心理的虐待が増え、警察からの通告が増加している。報道によって学校など関係機関の意識も高まっている」と分析しています。


調査は全国210カ所の児相に寄せられた通報や相談のうち、児相が虐待の疑いが強いと判断し、親への指導や施設入所などの対応を行ったケースを集計。

虐待の内容別では、子供の前で配偶者や親族らに暴力をふるう「面前DV」や他の兄弟と差別的扱いをするなどの「心理的虐待」が6万3187件で最多。前年度より1万4487件増えて、全体の51・5%を占めています。

次いで「身体的虐待」が3万1927件(前年度比3306件増)、育児放棄である「ネグレクト」が2万5842件(同1398件増)、「性的虐待」が1622件(同101件増)でした。

都道府県別の児童虐待の対応件数は、大阪が1万7743件で最多。
東京1万2494件、神奈川1万2194件と続く。
最も少なかったのは鳥取で84件、島根214件、佐賀275件の順。

虐待相談の経路では、警察からの通告が、全体の45%を占める5万4813件で最も多く
虐待児童本人からは1109件で全体のわずか1%。

厚労省は27年7月から通報や相談を24時間体制で受け付ける全国共通ダイヤル((電)189)を設けているが、子供も多く利用する会員制交流サイト(SNS)からの受理も検討している。

どうしてら虐待が100倍にも増えてしまったのでしょうか?

件数の増加の背景には、通報が増えているのもあるでしょうが、
私は、子どもに関わる大人の数が減り、支援が少なくなり、親の余裕がなくなってきているとも言えますし、

そうした親が追い詰められた状況で、親の愛着の問題が露呈しやすくなっていると思います。

同じ親の子どもでも、ネグレクトする子どもと、そうでない子どもがいたりします。

これは、親の自己愛の肥大化から来ることもあると思います。

まずは、カウンセリングで感情処理、心理教育
心の支援
沢山やるべきことがあります。
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