イタリア・ミラノの郊外に来ています。
スローフードの祭典「サローネ・デル・グスト」に参加する前にプレイベントを開催しました。
日本の発酵とイタリア食材の融合
直前までメニューは練りに練られて、こんなラインナップになりました。
【食前酒】
醍醐のしずく ―できたての栗の香りのする麹と一緒に―
【スープ】
イタリアのポーロネギと昆布の醤油スープ
【前菜1皿目】
・人参とほうれん草のクルミ味噌和え
・ロマネスコの梅肉和え
・酒粕のパントースト トマトの塩麹漬けのせ
・パプリカの胡麻和え
→【お酒】五人娘の冷(常温)
【前菜2皿目】
・生ハムの味噌漬け
・柿の羊チーズ和え
・人参の味噌漬け
・豆腐の味噌粕漬け
・鮎の熟れ鮓
→【お酒】懐古酒
【ご飯】
ポルチーニ茸の炊き合わせご飯
→【お酒】五人娘のぬる燗
【メイン】
鹿肉とインゲン豆の粕煮
→【お酒】発芽玄米酒むすひ
【デザート】
酒粕とチーズのアイス、黒米のソースかけ
人参やパプリカなど日本でもなじみのある野菜でもこちらでは味が違って濃厚で、素材の美味しさを生かしたメニューとなりました。
おいでいただいたのは、ミラノの北のロンパルディア州のスローフードの会員の方々。
お料理とお酒をサーブされる順番にご説明しながら召し上がっていただきました。
お酒について、日本の発酵についていろいろとお話しし質問にお答えしながらのあっという間の4時間でした。
「味の繊細さとバランスが良かった」
「日本食のイメージが変わった」
「健康的で、身体に負担がない食事でした」
などなどたくさんの嬉しいお言葉をいただきました。
日本酒も、ヨーロッパでは「SAKE」というと中華料理店で出される蒸留酒をイメージする方も多いそうですが、今回本物の日本酒を召し上がっていただいて「驚いた」「また是非飲んでみたい」「購入したい」というお声もたくさんいただきました。
まずひとつ終えてほっと一息です。
今日は移動日。トリノに向かって明日はいよいよスローフードの祭典「サローネ・デル・グスト」でのセミナーです。