寺田本家24代目のブログ

寺田本家の24代目当主の発酵日記。
心を込めた自然酒造りや発酵の里へをめざす町おこしへの取り組みをご紹介しています。

イタリア サローネ・デル・グスト

2008-10-21 07:38:23 | 酒造り
今日からイタリア・トリノへ行ってきます。

スローフード協会の展覧会、サローネ・デル・グストで寺田本家のお酒を味わうワークショップに行ってきます。

終わってから北イタリアのいろんなワイン、チーズ、ビールの生産者さんを訪ねて歩いてきます。

作り手の心に触れてきたいと思っています。

火渡りのお祭り

2008-10-09 07:19:35 | 酒造り
10月13日(月)の祝日に発酵の里神崎で面白いお祭りがあります。

山伏の格好をした人達がお神輿とともに町を練り歩き、利根川の河原で燃え盛る炎の上を駆け抜ける。
その後、信徒や見物人が家内安全、無病息災を祈願してやっぱり駆け抜ける。

皆で駆け抜けて幸せになっちゃおうというお祭りです

関東近県からも多くの見物客が訪れる、大きな行事です。

今年からNPO法人トージバの協力を受けて、いろんな出店がでて、たくさんの人に楽しんでもらえるお祭りになりました。

「10月13日は火渡りしようか」とお誘いあわせてのうえ是非いらして下さい。

白装束を着てお神輿を担ぎたい方、大募集してます。
ご希望の方は寺田本家まで電話ください。
0478-72-2221
お神輿担ぎたいとお伝えください。

BOOTさん

2008-10-06 10:17:12 | 酒造り
昨日、東京の羽村でブートさんが主催する試飲会に行ってきました。
ブート店主、黒澤さんがつくる料理と寺田本家のお酒を楽しみながらお酒造りの話を聞くという趣向です。

20名程の方がお集まり下さり、とても楽しいヒトトキでした。

話がいろんな方向にそれて、まとまりなくなっちゃったけど、いい勉強になりました。

やっぱり目の前でお客さんに飲んでいただくのは緊張しますが、また蔵に戻って酒造りを張りが出ます。

いい機会を作って下さってありがとうございました。
感謝いっぱいです。

柿の季節

2008-10-02 17:24:35 | 酒造り
10月に入ってめっきり涼しくなりましたね。

ウチの近所の柿の木も葉っぱを落として、美味しそうに彩づいてきました。

今日、配達の途中に千葉のアースマーケットに寄ると、もう柿が並んでました。

秋本番ですね。

ゆるすということ

2008-10-01 06:14:27 | 酒造り
先日、ある航空会社の機内誌をパラパラとめくっていると、タイに移住し歌手として活躍している日本人女性の記事が出てました。

彼女はこう言います。
「日本人にとってタイはとても居心地がいい。それはタイの人と日本の人は‘ゆるすことを最大の美徳とする'というところで気質が似ているからだと思う」


この記事に出会ってから‘ゆるす'ってなんだろうなといつも頭のかたすみにありました。

ゆるせているかな?
何がゆるせないかなと考えてみました。
いつまでも戦争を止めないアメリカが許せない。
権力争いばかりしている日本の政治家が許せない。
環境問題に真剣に取り組もうとしない行政システムが許せない。
いまいち段取りがうまくいかない職場環境が許せない。
何度言っても言うことを聞かない子供が許せない。

書き出してみると、他愛もないことばかり。
それなら、一度なんでもかんでもとにかくゆるしちゃえばいいかと思うと、なんだか心がスッーと軽くなりました。

いろいろあるけど、とにかく一度ゆるす。で、そこからまた始めてみる。

野口体操の創始者、野口三千三さんは「からだに貞く」という本の中で、「ゆるす」と「ゆるめる」は語源が同じと言ってました。

日本人はずっと昔からゆるすことの心とからだの動きを感じとって、言霊の中にヒントを貯えていてくれてるんですね。

ともすればカチンコチンに凝り固まってしまう心とからだを、いつもゆるゆるとゆるめていることが、‘ゆるせる人になるコツ'なんだと思います。