いよいよ今年はアナログ停波。
すでにデジタルテレビの販売台数は、2010年12月6日現在、約 6,300万台。チューナー内蔵録画機は、2,170万台。ケーブルテレビ用のSTBが 984万台。地デジ内蔵 PC が 264万台ということで、合計すると、約 9,700万台が出荷済みだ。
家庭での普及率も十分高くなってきたと思うのだが、まだまだ家庭内の2台目、3台目のテレビがデジタル対応するには至っていないという見方も多い。そこで、最後の手段として始まるのが、これ。ついにアナログテレビで一定時間毎に、砂嵐を含む放送を行っていくのだという。
これまでにもアナログのウォーターマークを入れたり、画面の上下にメッセージを入れたりしているが、いよいよテレビを使えなくするための方策が動き出した。
・ 1月24日に民放59社で1分間のアナログ停波告知番組 -「停波まで6カ月」を砂嵐などで訴求
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110121_421911.html
これはスポット番組を流すというものだが、実際には昨日も 15秒程度の短いスポットCM ライクな放送をみることができた。我が家は全台がデジタルテレビなので、地デジカがでてきたけど、アナログの場合には砂嵐になって、対応していないっていうんだろうなあという感じ。
ちょっと余談なのだが、最近、放送局は収入が減少の一途をたどっているが、ここの砂嵐画面の上に、テレビ通販会社のフリーダイヤルとか載せてあげたら、結構儲かったりするんじゃないだろうか。仮にアフィリエイトベースで計算して、1台 5万円のテレビが 100万台売れたとすると、500億円。その 1% といえば、5億円くらいの収入が得られるような気がする。もちろん、これは amazon のアフィリエイト値などからの手堅く見積もった手数料なので、テレビ通販扱いにすれば、もっと多くのマージンが得られるのではなかろうか。
なんて、色気を出し始めると、テレビはどんどんメディア価値を下げて行っちゃうことになるのかなあ。
|