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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









「1冊 100円」のBOOKSCAN(ブックスキャン)が人気。すでに 1.5ヶ月待ち
1冊 100円、著作権法のグレーゾーンに踏み込んだ、など、様々な理由で話題となっている書籍のスキャン代行サービス「BOOKSCAN(ブックスキャン)」が人気だ。すでに、昨日4月28日に申し込んだ利用者によると、スキャン開始日は 6月7日とのこと。

そろそろ、以前、書いたような形で、BOOKSCAN 自身がフランチャイズ化するか、1冊95円とかを歌う競合サービスが現れてくるのではないかと予想。

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[ 取材日記 ] / 2010-04-29 11:17:34 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




雑誌と iPad 内の電子雑誌を比較
iPad は電子書籍リーダーとしても注目されている。
実際どの程度見やすいのか、というのを、リアルな雑誌との比較で紹介してみたぞ。



その他、T-01A との比較など、iPad の大きさを比較できる記事を掲載したので、ぜひご覧ください。

(関連記事)
比較写真で見る電子書籍リーダー その1 T-01A、iPad
[ iPad ] / 2010-04-26 09:33:04 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




人気の「BOOKSCAN」に先輩がいた!「ScanBooks.jp」は1冊110円の裁断サービス
先週紹介した「BOOKSCAN(ブックスキャン)」が大人気らしい。
木曜日頃には申し込んだら GW明けと、Twitter上で報告されていたが、その後、金曜日の夜には5月中下旬との報告が。どんどん申し込みが増えているようだ。

ところで、類似のサービスを探していたところ、「ScanBooks.jp」というサービスがあるらしい。こちらは、「BOOKSCAN」とは異なり、書籍の裁断サービス & スキャナ貸し出しサービスとなっている。1冊単位のスキャンには向かないものの、60冊以上の場合、裁断後の返送料金は無料。さらに無料でスキャナを貸し出してくれるのだ。ということで、少々大口のサービスな気がするが、「BOOKSCAN」に大口で頼んでいる場合には、こちらも代替サービスにもなり得るのでは?

ということで、比較表を作ってみたので、ぜひ参考に。

(関連リンク)
BOOKSCAN、ScanBooks.jp 比較表 (Windows Phone FAN)
[ サイト情報 ] / 2010-04-25 21:02:37 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




iPad で電子化した書籍は読めるか? 2
ちょうど1週間前、「iPad で電子化した書籍は読めるか?」というエントリを書いた。その後、またいろいろ試してみたので、結果を紹介したい。

東京カレンダー 2010年5/6月号

Windows Phone でもおなじみ NetFront Browser の ACCESS社が開発した「NetFront Magazine Viewer」のサンプルアプリとして配布されているビューワーを利用した「東京カレンダー」&「東京情緒食堂」のサンプル版だ。

いわゆる紙の雑誌を元にした電子雑誌がでてきたら、こんなスタイルになるんでしょうね、という姿を一足先に見せてくれる。iPad のスクリーンの美しさもあって「おお!」と思う。しかし、元々の解像度がそんなに高くないせいか、あまり拡大はできないので、写真を拡大してもあまり綺麗にはならない。

もう一つイマイチなのは、ページを拡大すると、ページがめくれないことだ。一旦、小さくしてからでないとページがめくれない。さらに、拡大縮小を繰り返しているとページがまったくめくれなくなることもある。ありゃま。まあ、サンプル版アプリと言うことなので、今後頑張って欲しい。

Cloud Readers に JPEG版のPDFを

自分は、雑誌を買うと、デジカメで写真を撮って電子化している。
ということで、試しに、この中から1冊分の JPEG写真を連結して、PDF化してみた。
おおよそ 80ページを見開きずつ 40枚強の JPEG写真だ。1枚あたりは、2.5MB ~ 3MBほどだ。でもって、これを Adobe Acrobat 8.0 で、1本の PDFファイルに。サイズはおよそ 140MBほどになった。これを、Cloud Readers に入れてみると、何とか表示はできる。

しかし、同ソフトの注意書きにもあるように、数ページおきにページ送りに失敗して、快適に流し読みと言うわけにはいかなかった。が、まあ、本当にページを読むのであれば、パラパラめくることもないから、そんなにストレスに感じることもないのではなかろうか。

GoodReader

iPad というか、iPhone の PDF Reader としては、GoodReader というソフトが人気なんだそうだ。ということで、すでに転送したファイルを、こちらでも見てみようと思ったが、Cloud Readers 上の PDFファイルは、この Good Reader からは見ることができなかった。

ということで、気を取り直して、Good Reader にもファイルを転送して、閲覧してみた。
Cloud Reader よりも若干表示が遅い印象だが、ファイル管理などの機能は優秀そうだ。
日本の雑誌のように、右手でめくっていくタイプの雑誌の場合、Cloud Reader では、右から左に文字を読み、右から左にページをめくるのがちょっと違和感がある。一方で、GoodReader の場合には、ページは下から上にページをめくる (つまりスライドする) ので、少しだけ違和感が緩和される印象だ。にしても、ワンテンポ遅い印象が…。

iPadのメディア管理

GoodReaderを入れてみて気が付いたのだが、Windows Phone と比較して、iPad もとい iPhone OS が、もっとも不自由だなあと思った点は、ファイル管理がアプリケーションとひもづいている点だ。Cloud Readers 用に転送したファイルは、Cloud Readers でしか再生できないし、GoodReader 用に転送したファイルは、GoodReaderでしか再生できない。

iPhone / iPad にあって、Windows Phone にない、最大の魅力が、GPU を利用したサクサクした動作なわけだが、このようなアプリとファイルの関係であれば、アプリ側は、データに対して、アプリが高速に動作できるためのキャッシュを作ったり、サムネイルを作ったりと、いろいろな工夫ができそうだ。JPEGデータ一つでも展開するのには時間がかかるが、サムネイル用の画像を作ってしまえば、高速に表示することができるだろう。

このあたりは、パソコンと管理上の概念がなく、どちらがいいのか一長一短である気がするが、まあ、世間一般としては、iPhone OS の方が指示されているのだろう。

ということで、iPad は、電子書籍リーダーとして使えそう。
後は、早く日本でも電子書籍がガンガン刊行されるようにならないと、なかなか、iPad の普及はおぼつかない気がするこの頃なのであった。

[ iPad ] / 2010-04-25 19:42:22 コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




日本橋 日本国道路元標
NHKのブラタモリで、脚光を浴びた? 「日本橋の日本国道路元標 (日本のすべての道路の起点)」に行ってきました。
これが証拠写真。
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東京駅から歩いたのですが、イマイチ場所に自信がなかったので、HYBRID W-ZERO3の「Google Map」で検索して、とことこ歩いて行きました。

日曜日の午後でしたが、結構な交通量で、かつ、この標識目当てに付近を散歩している人も多数。なんかうららかな感じで楽しかったです。
[ Windows Phone ] / 2010-04-24 02:00:20 コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )




横浜No.1 信楽茶屋のラーメン
2007年度横浜激うまラーメンランキング1位の信楽茶屋。
ラーメンの味を評価するにもいろいろな言葉や、言い回しがあるのだと思うが、残念ながらそんなに詳しくないので、評価は是非、ググってみてください。

面白いのは、どんなラーメンに対しても +150円で炒めた野菜をトッピングできること。
キャベツは芯まで入ってますが、ラーメンのスープと一緒なら美味しいですよ~。
ちなみに最寄りの交通機関は、JR鶴見駅です。
週末の食べ歩きにもどうぞ。

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[ 日記 ] / 2010-04-23 01:49:17 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




毎年値上げ? 少年サンデーという週刊誌ビジネス
出版業界が苦境らしい。
というのも、自分がその業界にいないので事情がよく分からないからなのであるが、Yahoo! JAPAN ニュースで「出版不況」ページが作られるくらいの状況らしい。
こちらによると、この10年で 20% も販売金額が減っているという。

そういえば、毎週水曜日の朝、最寄り駅で購入しているマンガ週刊誌「少年サンデー」も、年々値上げされているような気がする。実際のところ、2008年には 240円で販売されていた雑誌なのだが、2009年には 250円に。そして、260円になったと思ったら、先週号は 270円なのである。同じ世代の人なら、「えー! 190円とかじゃないの!」と思ってくれるんじゃないかと思う。

では、この値上げは何のため? と思って、もう少し調べてみると、Wikipedia に少年サンデーの発行部数が示されている。実際の消化数はさらにこれとは異なる傾向があるだろうが、実際に、発行部数と単価をかけて、理想的な売上を出してみると、この2年間だけでも1冊あたりの売上が 2,000万円ずつ減少しているように見える。すなわち、年間 50冊出すとすると、10億円の減収になる。

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元々、マンガ週刊誌は、ファンを作り、その後の単行本の売り上げで食っているらしい。そういう話が、数年前の無料マンガ雑誌が登場した頃に宣伝されていた。その後、この無料配布モデルも、あまり芳しい話を聞かなかったので、廃れたのかなあと思っていたのだが、最近は小学館などでも、ウェブで無料でマンガが読めます、というビジネスモデルを始めたようだ。
そんなに苦しいならば、まずは、iPhone 向けとか、iPad 向け、Windows Phone 向けに電子書籍として販売してくれればいいのに、と思ったりするわけだが、きっと先陣切ってはやれないんだろうなあ。
[ 取材日記 ] / 2010-04-22 01:18:40 コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




ジョナサン 30周年記念ランチ
ファミレスの草分け的な存在である、ジョナサンが30周年なんだそうだ。設立は、1980年4月23日とのことで、それから今週で 30年というわけだ。とはいえ、30周年とはいえ、パートの人は言うに及ばず、従業員のほとんどは入れ替わるほどの年月だ。

と、本題は、たまたまランチに行ったら、この記念ランチが安かったという話。提供期間は本日 2010年4月19日(月) から 28日(水) の10日間となっているらしい。
うわー、ジョナサンなんて久々に単語みたよ、って思って懐かしく感じるなら食べに行ってみるのも。

これが案内のパンフレット。
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まずは前菜とパン、グラタン。
グラタンには、懐かしいモノがついてますよ。
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おお、旗ですよ。旗。フラッグ。
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こちらがメインのビーフシチュー。意外とお肉が多くてビックリです。
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最後は焼きプリン。
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ごちそうさまでした。
[ 取材日記 ] / 2010-04-21 11:25:25 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




NetWalker って売れてるの?
昨日発売になったシャープ「NetWalker PC-T1」。
正直ぱっと見た感じ、欲しい! という物欲が沸かなかったのだが、一体世間の反応はどうなんだろう?

Twitter等では、結構な盛り上がりを見せているが、これはニュースとしての取り上げ方。買う宣言したり、すでに NetWalker を使っていて、これはいいぞ! という書き込みが全くと言っていいほど見られないのが気になる。

ということで、ぱっとネットで検索できる限りの販売状況を調べてみた。

● シャープの発表

■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■
NetWalkerが電子辞書機能搭載で遂げた進化とは
新たな販売方法、利用方法の提案につなげる


こちらによると、PC-Z1の話として、出荷開始から 1ヶ月半で、1万台とのコメントが。
また、年度内に 5万台近い出荷実績をと言っている。

● 価格.com の価格情報

・NetWalker PC-Z1 の価格推移をみてみると、発売当初こそ 4万円台をキープしているが、発売が 9月末に行われると、4万円未満まで下落。赤モデルが登場する10月25日には、3.5万円にまで価格が下落した。

・それにもかかわらず、2010年に入ってからの価格はほぼ落ち着いており、最安値 \29,999 があるものの、ほとんどの店舗では、3万円台の販売価格をキープしている。

これだけみると、決して在庫を抱えて投げ売りになったりしているわけではなく、シャープが極端に出荷を絞っているか、それとも、そこそこ人気であるということなのだろうか?

ということで、何か最新情報をお持ちの方は是非教えてください。

[ 取材日記 ] / 2010-04-21 02:56:51 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




こ、これは、iPhone OS 0.4?
ある日、JR線の駅構内で見つけた「iPhone」のホーム画面。
おお、いつの間に、こんな交通広告を打っているんだ?
でも、なんかパチモンっぽいのはなぜ?
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と思いきや、これ、宇都宮の観光案内ポスターでした。
宇都宮の名所を一つ一つ意匠化したもので、考え方としては、アプリのアイコンと同じ。例えば、こんなものが並んでいます。

- ろまんちっく村ブルワリーの地ビール
- ペットボトル飲料水「うつのみや泉水」
- 宇都宮タワー 高さ89m
- 餃子取扱店 約350店

など。どうでしょうか? この iPhone のホーム画面にも負けぬ バラバラぶり。名所から食事処、名産品まで、一見ランダムに並びます。

これらを iPhone のホーム画面っぽく並べた結果、見事なまでの iPhone レイアウトになってしまったらしい。
これをみて、iPhone OS を想起する人は、まだまだそんなに多くはない気がしますが、それでも iPod touch だって、売れてますし、全国では 200 - 300万人程度いてもおかしくないような気がしますねえ。
[ 取材日記 ] / 2010-04-21 01:02:18 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




BOOKSCAN というビジネスと可能性
週末から、BOOKSCAN ばかり取り上げているわけだが、そのくらい面白いなあと興味を惹かれたのだ。ちなみに、この「1冊 100円」は、どの程度割がいいビジネスなのだろうか。この100円で実施しないといけない仕事は下記の通りだ。

【BOOKSCAN の仕事】

1.段ボールを開梱する。
2.中から書籍を取り出す
3.大型のカッターで裁断する
4.ページをばらけさせて、スキャナにセット
5.スキャナのボタンを押してパソコンに取り込み
6.パソコン側で、オプションのOCR変換 (50円) があれば実施。
 なければ、出来上がったファイルを、注文者にメール。
 ※ もしかすると、ここで、全ページ軽くチェックし、
   エラー率をあらかじめ確認する。

さらに、スキャンし終わった祭壇済みの書籍を定期的にまとめて廃品業者に提供する必要があるだろう。

BOOKSCAN では、作業内容を YouTube のビデオで公開しているので、そちらを見てみると、おおよそ、新書本で1冊 3分程度のようだ。複数台のスキャナを使えば、もう少し空いた時間に次の本を仕込んだりもできる気がするのだが、ビデオを見ている限りは、スキャン済みの紙が詰まらないように時々取り出したりしているし、様子を見ているようにも見える。

効率化だけを考えれば、スキャナから出てきたページは、そのまま段ボールあたりに捨ててしまえば効率がよい気もするのだが、エラーが発生して再スキャンするときにページを揃える手間を考えると、たかだか1~2分程度であれば、スタンバイしていた方がよいのかもしれない。

実際同社のホームページ上でも下記のような書き込みがされている。

「Q.100円なんて安すぎませんか?怪しいんですけど。
怪しいのは確かですが、100円なのは事実です。裁断は10秒以内で出来ますし、エラーがなければ1冊2~3分でスキャン完了します。オペレーションから無駄な作業を排除しているのと、エラーの少ない紙に限定しているのでこの価格で対応可能です。 」

なるほど。
一方で、下記のようなリスクもある。

「10.裁断しスキャン後5%以上読み込めない箇所がある書籍は、対象となる書籍の購入金額の全額を返金致します。」

ただし、この書籍の上限額は、5,000円となっている。5% というのは、それなりのページ数なはずだ。実際に 200ページ程度の書籍 (新書では割とポピュラーだ) だとすると、このうち 5% と言えば、10ページ程度。枚数にすると 5枚くらいはクラッシュして読めないかもしれないからごめんねえ、というのとトレードオフな訳だ。もっとも、毎回そうである可能性は、今後の仕事の受注に関わるだろうから、通常はきちんとスキャンできるのだろう。

つまり、ここまでのミクロな観点で言うと、仕事を覚えたてでも、3分に 1冊 = 100円ほど稼げるような雰囲気がある。つまるところ時給 2,000円のビジネスだ。アルバイトとしては悪くはないが、大手が参入してこない程度の稼ぎなような気がする。なかなかうまい。もし、慣れてきて 1冊平均 2分で裁断、スキャン、顧客へのメール送付までできるようになれば、時給 3,000円ほどにアップというわけだ。ざっと見たところでは、これ以上の効率化は、品質を保ったままでは、ちょっと難しそうな印象を受ける。

ちなみに、この「BOOKSCAN」サービスが、さらに面白いのは、「お申し込み後に、個別にご連絡致します。弊社までお送り頂く書籍の送料は各自ご負担ください。」という記述があることだ。100円だけに目がいきがちだが、この記述もよく考えられているように思う。(現時点では想像でしかないが)

この手のサービスを1つのオフィスで手がけるのは、スケーラビリティがない。1時間に 20冊をスキャンし、1日 12時間働いても、せいぜい 240冊。これではなかなか大規模なオフィスを構えて処理するのは難しい。

そこで、考えられるのが受注数が増えてきたら、同じようなパソコンと ScanSnap を完備した SOHO (なんか死後だなあ…) を増やすこと。よりビジネスっぽく言うならば、フランチャイズを増やすこと。そして、仕事を受けられるレベルにあわせて、どんどん拠点を増やしていくことだろう。

ということで、ここまでの記述から「BOOKSCAN」は、いくつかの緩やかなスキャン・グループがあって、それらがベストエフォートな感じで、それぞれ仕事を引き受けて、ScanSnap で、どんどんデジタル化していっているように感じられる。名前的には、これがおそらくベストな命名だろうし、これだけ有名になったからには、競合サービスを押さえて、ここが大半のシェアを抑えられるのではないだろうか。なかなかいい仕組みを考えついたんじゃないか、と思う。

個人的にはパクる気もないので、ビジネスモデル特許とか先に申請しておけばさらに安心だったのではないか、と思ったりするが、そういうのなしに始める気軽さも、これまたありな気がする。

一方で、ライバルもすぐに登場してきそうな気がする。
実際に習熟した結果、1冊100円で処理できるということになれば、10冊 = 900円という値付けもありだろうし、もっとストレートに 1冊 = 90円といってもよい。あるいは、今、BOOKSCAN で実施していない「Amazon.co.jp」からの直受けを行うような付加価値をつけるのも有効だろう。1冊 100円頼むのに、送料が 300円(郵送) ~ 1,000円 (宅配便) かかるのでは、ユーザーにとって敷居も高くなってしまうためだ。

ということで、随分いろいろ想像で書いたが、BOOKSCAN さんには何の取材も調査も行わずに、想像で書いてますので、その点だけはご了承くださいませ。

bookscan(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷 - 会社概要_1271602745872
[ ニュース ] / 2010-04-20 02:04:37 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




iPad で電子化した書籍は読めるか?
BOOKSCAN のネタで、個人的には結構盛り上がった訳だが、実際に、この BOOKSCAN サービスで作ってもらった PDF文書は、iPad で快適に読むことができるのだろうか? いくつか、iPad での電子書籍系の動作を試してみた。

Cloud Readers

まず、iPad に入れて試してみたのは、Cloud Readers という無料ソフトだ。フォーマットとしては、PDF の他、CBZ、ZIP での JPEGファイル閲覧にも利用できるのだという。残念だが、BOOKSCAN 側がこれに対応していない。

試験結果はこんな感じ。
  • 雑誌をスキャンしたもの 4.5MB / 16ページ → そんなに遅くなく表示できる。
  • 自分がメモとして作った数ページの PDF 100KB / 10ページ程度 → さすがに軽い
  • ARIB刊行の標準化文書 3-6MB / 200ページ前後 → こちらも十分軽い


ということで、まあまあ行けそうだ。が、実際には、上記の冒頭に書いた画像として作られた PDFファイルは意外と苦手らしい。作者の方のブログには、「iPadアプリ作成日誌: CloudReaders 1.03 」というような内容があり、メモリ消費が大きく安定しない動きになっているようだ。むむむ。

この「Cloud Readers」には、別の課題もあった。
それは、現在のバージョンでは、検索機能が使えないこと。特に、リファレンス系の書籍の場合、実際には全部をめくりながら読むと言うより、調べたい単語を入力して、拾い読みするという使い方が多いため、これでは快適に使うというわけにはいかないようだ。(この辺はどんどんバージョンアップされていくかもしれないが)

なお、類似のサービスとして、こんなものもある。
一応試してみたのでメモ。

Safari
  • リンク先が .pdf ファイルになっていれば直接 PDFファイルをダウンロードしてきて開くことができる。
  • ファイルサイズもとりあえず、2MBほどで 8ページ構成くらいのファイルをダウンロードしてみたが、まあ快適だ。
  • 問題はローカルストレージがないので、無線LANが使えない環境では、実行上使い物にならないことだ。

Amazon Kindle
  • Kindle の iPad 版も無料でダウンロードすることができる。
  • 購入は、Kindle for iPad 上で行うわけではなく、Safari を起動して、その中の「Kindle Store」で購入する仕組みだった。
  • 購入後は、「transfer to iPad」というボタンを押せば、すぐに Amazon Kindle が起動して、電子書籍がダウンロードされ、以降は、Amazon Kindle と同じようにアプリケーションの中で、電子書籍が管理されるようになる。
  • こちらの課題は、日本語で出版されている、読みたい書籍が一冊もないことだろうか…。


[ iPad ] / 2010-04-19 02:46:39 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




1冊100円で電子書籍化 BOOKSCAN と著作権
低価格・書籍スキャン代行サービス「BOOKSCAN」だが、発表当初から、「これって合法?」「著作権法違反じゃね?」という書き込みが、あちこちでみられるようだ。ひとまず、このあたりに情報がまとまっているので、気になる方は読んでいただければよいのだが、内容としては、著作権の第30条に、本人が実施することを条件としており、法の精神から言うと、やはり代行するのはグレーだ、という内容らしい。

一方、そういう事例はいくつでもあるのに、何も考えずに、こんな発表をするわけないよなあ、と思って、注意書きをよく読んでいると、こんな内容が。

bookscan(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷 - 著作権について_1271602731041

とあって、つまるところ、

「2.BOOKSCANへご依頼頂いたものは、著作権法に基づき、著作権保有者の許可があるものとして判断させて頂きます。」

で、済まそうとしているわけだ。
その他の事項は、当然のことが書かれていると思うのであるが、ここだけはなかなかドキドキする内容だ。

その他にも、

bookscan(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷 - サービス案内_1271602717685

「発売後2年以内」の書籍に限定している点も、何となく著作権の絡み? と想像してもみたが、サイト上の注意書きだと、

「4.発売後、原則2年以上経過している書籍は、読み込みエラー発生率が高いため、現在は対応しておりませんのでご了承ください。」であり、
「Q.発売後2年以内の書籍しかスキャンしないというのは何故ですか?
比較的新しい書籍のほうが、エラー率が低いためです。ただし、年数を増やしてほしいと要望が多いため、サービススタートして1ヶ月やってみて、問題なさそうであれば拡大します。 」

なんだそうだ。実際にやってみた経験から言うと、確かにそうかもしれないなあと思ったりする。

安い秘密として、もしかして、2冊目以降同じものがきたら、再スキャンしないのでは? と思ったりもしてみたが、こちらも、ちゃんと FAQ に回答されている。

「Q.2冊目に同じ本が来たら、スキャンせずにそれを売りさばくビジネスモデルですか?
違います。それでしたら、メモ等されている書籍はスキャン出来ないことになりますよね。毎回、裁断・スキャン・破棄します。 」

ということで、本当に真っ向から書籍のスキャン代行サービスをやっていくということらしい。なんだかすごいなあ。

後はこれが合法と判断されてほしいし、早く、書籍の電子化につながってくれると尚嬉しいなあと思う次第だ。
[ ニュース ] / 2010-04-19 01:08:33 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




1冊100円で電子書籍化 BOOKSCAN
「届いた書籍を1冊 100円で、PDF化します」という書籍の電子化代行会社が登場した。
その名もずばり「BOOKSCAN(ブックスキャン)」。
本日、4月19日からサービスを開始するという「合同会社大和印刷」のサービスで、Twitter上でも「bookscan」で検索すると、すごい数の書き込みがされている。

サービスの流れは、非常にクリアにホームページ上で説明されている。
とにかく本を送りつけて、お金を払うと、その本をカッターで裁断して、ScanSnap 君でスキャンしてくれるというわけだ。そのまま出来上がった PDFはメールで送信されてきて、裁断された本は捨てられる。
bookscan(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷 - サービス案内_1271602669339

かくいう自分も本は買うし、読むけど、捨てられないタイプの人間なので、めちゃめちゃ興味がある。昔は、部屋の本棚に本を立てていたのだが、あっという間にそれも一杯になり、古い本は段ボールに詰めて押し入れに。しかし、インターネットの検索で、様々な最新情報が得られる今、そこまで詰め込むと、探す手間(時間)と、得られる情報量がリンクしないので、絶対読み返されることはない。が、いざ捨てようと段ボールを開けると、いろんな記憶や思い出がフラッシュバックしてきて、つい捨てられなくなってしまうのだ。

それでも、1年間で何m か積み上がる雑誌は、さすがに捨てるようになった。
こちらは、面白かった記事だけをデジカメでパチパチ撮影して捨てている。
それでも、1冊処理するのにかかる時間は、20ページ程度のクリッピングで、20分程度。
そう考えると、丸々1冊でも同じ価格になる、この「BOOKSCAN」サービスは魅力的だ。

bookscan(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷 - サービス案内_1271602707320
サービスの詳細もなかなかグー。
基本料金が無料で、1冊 100円である。しかも1冊から受託してもらえる。
ただし、送料は自分で持てとある。
まとめ送りは1万冊まで。もっとも1万冊送ったら100万円かかるから、それはそれで躊躇するような金額ではある。
オプションで、50円加えると、OCRを自動で適用もしてくれるらしい。
どの程度の能力かというと、ScanSnap程度の能力なので、めちゃめちゃパーソナルなグレードのサービスではある。

ベストセラーの電子書籍化がなかなか進まない日本においては、救世主的なサービスである。
とっても期待できる、と思うのだがいくつか疑問もある。
ということで、次回に続く。
[ ニュース ] / 2010-04-18 00:16:07 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




「欲望という名の下着」にふさわしいWeb戦略
いい天気なのに、なぜか気温は 9℃。
別に冬は嫌いではないのだが、一度暖かさを覚えた春に、この気温だと急に動く気がなくなってしまう。ということで、日当たりのよい部屋の中で、エアコンをつけて一日まったりと、ネットサーフィンをしていた。ここが米国なら、iPad でネットサーフィンしていた、と書くと、Windows Phone FAN のネタとして素敵な気がするが、残念ながらここは日本。先日紹介したとおり、「iPad 急いで買っても、日本で使ったら電波法違反」 なのですよ。

と、その中で見つけたすごいなあと思った記事。
いや、記事がすごいのではなく、記事が紹介している内容がすごいのだ。

女性用の下着メーカーのオンラインショッピングサイトなのだが、「おねだり機能」というものがあるらしい。女性が「この下着ほしい」と思ったら、それを男性におねだりできるという機能らしい。そして、おねだりされた男性が決済すると、女性に下着が送られてくるってことみたい。どのくらいの匿名性が保たれているのか分からないのであるが、普通は彼女から彼氏なんだろうけど、もし、男性には女性の住所は分からない。女性には男性の決済情報は分からないという仕組みなのだとすると、なんか面白い使い方もあるような気がする。5年くらい前に流行った気がする “ネットアイドル” とかだと、ほしいものの wishlist を公開しておいて、ネット上のファンに決済して買ってもらう、みたいな方法もあるのではないか。

お金を払うときに、モノが送られた方がお金は払いやすい。
一方で、お金を払える人が、その本人のためにお金を払って何か買いたくなるものは、年々減少していく傾向な気がする。しかも、外で大きく遊ぶほどのお金もないとすると、少額で、でもリアルな感じのする “買い物” や “プレゼント” でお金を落としてもらうというのは、もっと掘り下げ甲斐のある手法なのではないだろうか。

■ 関連リンク
8割の男が餌食に! 下着メーカー「トリンプ」のスゲー罠!
[ ニュース ] / 2010-04-17 17:45:01 コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




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