高知の馬路村に行ってきました。
最近「県庁おもてなし課」を読んで、馬路村すごいところだなと思っていたら、友人が「今度馬路村行って村長さんとBBQするんだ」と聞き、無理をお願いしてtasobiの堀田幸作くんと同行しました。
高知空港からレンタカーして、山道を2時間ほど、まず出迎えていただいたのは役場の方で「好夢員」を名乗る木下さん。
「面白いものをみせちゃるき」
と見せられたのはバス停に座る人形と掲げられたお迎えの文字。
「これを公共の場で、勝手にやるのが面白いんじゃ」
好夢員の木下さんの、いきなりのおもてなしに心をわし掴みにされました。
馬路村は人口1000人の村で、農協が柚子製品の商品化・販売に成功して有名になった地域です。
「田舎を売る」ことを徹底し、ブランド化を図って必死の生き残りを掛けてきたと、村長さんは仰います。アイディアを出さないと生き残れないからと笑って言っていました。
木下さんに案内してもらい、農協が運営する有名な「ごっくん馬路村」の工場を見せてもらいました。
5年ほど前に森林組合の貯木場を農協が買い取って新しい工場を建設したそうです。
周りに広葉樹を植えて、せせらぎも作って、ワサビやクレソンが生え、素敵な森の小道の向こうに木をふんだんに使った素敵な工場がありました。工場というよりも大きな工房といった佇まいです。
隅から隅まで意識が行きわたっていて、とっても心地よい空間です。
ごっくん馬路村が飲み放題になっていたり、マイラベルが書ける遊びがあったり特別村民住民票が申し込めたりと、楽しめるアイディアがたくさんあり、おもてなし感がビンビンと伝わってきます。
馬路村の柚子は他の地域に比べて生産量が多いとか名産だったというわけでなかったそうですが、村の農家が農薬を使わなかったことから、無農薬の柚子を原料にでき、いまでは農薬も化学肥料も農協は取り扱いをしないので、地域全体が有機栽培・自然栽培になっていると伺いました。
農協が農薬を取り扱わないってすごいことです。
一か所だけが儲けても仕方がないんだと信念をお持ちで、馬路村の柚子が有名になることで、高知全体の柚子の消費量が上がって、それをきっかけにたくさんの方が高知に来てくれることが願いだと仰っていました。
集落の中を流れる川にもご案内いただきました。
澄み切ったまさに清流なのですが、山が荒れているから、川に土砂が堆積するようになって、夏になると子どもたちが飛び込む淵が浅くなってきていたそうです。
そこで、大きな石を上手に組んで、水の流れを変え、自然と淵が蘇るようにしたそうです。また、別の場所では瀬が無くなって魚たちがいられなくなってしまったので、石を置いて瀬をつくることで、水がかき混ぜられて酸素の供給が増えて、また魚の隠れ家になり、魚が増えてきたそうです。
近自然工法というそうなのですが、「コンクリートを使いたくなかったから」と平気でおっしゃる木下さんはご自身も釣り師だから、川を蘇らせたかったと仰っていました。
夜は愛媛で自然栽培農家をされている佐伯さんも合流してのBBQ大会。
馬路村でもこれからは村全体で自然栽培に取り組んでいきたいそうです。
馬路村はおもしろい、おそるべし、おもてなしの村でした。
最近「県庁おもてなし課」を読んで、馬路村すごいところだなと思っていたら、友人が「今度馬路村行って村長さんとBBQするんだ」と聞き、無理をお願いしてtasobiの堀田幸作くんと同行しました。
高知空港からレンタカーして、山道を2時間ほど、まず出迎えていただいたのは役場の方で「好夢員」を名乗る木下さん。
「面白いものをみせちゃるき」
と見せられたのはバス停に座る人形と掲げられたお迎えの文字。
「これを公共の場で、勝手にやるのが面白いんじゃ」
好夢員の木下さんの、いきなりのおもてなしに心をわし掴みにされました。
馬路村は人口1000人の村で、農協が柚子製品の商品化・販売に成功して有名になった地域です。
「田舎を売る」ことを徹底し、ブランド化を図って必死の生き残りを掛けてきたと、村長さんは仰います。アイディアを出さないと生き残れないからと笑って言っていました。
木下さんに案内してもらい、農協が運営する有名な「ごっくん馬路村」の工場を見せてもらいました。
5年ほど前に森林組合の貯木場を農協が買い取って新しい工場を建設したそうです。
周りに広葉樹を植えて、せせらぎも作って、ワサビやクレソンが生え、素敵な森の小道の向こうに木をふんだんに使った素敵な工場がありました。工場というよりも大きな工房といった佇まいです。
隅から隅まで意識が行きわたっていて、とっても心地よい空間です。
ごっくん馬路村が飲み放題になっていたり、マイラベルが書ける遊びがあったり特別村民住民票が申し込めたりと、楽しめるアイディアがたくさんあり、おもてなし感がビンビンと伝わってきます。
馬路村の柚子は他の地域に比べて生産量が多いとか名産だったというわけでなかったそうですが、村の農家が農薬を使わなかったことから、無農薬の柚子を原料にでき、いまでは農薬も化学肥料も農協は取り扱いをしないので、地域全体が有機栽培・自然栽培になっていると伺いました。
農協が農薬を取り扱わないってすごいことです。
一か所だけが儲けても仕方がないんだと信念をお持ちで、馬路村の柚子が有名になることで、高知全体の柚子の消費量が上がって、それをきっかけにたくさんの方が高知に来てくれることが願いだと仰っていました。
集落の中を流れる川にもご案内いただきました。
澄み切ったまさに清流なのですが、山が荒れているから、川に土砂が堆積するようになって、夏になると子どもたちが飛び込む淵が浅くなってきていたそうです。
そこで、大きな石を上手に組んで、水の流れを変え、自然と淵が蘇るようにしたそうです。また、別の場所では瀬が無くなって魚たちがいられなくなってしまったので、石を置いて瀬をつくることで、水がかき混ぜられて酸素の供給が増えて、また魚の隠れ家になり、魚が増えてきたそうです。
近自然工法というそうなのですが、「コンクリートを使いたくなかったから」と平気でおっしゃる木下さんはご自身も釣り師だから、川を蘇らせたかったと仰っていました。
夜は愛媛で自然栽培農家をされている佐伯さんも合流してのBBQ大会。
馬路村でもこれからは村全体で自然栽培に取り組んでいきたいそうです。
馬路村はおもしろい、おそるべし、おもてなしの村でした。