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With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

THE BEATLES / BEATLES FOR SALE PCS3062

2018年10月07日 | レコード


心配していた台風も温帯低気圧に変わり、関東ではほとんど影響がなくなった穏やかな日曜日。

久しぶりに家中の掃除をして、昨日の山中ドライブで泥汚れのついたZTを洗車して、そして買い出しに出かけたりと
家事をこなしたあと、ようやくのんびりできる時間となったので、ビール片手にレコードタイム。

2週間前に甲府のレコード屋さん「レイドバック」さんにてお手頃価格で仕入れてきた「Beatles for Sale」を手持ちのステレオ盤と聴き比べ。

聴き比べしたのは以下の3種。
マト1のいわゆるオリジナル盤(今回購入)、70年代後半プレスの2EMI盤、そして09年リマスター盤(紙ジャケ仕様)。


まずは最新入荷(笑)のオリジナル盤のジャケット。コーティングの浮きもほとんどない綺麗な個体でした。


けれどスパインにはダメージが。猫でも引っ掻いたかな(笑)。


インナースリーブはえんじ色の広告が入った68年以降のタイプ。


マトリクスはside:1が「YEX142-1」、


side:2が「YEX143-1」。
68年になってもマトリクスの数字が進んでいないということは、やっぱりステレオ盤はモノ盤ほど売れてなかったということなんでしょうか。

それにしても今回購入したこちらの盤、スピンドルホールにも傷がほぼ見られず、盤自体にも艶がまだまだ残っているかなりの美品。
早速針を落としてみると、思わず「当りだあ」とにやけてしまうほどの鮮度を感じられる音が出てきた。
モノ盤の、音が塊りとなって飛び出してくるライブ感のある音と比べると、こちらは各パートの定位がしっかり分かれている、乱暴な言い方すると
バランスが悪いせいで、かえってスタジオでのレコーディングセッションの光景を目の前で聞いている様な生々しい音。

印象的なのがリンゴがリード・ボーカルをとる「HONEY DON'T」。
モノ盤ではジョンのJ-160Eの音が、ザクザクとリズムを刻み、曲にいかにもロックンロールな勢いを与える印象なるも、このステレオ盤だと分離がくっきりし過ぎていて、
スタジオでジョンが真顔でうつむきながら一生懸命リズムトラックをレコーディングしている姿が浮かんでくる様な、荒々しさとは真逆な印象の音。


続いて70年代後半のプレスと思われるシルバーパーロフォン盤を。


こちらのマトリクスはside:1が「YEX142-3」、


side:2が「YEX143-2」。やっぱりモノ盤に比べ進みが遅い(笑)

さっそく針を落としてみたところ、う~んこれは万人が聴いてもさっきの初期盤に比べて数段聴き劣りする音。
全体的に不明瞭なボンヤリとした音になってしまっていて、マスター・テープの鮮度がどうとかでなくて、
カッティングの作業レベルが雑だったことに起因するんじゃないかと思えるほど。
ジョンのアコギの名演が楽しめるがすの「HONEY DON'T」も平坦な感動のないサウンドに。。。
う~ん、こうも違うもんかね。


そして最後は09年リマスター盤。
最初に出たデジパック盤は売り払って、買いなおした紙ジャケ盤(笑)。
言わずもがな、素晴らしい再現度のジャケットですよね。

今回あらためてオリジナル盤と聞き比べたところ、本当によくオリジナル盤を再現しているという印象。
冒頭の「NO REPLY」。ジョンのボーカルのエコーのかかり具合が不自然というか違和感を感じる箇所も見事にトレースしている。
もう09年のリリースから10年近くが経とうとしているのに色褪せない仕事っぷり。このふくよかなアナログ感は素晴らしい。

いやあ、久しぶりにレコードを、ビートルズを楽しめた至福のひと時でありました。

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