ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

無縁社会か有縁社会

2017年02月24日 | こころ
今日は、長崎。快晴です。

福岡市内は、小粒の雨で寒空。
途中の佐賀のスキー場のある山は、真っ白だった。

有明海に近づくに連れ、暖かい陽射し。
ヒカンザクラも咲いている。

この集落を見ていて思い出したことがある。

私は、小さい頃、長崎市内で生まれ育ち、近所のおばちゃんたちにも良く、可愛がってもらった。

田舎には、暖かい絆があって、私には安全基地、安心感を感じることが出来た。

昔は、農業などでお互いが協調する関係を「結」と呼んだと聞く。

都会に住むと、人間関係が希薄で、今の子どもたちは、地域の人に見守られている安心感は、感じていない。

無縁社会か、有縁社会。

こんな事件を思い出す。

2013年に山口県周南市で起きた連続放火殺人事件。

加害者の男性は、妄想性パーソナリティ障害と言われている。
近所のお年寄りを何人も殺して放火した後、
火が燃え盛る中もなお、避難してたお年寄りを次々と殺し、近所のお年寄り合わせて5人が犠牲となった恐ろしい事件。

加害者は、被害妄想があり、村八分にあったと主張している。

山口県出身の作家、城繁幸さんは、以下の様に語ったそうです。

「濃密な人間関係の中にいやでも引きずり出されたものと思われる。
ひょっとすると、そういう関係で何らかのトラブルがあったのかもしれない」

「無縁社会のリスクが孤独死だとすれば、
“有縁社会”のリスクは、こうした人間関係のトラブルと言える」

コメント
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