「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

高野山青葉祭り

2010-06-16 20:40:53 | 肥後観音寺
15日は真言宗の開祖空海の誕生日で、高野山では青葉祭りが開催されます。
往復フェリーで2泊3日のツアーがあったので、主人と参加することにしました。

今回のツアーは、鹿児島と熊本の組と福岡組があるそうで、私たちが乗るバスは鹿児島の鴨池港を9時に出発し、
途中、鹿児島中央駅、熊本駅、熊本市民会館前と通ってきています。
午後2時に近くを通るのでそこから乗車させてもらいました。
新門司港に着いたのが16時過ぎですから、鹿児島の方は7時間以上もバスに乗ってこられたんですよね。

フェリーではちょっと割高ですが、2等B室にしてもらいました。
2段ベッドが二つあり定員4名ですが、二人だけで使うことができてよかったです。
案内書には、備品として浴衣、スリッパとしか書いてなかったのですが、
テレビもあるし、ベッドとは別にソファーとテーブルがあり、洗面台もついていました。

いつも信者さんたちと巡礼に行くときには、2等客室で楽しくおしゃべりしながら過ごすのですが、
床の上に毛布を敷くだけなので、振動が体にもろに伝わってくるのが難点です。
その点、ちゃんと敷布団の上で寝られるというのはいいですね。

翌朝、5時40分、大阪の泉大津港から大阪のバスに乗り込み、一路、高野山を目指します。
途中、紀ノ川のほとりの道の駅でトイレ休憩でしたが、まだ朝早いのでお店は開いていませんでした。
そこからは、一気に山道になり、くねくねと上っていきます。
高野山に近づくころには、周りの山々の山頂が同じ目線でみることができます。

8時過ぎ、ようやく高野町に着くと、いきなりりっぱな町が出現します。
ほとんどの方は奥の院に行かれましたが、私たちは手前で降りて、降誕会がある大師教会へ向かいました。
昔、主人はここに泊り込んで修行していたそうで、懐かしがっていましたが、
以前よりずいぶんきれいになってたみたいです。

会場では数十名のお坊さんたちの読経があり、圧倒されるような荘厳な感じです。
その他、献花や献茶なども行われていました。

読経は延々と続きそうなので途中で、信者さんの孫で、お寺に住み込んで高野山高校へ通い、
卒業後もお寺に残って手伝いをしている子に会いに行きました。
高校に入ってすぐ、勉強と慣れない寺の仕事が辛くて、帰りたいと言って心配しましたが、
今ではみちがえるように立派になっています。

12時からパレードが始まるというので、一緒に見物することにしました。
高野山小学校の鼓笛隊に続き、高野山高校の男子は手作りのねぶたを先頭に、踊りながらの行進です。
その他、稚児行列があったり、各種団体の趣向を凝らした踊りや御詠歌が披露されました。
1時間以上続いたんですが、途中で雨が降り出し、みんな濡れながら踊っていました。
特に最後の幼稚園の子どもたちや車椅子の障害者の人たちはレインコートを着てはいましたが、
ずぶぬれになってのパレードとなってしまいました。

そこで餅撒きがあるということでしたが、雨もひどくなってきたので、私たちは会場を離れて
数箇所、お堂を見て回り、早々にバスに乗り込みました。

雨で時間がずれ込んだ上に、ゲストのキダタローさんの話が長かったらしく
2時からの餅撒きはなかなか始まらず、バスは2時20分集合、30分出発になっていたので、
ほとんどの方は諦めて20分前に帰ってこられていました。
それでも一組だけ戻られず、添乗員さんが探しに行かれて、30分ちょうどに帰って来られました。
餅撒きまで、粘られたようです。

山を降り、フェリー乗り場へ向かう高速道路から、先日、講習会で行った
岸和田の「浪切ホール」が見えていました。

途中、車酔いで具合が悪くなった方がいて、トイレ休憩が長くなり、時間が気になっていたのですが、
フェリー出港の15分前に泉大津港に無事に到着してほっとしました。

乗るのは、朝乗ってきた同じフェリーで、しかも同じ部屋です。
勝手がわかっているので、気楽に過ごせました。
9時過ぎにはベッドに入り、朝5時までぐっすりです。

朝6時に船を降り、今度は福岡のバスで帰途につきました。
座席は日替わりで、行くときは、最後に乗り込むので一番前の席でしたが、
二日目は、申し込み順(前から3番目でした)。
帰りは、行きと逆だそうで、最後尾の座席です。
降りるときに、通路を通りながら、みなさんから声をかけていただけるので、
これは良い方法だな、と感心しました。

私たちは9時には家に帰りつきましたが、鹿児島の鴨池港到着予定は午後1時になっています。
遠いのに、お疲れ様でした。
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