今日は学生時代の同窓会でした。
幹事をしているので、少し早めにバスで会場へ向かいました。
途中の停留所で、若い男性が「待ってくださ~い」と言いながら、駆け込んできました。
一番前の席に座るとすぐ、なにかチケットのようなものを運転手に見せながら
大きな声で、「ここに行けますか?」「どこで降りたらいいですか?」と尋ねていました。
明らかに知的障害の男性です。
私は中央付近に座っていて、運転手さんは陰になって見えないし、答えているのかどうかも確認できません。
そのままバスが動き出しました。
そのあと、男性は何度か「どこで降りたらいいですか?」と聞いていましたが、そのあと、チケットをバッグに仕舞いました。
運転手さんが答えたのかどうか、気になりながら、男性の様子をみていると、なんだかそわそわと落ち着きません。
不安そうに運転手さんをみつめたり、横の方の乗客をみたりしています。
そのうち、自分の胸をドンとたたくしぐさを始めました。
パニック状態になっているようです。
ちょうど後ろの方を見てくれて、目が合いましたので、大丈夫?と口パクしたら、私の方にチケットを見せようとします。
慌てて男性のところに行き、そのチケットを見ると、チャリティーイベントが泰勝寺であるようです。
泰勝寺は、細川ガラシャのお墓がある細川家の菩提寺で、細川元首相の奥様がスペシャルオリンピックスの代表をされていて、
よくイベントが行なわれているのは知っていますが、行ったことはありません。
運転手さんに、どうやったら行けるのですか?どこで乗り換えたらいいんですか?と尋ねたけど、
「さっき尋ねられたけど、どこに行くかわからんだった」とか、「このバスは通らない」としか言われません。
それを聞いた男性は、「僕はどこで降りたらいいですか?」と、ますますパニックになって、
ドンドンと自分の胸をたたきます。
他の乗客で知っている方がいないか聞いたら、途中の停留所で降りていけるけど、かなり歩かないと行けないと言われました。
男性は、「僕は行けますか?」「僕は行けないの?」と、とうとう泣き出してしまいました。
とにかく、男性を落ち着かせないといけないと、「大丈夫、ちゃんと連れていくから・・」というと、
何度も何度も「大丈夫?」と言うので、私もそのたびに「大丈夫よ!」となだめました。
こうなったら、いっしょに降りてタクシーで連れていくしかない、と思い、次の停留所で降りようとしていたら、
場所を教えてくださったご夫婦が「近くの運動会にいくところだから、私たちが連れていきますよ」と言って、
いっしょに降りて下さることになりました。
男性もやっと安心したようで、他の乗客にも「みなさん、どうもすみませんでした」と頭を下げてから降りていきました。
親切な方がいらっしゃって、本当によかったです。
幹事をしているので、少し早めにバスで会場へ向かいました。
途中の停留所で、若い男性が「待ってくださ~い」と言いながら、駆け込んできました。
一番前の席に座るとすぐ、なにかチケットのようなものを運転手に見せながら
大きな声で、「ここに行けますか?」「どこで降りたらいいですか?」と尋ねていました。
明らかに知的障害の男性です。
私は中央付近に座っていて、運転手さんは陰になって見えないし、答えているのかどうかも確認できません。
そのままバスが動き出しました。
そのあと、男性は何度か「どこで降りたらいいですか?」と聞いていましたが、そのあと、チケットをバッグに仕舞いました。
運転手さんが答えたのかどうか、気になりながら、男性の様子をみていると、なんだかそわそわと落ち着きません。
不安そうに運転手さんをみつめたり、横の方の乗客をみたりしています。
そのうち、自分の胸をドンとたたくしぐさを始めました。
パニック状態になっているようです。
ちょうど後ろの方を見てくれて、目が合いましたので、大丈夫?と口パクしたら、私の方にチケットを見せようとします。
慌てて男性のところに行き、そのチケットを見ると、チャリティーイベントが泰勝寺であるようです。
泰勝寺は、細川ガラシャのお墓がある細川家の菩提寺で、細川元首相の奥様がスペシャルオリンピックスの代表をされていて、
よくイベントが行なわれているのは知っていますが、行ったことはありません。
運転手さんに、どうやったら行けるのですか?どこで乗り換えたらいいんですか?と尋ねたけど、
「さっき尋ねられたけど、どこに行くかわからんだった」とか、「このバスは通らない」としか言われません。
それを聞いた男性は、「僕はどこで降りたらいいですか?」と、ますますパニックになって、
ドンドンと自分の胸をたたきます。
他の乗客で知っている方がいないか聞いたら、途中の停留所で降りていけるけど、かなり歩かないと行けないと言われました。
男性は、「僕は行けますか?」「僕は行けないの?」と、とうとう泣き出してしまいました。
とにかく、男性を落ち着かせないといけないと、「大丈夫、ちゃんと連れていくから・・」というと、
何度も何度も「大丈夫?」と言うので、私もそのたびに「大丈夫よ!」となだめました。
こうなったら、いっしょに降りてタクシーで連れていくしかない、と思い、次の停留所で降りようとしていたら、
場所を教えてくださったご夫婦が「近くの運動会にいくところだから、私たちが連れていきますよ」と言って、
いっしょに降りて下さることになりました。
男性もやっと安心したようで、他の乗客にも「みなさん、どうもすみませんでした」と頭を下げてから降りていきました。
親切な方がいらっしゃって、本当によかったです。