大野川自転車歩行者専用道
このMAP ↓ 阪神間在住のロード乗りならご存知の方も多いと思われますが、神崎川の河川敷を走る「なにわ自転車道」や「北大阪周遊自転車道」を記したMAPです。淀川や神崎川、大川を走る自転車道はよく走る機会がありますが、 このMAPを見る度に、気になっていた箇所があります。
MAPの右下の部分を拡大してみました。
それは・・・このMAPの右下にある 「大野川自転車歩行者専用道」
えっ、大野川って? 地図上に川なんてないし、道は街中を走っている感じだし、この自転車道は一体??
と思いながら行けずにいたこの道ですが、先日ようやく訪れることができました。
ここがどうやら「大野川自転車歩行者専用道」の入口のようです。大野川と言いながら、川沿いの道でもなく、車道を走る自転車レーンや自転車道でもなく、木々が植えられた公園の中を走る自転車道といった雰囲気です。
これが、大野川自転車歩行者専用道のMAP。上の入口の写真は、MAPの右側、淀川近くのポイントです。それにしても、左下が北を向いているなんてMAPは方向感覚が掴めないからやめて欲しいですね。
余談ですけど、私は地図は北を常に上に固定しておいてほしい派です。
カーナビなどで、自分の進行方向が常に上を向く設定にすると、自分がどっち方向に走っているのか分からなくなって気持ちが悪くなります。常に自分が東西南北のどちらを向いているか、対象となる地点からどちらの方角に自分がいるか、逆に対象となる地点が自分からどちらの方角にあるか、を把握しておきたいという気持ちが妙に強いのです。
なので、地図を見る時に方向の基準となる北を固定してくれていると、位置関係がとても分かりやすい。逆に、自分の向いている方向が常に上を向くという基準でカーナビを見る人の感覚ってどんなんだろうと興味を持ってしまいます。閑話休題ということで本題に戻ります。
公園の中に敷かれた青い道が自転車道のようです。細かいカーブを曲がりながら進んで行きます。途中、道路を下を潜ったりしながら、ノンストップで走る事ができます。
水道局の建物を走る辺りは住宅街っぽい雰囲気。それでも青い道は続きます。道が二股になっている箇所もあって、この自転車道、不完全ながらもループ状になっている様子。
手前から、阪神高速3号神戸線、阪神電車本線です。右の写真は、国道2号線の歌島橋。阪神間を横断する重要な線路や国道の下を次々に潜っていきます。この自転車道が凄いのは、信号機がまったくなく完全ノンストップなところ。
道が一面真っ青でちょっとびっくり。左右に分かれた道が合流している様子。そしてまた中央の植木を挟んで分かれていきます。
阪神高速11号池田線手前で終点。
おまけ。途中に設置されていました。これをゆっくりと進んでい1周するのはなかなか苦しいですよ。。。
コース概況
なぜ、川もないのに「大野川」自転車歩行者専用道なのか。それは、大野川は日本の高度成長期、1970年代初頭に大野川は工場排水なので汚染がひどく、環境改善として埋め立てられ、1979年にその跡地に造られたのが、この大野川自転車歩行者専用道路だからです。
しかし、短い区間とはいえ、川が1本まるまる埋め立てられ、その跡地の大部分が工業用地にも商業用地にもならず、公園になったというのは、当時としては画期的な出来事だったのでは。JR大坂駅北側の北ヤードも、全面緑地公園にするとかいうプランもあったそうですが、その後、どうなったのでしょうか。しょうもない商業施設や国際会議場、学術施設(なんじゃそら)そんなものが出来た日には目も当てられません。私個人の意見としては、東京の明治神宮や代々木公園のように、都市部にぽっかりと出現する市民の憩いの場としての深い森と何かしらの霊性を醸成できるような場を今後長い年月をかけて作っていく方が、大阪の街にとっては遙かに意味深いことだったと思いますが。
大野川埋め立て跡も高速道路用地と化す予定だったところ、地域住民たちの運動によって公園化される事になったとか。裏返すと、当時の地域の人たちが公園や緑の区域を切望し、その願いが成就するほどまでに、当時この周辺の地区の環境問題が深刻化していたという事かなと思ったりします。
コース名 : 大野川自転車歩行者専用道
始点 : 西島川河口付近
終点 : 阪神高速11号池田線下
距離 : 3.7㌔
獲得標高 : 0㍍
平均勾配 : 0%
コースの評価
交通量 [S]
自転車専用道のため、自動車の交通は皆無です。
路面状況 [A]
青くペイントされた自転車専用道なので、奇麗な路面で走り易いですが、公園内を走る時は落ち葉があったり、砂が浮いている箇所もあるのでスリップに注意。
安全性 [A]
自転車道と並走している歩道も色分けされているために歩道と自転車道の区別が明確で、自転車専用道を堂々と歩いている人やランニングをしている人は基本的にいません。自転車専用道なのに、そうとは知らず多くの歩行者が歩いている武庫川サイクリングロードとは大違い。
信号機 [S]
皆無。素晴らしいの一言。
エイド [A]
終点の阪神高速下付近にはコンビニがありました。街中を走っているのでどこででも補給可能な感じです。
景観 [C]
雑然とした地域の中で、緑の公園を走る自転車道や歩道は一服の清涼剤となっているでしょう。とはいえ、他のサイクリングロードや道と比べて景観が優れているとは言えません。
用途 [通行・ポタリング]
信号機や車の往来を気にすることなく走れる道なので、通行にはもってこいの道です。また、軽く運動をするサイクリングやポタリングにも良いでしょう。スピードを出してのトレーニングは無理ですよ。細かいカーブもあるし、ゆっくりと自転車で走っている人も多いので危険です。まぁこの地域に寄る機会があればこの道を一度走ってみて損はないと思います。とは言え、実用的な用事がなければ、そう何度も走りに来るようなコースではない事も確かですけど。
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このMAP ↓ 阪神間在住のロード乗りならご存知の方も多いと思われますが、神崎川の河川敷を走る「なにわ自転車道」や「北大阪周遊自転車道」を記したMAPです。淀川や神崎川、大川を走る自転車道はよく走る機会がありますが、 このMAPを見る度に、気になっていた箇所があります。
MAPの右下の部分を拡大してみました。
それは・・・このMAPの右下にある 「大野川自転車歩行者専用道」
えっ、大野川って? 地図上に川なんてないし、道は街中を走っている感じだし、この自転車道は一体??
と思いながら行けずにいたこの道ですが、先日ようやく訪れることができました。
ここがどうやら「大野川自転車歩行者専用道」の入口のようです。大野川と言いながら、川沿いの道でもなく、車道を走る自転車レーンや自転車道でもなく、木々が植えられた公園の中を走る自転車道といった雰囲気です。
これが、大野川自転車歩行者専用道のMAP。上の入口の写真は、MAPの右側、淀川近くのポイントです。それにしても、左下が北を向いているなんてMAPは方向感覚が掴めないからやめて欲しいですね。
余談ですけど、私は地図は北を常に上に固定しておいてほしい派です。
カーナビなどで、自分の進行方向が常に上を向く設定にすると、自分がどっち方向に走っているのか分からなくなって気持ちが悪くなります。常に自分が東西南北のどちらを向いているか、対象となる地点からどちらの方角に自分がいるか、逆に対象となる地点が自分からどちらの方角にあるか、を把握しておきたいという気持ちが妙に強いのです。
なので、地図を見る時に方向の基準となる北を固定してくれていると、位置関係がとても分かりやすい。逆に、自分の向いている方向が常に上を向くという基準でカーナビを見る人の感覚ってどんなんだろうと興味を持ってしまいます。閑話休題ということで本題に戻ります。
公園の中に敷かれた青い道が自転車道のようです。細かいカーブを曲がりながら進んで行きます。途中、道路を下を潜ったりしながら、ノンストップで走る事ができます。
水道局の建物を走る辺りは住宅街っぽい雰囲気。それでも青い道は続きます。道が二股になっている箇所もあって、この自転車道、不完全ながらもループ状になっている様子。
手前から、阪神高速3号神戸線、阪神電車本線です。右の写真は、国道2号線の歌島橋。阪神間を横断する重要な線路や国道の下を次々に潜っていきます。この自転車道が凄いのは、信号機がまったくなく完全ノンストップなところ。
道が一面真っ青でちょっとびっくり。左右に分かれた道が合流している様子。そしてまた中央の植木を挟んで分かれていきます。
阪神高速11号池田線手前で終点。
おまけ。途中に設置されていました。これをゆっくりと進んでい1周するのはなかなか苦しいですよ。。。
コース概況
なぜ、川もないのに「大野川」自転車歩行者専用道なのか。それは、大野川は日本の高度成長期、1970年代初頭に大野川は工場排水なので汚染がひどく、環境改善として埋め立てられ、1979年にその跡地に造られたのが、この大野川自転車歩行者専用道路だからです。
しかし、短い区間とはいえ、川が1本まるまる埋め立てられ、その跡地の大部分が工業用地にも商業用地にもならず、公園になったというのは、当時としては画期的な出来事だったのでは。JR大坂駅北側の北ヤードも、全面緑地公園にするとかいうプランもあったそうですが、その後、どうなったのでしょうか。しょうもない商業施設や国際会議場、学術施設(なんじゃそら)そんなものが出来た日には目も当てられません。私個人の意見としては、東京の明治神宮や代々木公園のように、都市部にぽっかりと出現する市民の憩いの場としての深い森と何かしらの霊性を醸成できるような場を今後長い年月をかけて作っていく方が、大阪の街にとっては遙かに意味深いことだったと思いますが。
大野川埋め立て跡も高速道路用地と化す予定だったところ、地域住民たちの運動によって公園化される事になったとか。裏返すと、当時の地域の人たちが公園や緑の区域を切望し、その願いが成就するほどまでに、当時この周辺の地区の環境問題が深刻化していたという事かなと思ったりします。
コース名 : 大野川自転車歩行者専用道
始点 : 西島川河口付近
終点 : 阪神高速11号池田線下
距離 : 3.7㌔
獲得標高 : 0㍍
平均勾配 : 0%
コースの評価
交通量 [S]
自転車専用道のため、自動車の交通は皆無です。
路面状況 [A]
青くペイントされた自転車専用道なので、奇麗な路面で走り易いですが、公園内を走る時は落ち葉があったり、砂が浮いている箇所もあるのでスリップに注意。
安全性 [A]
自転車道と並走している歩道も色分けされているために歩道と自転車道の区別が明確で、自転車専用道を堂々と歩いている人やランニングをしている人は基本的にいません。自転車専用道なのに、そうとは知らず多くの歩行者が歩いている武庫川サイクリングロードとは大違い。
信号機 [S]
皆無。素晴らしいの一言。
エイド [A]
終点の阪神高速下付近にはコンビニがありました。街中を走っているのでどこででも補給可能な感じです。
景観 [C]
雑然とした地域の中で、緑の公園を走る自転車道や歩道は一服の清涼剤となっているでしょう。とはいえ、他のサイクリングロードや道と比べて景観が優れているとは言えません。
用途 [通行・ポタリング]
信号機や車の往来を気にすることなく走れる道なので、通行にはもってこいの道です。また、軽く運動をするサイクリングやポタリングにも良いでしょう。スピードを出してのトレーニングは無理ですよ。細かいカーブもあるし、ゆっくりと自転車で走っている人も多いので危険です。まぁこの地域に寄る機会があればこの道を一度走ってみて損はないと思います。とは言え、実用的な用事がなければ、そう何度も走りに来るようなコースではない事も確かですけど。
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大野川自転車歩行者専用道というのは初めて
知りました。神埼川の自宅からそれほど離れて
いないのでプジョーのクロスでよく利用していますが。
今度じっくりと走ってみます。
地図は私も北を上において欲しい派ですね。
でもナビに関しては進行方向が上でも平気になりました。
ね。僕はつい最近まで知らなかったですが、あの辺りの地域で川沿いの道以外に信号や車に止められずに数㌔も走れるなんて、奇跡のような道に思えました。
誰でも自転車に乗り始めのころは、サイクリング道を探して走るものですね。
そのうち物足りなくなり、行かなくなります。
川を埋めたてたとは、初めて知りました。
神崎大橋から淀川までの、なにわ自転車道は14km位ありかなりの走りがいがありますね。
一番の問題はやっぱり、人と交差するため注意が必要ですか!
武庫川サイクリングロードも土日は、非常に危険なコースですね。ここも結構走り応えがありますが平日限定に限ります。
やっぱりお山が安心なようです。
その後、興味があったので、カーナビの見方について
検索してみると、同じような事を考える人はいるものです
ね。たくさんヒットしました。それらを見てみると、建物や
何かしらの目印を目当てに方向を定める人(主に女性)
はカーナビの進行方向を上に。東西南北を基準に進行方向を決める人(主に男性)は北を上にするみたいです。
それを両立できるららさんは、優れた方向感覚をお持ち
なのかもしれませんね。
この自転車道、既に走行済みだったのですね。
自転車道、サイクリングロードと名の付く道は一通りは
走ってみたいですね。
imirinさんの言うように、自転車道とは言っても色々で
スポーティな用途に全く適さない道もあります。今回
紹介した自転車道もその一つです。スポーティな走り
を求めるなら、山道もそうですが、田舎にある交通需要の少ない県道がお勧めです。交通量少ないのに、整備がきっちりされていたりするので走り易い事この上なし。