フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

序章に過ぎない予感、その後

2023-04-07 | 日記
お義父さんが搬送先の病院から戻った翌日、様子を見に行った夫の話によると、部屋のあちこちのコンセントにコードを差し込もうとして、明らかに様子がおかしかったと。
義母は、認知症の検査に行って欲しいと説得しているようだ。
私はいてもたってもいられず、地域の相談窓口にひとっ走りし、介護保険の申請や、こういう場合の対処法を仰いだ。
まずは、主治医である糖尿病の先生に状況を伝えて診断してもらうこと。
そこから同じ病院内の物忘れ外来へ連携するのが良いと。
翌日には、出勤前の夫の車で病院に行ってもらうことが出来た。

お義父さんは、
「みんなでワシをボケ老人にしようとして
と、いつも通りの嫌味を言っていたが、胸の内は不安そうだ。
私も診察室に入れてもらい、これまでの闘病生活の一端を、初めて知る。
お義父さんはもう20年も治療を続けているんだ!
寂しそうに「院内で同じ病気で知り合った人達がみんな居なくなった」と言う。
そして今は、自分の記憶力に自信を無くしている。

診察の後は、インスリンの打ち方の確認練習をする事になった。
お義父さんが鞄から取り出した薬剤ペンは、随分古い型のもので、驚いた看護師さんが指摘すると、自分でも何故それを持ち出してきたのか不思議がっていた
そして針の取付方を忘れたと!
保護シールをはがすだけだったんだけど、その瞬間から看護師さんは私に向けてハッキリと「やり方を覚えてね」の圧をかけてきた(義母ではなく、私に!!)
そこから先の段取りは、お義父さんは意外にしっかり出来ていて、身体で覚えているようだった。
いやいやこれは、私には難しいぞ!!
1回見たきりで、何が何だか分からない。私の認知力こそ当てにならんのだ。
引き戸を押して、開かないと慌てる私です・・・押すだけのドアを横に引くこともあります!
先日は、iPadの指紋認証を登録しようとして、画面の指紋の絵に指をあてて待ってたよ←電源スイッチのところに当てるのが正解。(恥)

ともかく、お義父さんが打ったのを忘れてもう一度打つのを阻止する係、
打ち方を忘れた時に導ける係、
それを担う事になるのか

振り返ってたら長文になったので、続きはまた。


一昨年、セビジャーナス1番の撮影をした、名張で好きなスポット。


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