武庫川サイクリングロード
武庫川サイクリングロードは、阪神間の宝塚市、西宮市、尼崎を流れる武庫川の河川敷に設置された長さ約7.1Kmの自転車専用道路です。西宮市観光協会のHPには『南は武庫川河口から北は仁川との合流点あたりまでの松並木の河川敷を走る約7Kmの自転車専用道路本格的なロードレース用自転車に乗る人から補助輪つき自転車に乗る子供までさまざまな人が利用し、サイクリングを楽しんでいる』と紹介されています。
武庫川サイクリングロードは下記MAPにもある通り、報告学園近くの武庫川と仁川が分岐するあたりが始点となっていますが、そこから北に向かって、宝塚市内の武庫川河川敷にも自転車が走れる舗装路が整備されているので、今回のこのコースの紹介は宝塚市末広公園(写真)からのスタートとします。
mapはhttp://www.g-smile.com/bicycle/map/kinki/mukogawa.htmlからの転用です
当ブログをお読みいただいてありがとうございます!
こういうもので、少しでも交流の輪が広がればという思いでブログランキングに参加しています。
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目の前に宝塚大橋、右の建物が宝塚市役所。道はこの通り、幅が広く綺麗に舗装された直線の道が続くので、自転車は余裕を持って走ることができます。河川敷は運動ができる広場になっていて、少年野球チームやサッカーチームがよく練習をしています。飛んでくるボールを踏まないように要注意です。
本格的な装いをしたローディもこの道を走っています。道は直線だけでなく、この先のように急なカーブも数か所あるのでスピードの出し過ぎには注意が必要です。この区間の舗装路は自転車専用道路ではないのでランニングをしている人や散歩している人も結構います。
この先に合流してくる仁川を渡るポイントがあり、そこを越えると武庫川サイクリングロードの正式な始点となります。
この地域は平成18年からの整備事業で完成しました。それ以前は、確か河川敷を一旦出て墓場の近くの車道を通って武庫川に戻ってくるようなコースだったと思いますが、直通で仁川を越えれるようになったのでとても快適になりました。
仁川と武庫川の合流地点にある松林から武庫川サイクリングロードが始まります。
仁川分岐以前と比べると道幅は狭くなりますが、ここからの道は「自転車専用道」という事で、基本的に歩行者は通行不可となっています。しかし、自転車専用道にもかかわらず、ランニングをしている人を結構見かけますが。。
サイクリングロードを走るロードバイク。この日は休日なので、行き来するローディをよく見かけます。道端には自転車専用道路を示す標識。
先に見えるのは国道171号線の甲武橋です。この先、このサイクリングロードは、3つの国道(171号、2号、43号)、その他幾つかの県道や市道、新幹線、阪急、JR、阪神電車の鉄橋、高速道路と色々な種類の橋の下を潜って進みますが、完全ノンストップ(信号機無し)で行くことができます。
阪急電車がサイクリングロードの上を通過していきます。この橋は壁面が阪急色(マルーン)に塗られています。そして、このサイクリングロードは信号機なしで宝塚から武庫川河口まで行けるので、自転車の高速道路的な利用をする人も多く、フィットネスだけでなく通勤、通学、買い物などの日常的な利用者が多い。写真のようにママチャリを乗って走る人もたくさんいます。
一応車線があって、対面通行となっていますが、女子高生とおぼしき3人組が道いっぱいに広がって走っています。一人で走っている人は車線を守って左側通行をしていますが、仲間連れで走っている人たちはたいてい横幅いっぱいに広がって走っています。
国道2号線の「武庫大橋」が見えてきました。橋の下を潜っていきます。流石に国道2号線の橋だけあって、他の橋には見られない重厚感のある造りになっています。
この橋も武庫川流域の名物の一つで、阪神電鉄の武庫川駅。武庫川に架かる橋自体が駅のホームになっています。橋というより、駅の下を通過して行きます。
阪神電車の武庫川駅を越えると、松林の向こうに見えてくるのが、阪神高速道路と国道43号線が重なった2段重の大きな橋です。
道路に「自転車専用通路」と目立つように大きくペイントされています。この道をあからさまに歩いている人はいませんが、河原の方へ行くにはこの道を横切らないと行けないので、歩行者はこの道の周辺をよく歩いています。自転車を走らせるには、歩行者への注意が欠かせません。
あっ!こんな看板が。「時速20Km/h以下で走りましょう」って書いてあります。ここの制限速度って時速20Km/hってこと?
でも、この看板以外に、制限速度を示したような標識は無かったように思うので、単なる努力目標ってことかな。どうなんだろ。
阪神高速と国道43号線の2段重ねの橋を越えると、瀬戸内海への河口に近くなるために、海からたくさんのユリカモメが飛んできます。
ここで武庫川サイクリングロードは終点となります。舗装路はここまでですが、河川敷の芝生を更に南に向かって進むと瀬戸内海の河口まで行くことができます。
コース概要
コース名 武庫川サイクリングロード+宝塚市区間
距離 7.1km
この武庫川サイクリングロード(以後、武庫サイと略)を一言で表現するならば、「阪神間縦断自転車専用道」といったところでしょう。
信号機が一切ないばかりか車道と交差することもなく、ほとんど直線の道で、完全ノンストップで宝塚市から西宮市の海岸線の近くまでを繋げるメリットは計り知れません。武庫川は宝塚市から西宮市という阪神間中央部を縦断する川であり、阪神間を横断する重要な道路は、必ずこの武庫川を横切って行きます。ということは、武庫サイを南北に移動することで、北は国道171号線から南は国道43号線までの幹線道路にスムーズに乗り換える事ができるのです。
武庫川流域近辺は交通量の多い都市部ですので、阪神間を南北に移動するとなると必然的に信号機と大きな交差点の多い道路を走らざるを得なくなり、時間がかかります。
しかし、武庫サイはノンストップで移動できるので移動の時間短縮にうってつけなのです。武庫川流域に目的地があれば、それこそ武庫サイを走って目的地近くで武庫川から外れれば、すぐに目的地に行けますし、例えば、宝塚市から大阪方面や神戸中心部に行く場合、武庫サイに乗って南下し、国道2号線に乗り換えて、そこから梅田や三宮に向かうという行き方も可能です。
その他、阪神間の北東部を目指すなら国道171号線に、西に神戸山の手、東に尼崎市北部あるいは、東淀川区方面を目指すなら山手幹線、東西湾岸部を目指すなら国道43号線と、このように武庫サイを経由して其々の目的地に合った幹線道路により短い時間で乗り換える事ができる事が武庫サイの大きなメリットの一つなのです。
このように、ある地点へ行くための通路としての利用価値は高い武庫サイですが、LSDトレというようなローディの練習用の道としてはそれほど適してはいません。この道を走っていると、かなりのスピードで走るローディに追い抜かれたりすれ違ったりしますが、この地域で他に平坦で信号機や車に悩まされずに走れる自転車道などないので、仕方なくこの道を走っているのでしょう。
武庫川サイクリングロードは上に挙げたように日常的、一般的な利用価値が高く、また整備された河川敷という景観の良さも相まって、フィットネス目的以外の利用者が大変多いのです。
つまり、一般車に乗って走っている老若男女、子ども連れのファミリー、若いカップル、ゆったりサイクリングの老夫婦などなど様々な年齢層と速度域の自転車が細い自転車道を走っています。また、河川敷では散歩をしたり、スポーツをしている人たちが多く、しばしば自転車道を横切って行きます。しかも、仁川合流ポイント以北の舗装路は自転車専用道路でもないので、ランニングをしている人や犬の散歩をしている人が普通に道を歩いています。
つまり、武庫川サイクリングロード(宝塚市域部分を含む)はスピードを出して走るには危険な自転車道なのです。また、走るにしてもとても集中できる状況ではありません。他の自転車や歩行者と接触しないようにと意識を集中する必要があります。このサイクリングロードである程度のスピードを出すトレーニングを行いたいなら、人の少ない曜日や時間帯を考えて走るのがセーフティといえるでしょう。
交通量 [S]
河川敷内にある自転車専用通路なので、自動車交通量はゼロです。自動車の走る道路との交差点もゼロなので、このサイクリングロードを走る限り、自動車やバイクと接することは基本的には皆無です。
路面状況 [A]
宝塚市の末広公園横から仁川合流地点までの舗装路はまだ新しく、舗装も綺麗な状態に保たおり自転車は快走できま。武庫川サイクリングロードの路面は古くひび割れた箇所もありますが、自転車通行の支障になるようなものではなく問題はありません。センターラインが消えてしまっている箇所もあるので補修してもらえると良いですが、全般的に路面状態は良好と言えるでしょう。また、サイクリングロードにありがちな車止めの類は一切なく、道を行く限りノンストップで走ることができます。
安全性 [B]
武庫川河川敷は、流域の市が多大な予算を投じて長年にかけて整備してきた大きな公園です。その成果あって、多くの市民が様々な形で憩うことができる素晴らしい場所になっています。自転車に乗る人にとっては、都市部にあって信号機や車止めもなくスムーズに宝塚から西宮までの9㎞ほどを行き来できる道路となっており、快適な通路としての利用価値が高くなっています。その一方、フィットネスとして自転車に乗る人にとっては、曜日や時間帯によっては十分な注意が必要となります。時速20㎞/h程度のゆっくりとポタリング、サイクリングであれば大丈夫でしょうけど、時速30㎞/h前後で走ろうと思うと自転車道を走る一般車や道を横切る歩行者などに注意が必要となり、運動だけに集中できる環境とは言い難いです。
信号機 [S]
信号機はゼロです。素晴らしい。普通サイクリングロードとは言っても、一般道路を横切る時に交差点を渡っていく必要があるものです。それが阪神間都心部のサイクリングロードにして信号機ゼロというのは、このサイクリングロードを設計するにあたって徹底したコンセプトの一つだと思います。
エイド [C]
完全に河川敷の中を進みますので、飲食を補給できるような店舗はありません。飲み物の自販機すらありませんので、河川敷を出て買いに行く必要があります。都市部を流れている武庫川なので、河川敷を出て周囲を探せばればどこでも補給可能です。トイレは河川敷の数か所に仮設の公衆トイレが設置されています。
景観 [A]
広々と整備された河川敷を行く自転車道なので、空は広く、展望が効いて数キロ先の流域や町並みまで見通すことができます。また、今回は冬の時期に走って写真を撮っており、あまり武庫川の松林などの木々の様子を写せていませんが、春になると対岸の堤防道路の満開の桜を見ることができたり、新緑や紅葉の様子など四季折々の景観も見応えがあります
用途 [通行・ポタリング・トレーニング]
このサイクリングロードに最適な自転車の走り方は、時速20km/h程度でゆっくりと走るポタリングや目的地までの通行路として利用することです。LSDトレにみるような、ロードバイクのフィットネス的な利用も可能ですが、このサイクリングロードはフィットネス利用以外に走っている人が多く、接触の危険が伴うのであまりお勧めはできません。しかし、武庫川流域の都市部に住むローディにとって、身近にノンストップの平坦路を他に確保することは難しいのかもしれません。
武庫川サイクリングロードは、阪神間の宝塚市、西宮市、尼崎を流れる武庫川の河川敷に設置された長さ約7.1Kmの自転車専用道路です。西宮市観光協会のHPには『南は武庫川河口から北は仁川との合流点あたりまでの松並木の河川敷を走る約7Kmの自転車専用道路本格的なロードレース用自転車に乗る人から補助輪つき自転車に乗る子供までさまざまな人が利用し、サイクリングを楽しんでいる』と紹介されています。
武庫川サイクリングロードは下記MAPにもある通り、報告学園近くの武庫川と仁川が分岐するあたりが始点となっていますが、そこから北に向かって、宝塚市内の武庫川河川敷にも自転車が走れる舗装路が整備されているので、今回のこのコースの紹介は宝塚市末広公園(写真)からのスタートとします。
mapはhttp://www.g-smile.com/bicycle/map/kinki/mukogawa.htmlからの転用です
当ブログをお読みいただいてありがとうございます!
こういうもので、少しでも交流の輪が広がればという思いでブログランキングに参加しています。
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目の前に宝塚大橋、右の建物が宝塚市役所。道はこの通り、幅が広く綺麗に舗装された直線の道が続くので、自転車は余裕を持って走ることができます。河川敷は運動ができる広場になっていて、少年野球チームやサッカーチームがよく練習をしています。飛んでくるボールを踏まないように要注意です。
本格的な装いをしたローディもこの道を走っています。道は直線だけでなく、この先のように急なカーブも数か所あるのでスピードの出し過ぎには注意が必要です。この区間の舗装路は自転車専用道路ではないのでランニングをしている人や散歩している人も結構います。
この先に合流してくる仁川を渡るポイントがあり、そこを越えると武庫川サイクリングロードの正式な始点となります。
この地域は平成18年からの整備事業で完成しました。それ以前は、確か河川敷を一旦出て墓場の近くの車道を通って武庫川に戻ってくるようなコースだったと思いますが、直通で仁川を越えれるようになったのでとても快適になりました。
仁川と武庫川の合流地点にある松林から武庫川サイクリングロードが始まります。
仁川分岐以前と比べると道幅は狭くなりますが、ここからの道は「自転車専用道」という事で、基本的に歩行者は通行不可となっています。しかし、自転車専用道にもかかわらず、ランニングをしている人を結構見かけますが。。
サイクリングロードを走るロードバイク。この日は休日なので、行き来するローディをよく見かけます。道端には自転車専用道路を示す標識。
先に見えるのは国道171号線の甲武橋です。この先、このサイクリングロードは、3つの国道(171号、2号、43号)、その他幾つかの県道や市道、新幹線、阪急、JR、阪神電車の鉄橋、高速道路と色々な種類の橋の下を潜って進みますが、完全ノンストップ(信号機無し)で行くことができます。
阪急電車がサイクリングロードの上を通過していきます。この橋は壁面が阪急色(マルーン)に塗られています。そして、このサイクリングロードは信号機なしで宝塚から武庫川河口まで行けるので、自転車の高速道路的な利用をする人も多く、フィットネスだけでなく通勤、通学、買い物などの日常的な利用者が多い。写真のようにママチャリを乗って走る人もたくさんいます。
一応車線があって、対面通行となっていますが、女子高生とおぼしき3人組が道いっぱいに広がって走っています。一人で走っている人は車線を守って左側通行をしていますが、仲間連れで走っている人たちはたいてい横幅いっぱいに広がって走っています。
国道2号線の「武庫大橋」が見えてきました。橋の下を潜っていきます。流石に国道2号線の橋だけあって、他の橋には見られない重厚感のある造りになっています。
この橋も武庫川流域の名物の一つで、阪神電鉄の武庫川駅。武庫川に架かる橋自体が駅のホームになっています。橋というより、駅の下を通過して行きます。
阪神電車の武庫川駅を越えると、松林の向こうに見えてくるのが、阪神高速道路と国道43号線が重なった2段重の大きな橋です。
道路に「自転車専用通路」と目立つように大きくペイントされています。この道をあからさまに歩いている人はいませんが、河原の方へ行くにはこの道を横切らないと行けないので、歩行者はこの道の周辺をよく歩いています。自転車を走らせるには、歩行者への注意が欠かせません。
あっ!こんな看板が。「時速20Km/h以下で走りましょう」って書いてあります。ここの制限速度って時速20Km/hってこと?
でも、この看板以外に、制限速度を示したような標識は無かったように思うので、単なる努力目標ってことかな。どうなんだろ。
阪神高速と国道43号線の2段重ねの橋を越えると、瀬戸内海への河口に近くなるために、海からたくさんのユリカモメが飛んできます。
ここで武庫川サイクリングロードは終点となります。舗装路はここまでですが、河川敷の芝生を更に南に向かって進むと瀬戸内海の河口まで行くことができます。
コース概要
コース名 武庫川サイクリングロード+宝塚市区間
距離 7.1km
この武庫川サイクリングロード(以後、武庫サイと略)を一言で表現するならば、「阪神間縦断自転車専用道」といったところでしょう。
信号機が一切ないばかりか車道と交差することもなく、ほとんど直線の道で、完全ノンストップで宝塚市から西宮市の海岸線の近くまでを繋げるメリットは計り知れません。武庫川は宝塚市から西宮市という阪神間中央部を縦断する川であり、阪神間を横断する重要な道路は、必ずこの武庫川を横切って行きます。ということは、武庫サイを南北に移動することで、北は国道171号線から南は国道43号線までの幹線道路にスムーズに乗り換える事ができるのです。
武庫川流域近辺は交通量の多い都市部ですので、阪神間を南北に移動するとなると必然的に信号機と大きな交差点の多い道路を走らざるを得なくなり、時間がかかります。
しかし、武庫サイはノンストップで移動できるので移動の時間短縮にうってつけなのです。武庫川流域に目的地があれば、それこそ武庫サイを走って目的地近くで武庫川から外れれば、すぐに目的地に行けますし、例えば、宝塚市から大阪方面や神戸中心部に行く場合、武庫サイに乗って南下し、国道2号線に乗り換えて、そこから梅田や三宮に向かうという行き方も可能です。
その他、阪神間の北東部を目指すなら国道171号線に、西に神戸山の手、東に尼崎市北部あるいは、東淀川区方面を目指すなら山手幹線、東西湾岸部を目指すなら国道43号線と、このように武庫サイを経由して其々の目的地に合った幹線道路により短い時間で乗り換える事ができる事が武庫サイの大きなメリットの一つなのです。
このように、ある地点へ行くための通路としての利用価値は高い武庫サイですが、LSDトレというようなローディの練習用の道としてはそれほど適してはいません。この道を走っていると、かなりのスピードで走るローディに追い抜かれたりすれ違ったりしますが、この地域で他に平坦で信号機や車に悩まされずに走れる自転車道などないので、仕方なくこの道を走っているのでしょう。
武庫川サイクリングロードは上に挙げたように日常的、一般的な利用価値が高く、また整備された河川敷という景観の良さも相まって、フィットネス目的以外の利用者が大変多いのです。
つまり、一般車に乗って走っている老若男女、子ども連れのファミリー、若いカップル、ゆったりサイクリングの老夫婦などなど様々な年齢層と速度域の自転車が細い自転車道を走っています。また、河川敷では散歩をしたり、スポーツをしている人たちが多く、しばしば自転車道を横切って行きます。しかも、仁川合流ポイント以北の舗装路は自転車専用道路でもないので、ランニングをしている人や犬の散歩をしている人が普通に道を歩いています。
つまり、武庫川サイクリングロード(宝塚市域部分を含む)はスピードを出して走るには危険な自転車道なのです。また、走るにしてもとても集中できる状況ではありません。他の自転車や歩行者と接触しないようにと意識を集中する必要があります。このサイクリングロードである程度のスピードを出すトレーニングを行いたいなら、人の少ない曜日や時間帯を考えて走るのがセーフティといえるでしょう。
交通量 [S]
河川敷内にある自転車専用通路なので、自動車交通量はゼロです。自動車の走る道路との交差点もゼロなので、このサイクリングロードを走る限り、自動車やバイクと接することは基本的には皆無です。
路面状況 [A]
宝塚市の末広公園横から仁川合流地点までの舗装路はまだ新しく、舗装も綺麗な状態に保たおり自転車は快走できま。武庫川サイクリングロードの路面は古くひび割れた箇所もありますが、自転車通行の支障になるようなものではなく問題はありません。センターラインが消えてしまっている箇所もあるので補修してもらえると良いですが、全般的に路面状態は良好と言えるでしょう。また、サイクリングロードにありがちな車止めの類は一切なく、道を行く限りノンストップで走ることができます。
安全性 [B]
武庫川河川敷は、流域の市が多大な予算を投じて長年にかけて整備してきた大きな公園です。その成果あって、多くの市民が様々な形で憩うことができる素晴らしい場所になっています。自転車に乗る人にとっては、都市部にあって信号機や車止めもなくスムーズに宝塚から西宮までの9㎞ほどを行き来できる道路となっており、快適な通路としての利用価値が高くなっています。その一方、フィットネスとして自転車に乗る人にとっては、曜日や時間帯によっては十分な注意が必要となります。時速20㎞/h程度のゆっくりとポタリング、サイクリングであれば大丈夫でしょうけど、時速30㎞/h前後で走ろうと思うと自転車道を走る一般車や道を横切る歩行者などに注意が必要となり、運動だけに集中できる環境とは言い難いです。
信号機 [S]
信号機はゼロです。素晴らしい。普通サイクリングロードとは言っても、一般道路を横切る時に交差点を渡っていく必要があるものです。それが阪神間都心部のサイクリングロードにして信号機ゼロというのは、このサイクリングロードを設計するにあたって徹底したコンセプトの一つだと思います。
エイド [C]
完全に河川敷の中を進みますので、飲食を補給できるような店舗はありません。飲み物の自販機すらありませんので、河川敷を出て買いに行く必要があります。都市部を流れている武庫川なので、河川敷を出て周囲を探せばればどこでも補給可能です。トイレは河川敷の数か所に仮設の公衆トイレが設置されています。
景観 [A]
広々と整備された河川敷を行く自転車道なので、空は広く、展望が効いて数キロ先の流域や町並みまで見通すことができます。また、今回は冬の時期に走って写真を撮っており、あまり武庫川の松林などの木々の様子を写せていませんが、春になると対岸の堤防道路の満開の桜を見ることができたり、新緑や紅葉の様子など四季折々の景観も見応えがあります
用途 [通行・ポタリング・トレーニング]
このサイクリングロードに最適な自転車の走り方は、時速20km/h程度でゆっくりと走るポタリングや目的地までの通行路として利用することです。LSDトレにみるような、ロードバイクのフィットネス的な利用も可能ですが、このサイクリングロードはフィットネス利用以外に走っている人が多く、接触の危険が伴うのであまりお勧めはできません。しかし、武庫川流域の都市部に住むローディにとって、身近にノンストップの平坦路を他に確保することは難しいのかもしれません。
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