「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

小さな一歩の会便り 第63号

2008-07-31 23:47:43 | ボランティア
                         
 今年の夏は暑いですね。熊本でも7月に猛暑日が13日、 熱帯夜が23日も観測されています。
氷河は溶けだし、地上でも、海の中でも、あちこちで確実に異変が起こっています。
地球温暖化対策が決まると思っていた洞爺湖サミットでも、具体的なことは何も決まらず、地球はこの先どうなってしまうのでしょう。
とりあえず、自分にできることを始めないといけませんね。

7月11日から国際人権ネットワークではカンボジアを訪問されましたが、さっそく代表の緒方さんから9ページにもおよぶ写真つきの報告書と感謝状が届きました。その中から抜粋して紹介します。

『アンコールワット遺跡の中にあるモンドルバイ村には現在1000世帯、4000人の村人が暮らしています。
また公立の小学校に通えない子どもたちのための無料で通える「希望小学校」には、1年生から3年生まで午前と午後に分かれて150名が通学しています。

今回は小さな一歩の会の支援金で、高齢者の方たちを招待して敬老会が開催されました。希望小学校の卒業式に招待し、食事を提供したり、フラダンスやマジックを披露したり、タオルやメガネ、お菓子などの支援物資を配ったりして、存分に楽しんでもらえたようです。

また滞在中に、井戸のない地区に井戸を掘ってもらったり、参加者の方たちが地雷被害者宅に支援物資を届けたり、青空美容室を開いて無料で散髪したり、マッサージの指導会を開いたりと、さまざまな活動をされたようです。

2005年に小さな一歩の会の支援金も使って建てられた孤児院兼職業訓練所「友情の家」では、現在21名の子どもたちが共同生活をしながら、小・中・高校に通い、伝統芸能アプサラダンスを継承しています。その他にダンスや楽器の練習に通ってくる子もいて50人ほどが集まります。
子どもたちはアプサラダンスのプロ認定試験にも合格し、街のレストランで踊っていますが、最近はカンボジアでも物価が上昇し、満足な食事ができないようです。
そこで参加者のみなさんが、子どもたちにお腹一杯食べさせてあげたい、と鶏のモモ肉を料理してあげたそうですが、初めて肉を口にした子どもたちはとても美味しそうに黙々と食べていたそうです。

カンボジアの高校では進級するにもテストがあるそうで、今回、難関の進級テストに合格した1年生から3年生まで12名が1年間の育英支援金を受けることが決まりました。12名の子どもたちの写真もいっしょに送られてきました。
この子たちの学費は「小さな一歩の会」と「松江葵ライオンズクラブ」の育英資金でまかなわれます。

カンボジアは現在、ホテルやショッピングセンターなど建設ラッシュですが、その陰で、道路整備に伴い「友情の家」の移転問題が出ています。7月27日の総選挙があり、その後整備が始まるそうです。今のところから車で1時間ほど離れた場所に移動するように言われているのだそうですが、そうなると子どもたちは学校へ通ったり、アプサラダンスの仕事に行くことができなくなってしまいます。
良い方法がないか、今、考え中だそうです。

また8月の夏休み中に、希望小学校の葉っぱ壁の教室を、小さな一歩の会の支援金で修理をすることになったそうです。』

最後に、緒方さんからのメッセージをお伝えします。
「小さな一歩の会の皆様のご支援のお陰で、村の人々も子どもたちも夢と希望を持つことができました。空港に向かう車を見送る子どもたちは感謝と楽しかった思い出と寂しさで大粒の涙をながして、見えなくなるまで手を振っていました。生きることで精一杯の状況ですが、子どもたちの輝く瞳から夢と希望を奪わないようにするために頑張ってまいりたいと決意して帰ってまいりました。
これからも皆様方に助けていただかなければなりません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。 国際人権ネットワーク 代表 緒方由美子」

モンドルバイ村では、マラリア予防の蚊帳が欲しいとの声がたくさんあるそうで、2010年、国際人権ネットワークがモンドルバイ村を支援を始めて15周年になるのを記念して蚊帳を贈ることになりました。みなさまのご協力をお願いいたします。

  〈一家に一張り蚊帳運動 1口 500円〉
    振込先  
      郵便振込口座 00170-8-365984
       口座名    国際人権ネットワーク
      銀行口座  三菱東京UFJ銀行 目白支店 4531385
       口座名    国際人権ネットワーク


《7月の活動報告》
★7月10日(木) 竹迫観音祭
 合志市竹迫(たかば)地区で開催される竹迫観音祭で、メンバーの親戚の店先をお借りして、押し花しおり、シール、それにぬいぐるみのクジを出しました。夕方4時から店開きをし、お祭りが始まるのを待っていると、さっそく子どもたちがやってきました。
夜7時になると祭りも本番で、ドランジャーと呼ばれる木製の台車に大太鼓を乗せ、畜産振興・五穀豊穣を祈り竹迫地区を練り歩きます。
本通りから入ったところだったので、人通りはいまいちでしたが、10時までに6550円の売上がありました。

★7月12日(土) 定期活動日
 今回は小学生2名、大人3名の参加があり、押し花しおり作りを行ないました。全部で52枚が出来上がりましたが、そのうちの半分はそれぞれの方が購入して帰られました。

★7月16日(水) すずかけ台夏祭り打ち合わせ
 団地の夏祭りの2回目に実行委員会が夜7時半から開かれ、それぞれの役割が決められました。

★7月17日(木) 第2回NGO連携会議
 18時半より、国際交流会館で行なわれ、10月11日・12日の大にぎわい市、3月21日・22日のSAKURA祭についての話し合いが行なわれました。

★7月27日(日) ユーパレス弁天でフリーマーケット
 ユーパレス弁天でのフリーマーケットに参加しました。
朝9時から準備を始めましたが、すでにカンカン照りです。暑い中、品物を出す前からお客さんやってきて、次々に購入してくださるので、てんてこ舞いです。10時に、手伝いをしてくれる人が来てくれたので、助かりました。
昼間はさすがに外に出てくる人が少なくて、まばらになってしまいましたが、午後になると、またお客さんが増えてきました。
あまりの暑さに、途中で引き上げる出店者の多かったのですが、5時まで粘って、2万円余りの売上がありました。

《今後の活動》
★8月2日(土) すずかけ台夏祭り
 夕方6時より、すずかけ台団地のコミュニティーセンターで、夏祭りが行なわれます。
押し花しおり・シールと、ぬいぐるみのクジを行ないますので、お近くの方はぜひ遊びにおいでください。

★8月9日(土) 定期活動日
 押し花しおり作りを行ないます。またクジ用のぬいぐるみの袋詰めも行ないたいと思いますので、ご協力のほどお願いいたします。

〔使用済み切手〕
 ご家庭や職場などで使用済みの切手がありましたら、送ってください。大きめに切り取ってもらってもかまいませんが、切手の周り3mmくらい残して切り取ってもらうと助かります。ご協力をおねがいします。
 
〔バザー、イベント会場探し〕
 しおりの販売やバザー品販売ができるイベントがありましたらお知らせください。また屋内であれば、しおり作りの体験もできます。日程があえば、できるだけ参加したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔バザー用品〕
 みなさまのご家庭にある不用品の提供をお願いいたします。チャリティーショップで販売させていただきます。またバザーなどのイベントにも出品しますので、たくさんの品物が必要になります。随時受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〔書き損じハガキ〕
 みなさまからいただいた書き損じハガキを、新しいハガキに交換して、その収益を寄付します。年賀状の書き損じなどありましたら、ご協力をお願いいたします。
交換した官製ハガキがたくさんありますので、購入していただけると有難いです。

その他、活動へのご意見やアドバイスがありましたら、どんどんお寄せください。よろしくお願い申し上げます。
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