とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

文楽 曽根崎心中

2017年02月05日 | 古典芸能
国立劇場開場50周年の企画のひとつで
近松名作集として3作品、三部に分けて上演されてます
その二部に行ってきました

3部体制なので2時間弱
・・助かります~長いのは最近辛くて・・

今回予想通り2部はほぼ売り切れている模様
人間国宝がお二方出ていますから
一人しかいない大夫と三味線二人のうちのお一人
かつ人気の人形遣いが出演(私の狙いも

一部には人形遣い唯一の人間国宝、
三部には三味線のおひとりが出演しています

しかし、
何度か言わせてもらってますが・・
文科省さん、人間国宝指定渋りしすぎではないですか
歌舞伎もだし,文楽もそうですよ
ほっておくには、すでに高齢化が・・・心配


お初徳兵衛曽根崎心中

実際の心中事件を元に近松門左衛門が義太夫のために書いた作品で
人形浄瑠璃に世話物というジャンルが生まれるきっかけになった
(プログラムの鑑賞ガイドより)

通しではないですが、わかりやすい構成でした

生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段


多分天満屋の段が見どころと思われます
咲大夫が謡いますし、人形の動きも繊細です

わたしは最後の天神森(心中場面)に、すごい大満足
まず、なんといっても近松の文章がいいですよね

この世の名残、夜も名残。
 死にに行く身にたとうればあだしが原の道の霜


薄暗い舞台にふたりがしずしず出て来るだけで
もう涙が出そうでしたが
勘十郎さんのお初の動きが見事で、感情も高まり
最後のついに心中・・というところで
本当に、泣けました

いいなあ・・やっぱり文楽。好き。

しかし、通しだと4,5時間だからなあ
なかなか辛いのですよ
椅子も窮屈だけど、つい力が入ってしまうからね

歌舞伎も長いよね
本当にいつも思うだけだけど
途中退席、ありかも。
いいところだけ頑張って観るって(贅沢・・)

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