カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

幽霊マンション!?

2010-12-12 10:14:59 | 非現実なお話
季節はずれですみません・・・。

冬になると思い出すのが、

5年前に住んでいたマンションです。

工業地帯に建っているせいか、空気はすごく悪い。

マンションの前は主要道路が走っています。

スーパーは自転車で15分。近くにコンビニなし。

しごく不便な場所でした。

なんでそんなとこに住んだのか・・・?

それはカッパさんの実家が近くて

当時マイカーを持っていなかった私達夫婦は

いつでも車が借りられるという利便性だけを重視して

決めてしまったのです。

最初は駅前付近で賃貸マンションを物色していました。

不動産屋の兄さんは、たぶんにもれず非常に気さくな人で

嫌な顔ひとつせず次々と物件を案内してくれました。

そのうち、ふと

「みなさん信じないんですけど、僕、霊感があって

 そんな気配のある部屋には怖くて入れないんです」

と言いました。

私が

「じゃあ、おたくが部屋に入らないときはそう言う物件って

 ことですね?」と聞くと、

「そういうことですね」と苦笑いしながら答えました。

さて、問題のマンションです。

そこはカッパさんが実家が近いから

「見てみたい」と押してきたのです。

案内されたのは5階の503号質。

でも503号室は道路に面していて、騒音がうるさそう。

反対側の501号質は静かな住宅地に面しています。

日当たりも問題なさそう。

なぜか501号室も空いているのに勧めない。

「こっちも部屋見てもいいですか?」と聞くと

あ、いいですよと、慌てて鍵をオーナーに借りに行く。

不審に思いながらもその501号室に入りました。

不動産屋の兄さんは、少し躊躇したものの

すぐに部屋に入りました。

(なんや、問題ないんやな・・・)と私も胸をなでおろしたのです。

結局いろいろと検討した結果、

その501号室に決めました。

住んでみると静かで特に不満はありませんでした。

でも冬が来て、様子が一変したのです。

結露がひどい!!

おまけに窓だけでなく壁、タンス色んなものがベトベトしてます。

風呂場は毎日掃除しても次の日は黒カビだらけ。

紙製のものは全て波うつ始末。

カーテンもまめに洗わないとカビがすぐ生えます。

『マンションとはこんなもんだろう』

と私達もあきらめていました。

でもやがてカッパさんがノイローゼになり、

私もこのマンションに住むのがイヤでイヤで

たまらなくなったのです。

どうも朝方ウトウトしていると、

布団の周りを誰かが歩き回っている気配がするし・・・。

こんなに住み心地の悪いマンション。

すぐにでも引越ししたかったのです。

しばらくしてカッパさんがマンションの住人と

トラブルを起こし、

そのマンションを追い出されるハメになりました。

やれやれ、さすがカッパさんです。

もともと引越しは考えていたので、

カッパさんの職場に近い隣町へ転居しました。

私としては義父母から離れられるのが

正直うれしかったです。

なにせカッパさんは極度のマザコンですからね。

両親もカッパさんと子離れできてない状態ですし。

でもね、これを機会に親離れ子離れしてくれるかと期待しました。

甘かったです。

引越ししてからも義父母は、以前よりもさらに頻繁に

会いに来てくれましたとさ。チャンチャン。
コメント
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