今週、ニューズウィーク誌の表紙が刺激的だ。
ニューズウィーク誌を普段読み慣れている人なら、いつもと違うロゴに違和感を覚えることだろう。
そう、今週はニューズウィーク誌の表紙が「iPad」にジャックされている。
「え? 単にニューズウィークの表紙に iPad の写真が載っているだけじゃん」と思った人は、よく写真をみてみよう。
通常の表紙なら、どんな大きな写真が掲載されていても、その上に「Newsweek」のロゴが上からのっかる形になるわけだが、今回は違う。
表紙には「iPad」があり、その「iPad」の中に表示されているのが、Newsweek誌のロゴになっている。あくまでデザイン上のアイキャッチなのかもしれないが、これを象徴的に捉えると、Newsweekは「iPad」の中に取り込まれたようにも見える。曰く「Newsweekは、iPadに取り込まれたコンテンツであり、その iPad が全面広告的に、伝統的な紙雑誌『Newsweek』の表紙の代わりになっている」といった格好だ。
ちなみに、ここまでやっていながら紙面の中の「iPad」特集はたったの8ページ。しかし、内容はベタ褒めだ。褒めているポイントはいくつかあるが、理由はたった一つだ。それは「スティーブ・ジョブズ」が作ったから。この男の作った電子機器はみんながほしくなり、(結果として)業界のルールを変えるんだそうだ。ここまでの賛辞があるだろうか。曰く「気が付けばそれなしでは生きていけないような電子ツールを作り出す不思議な力が、この男にはある。」
実際に米国では本日3日に「iPad」発売。今後、どう我々の日常を変えていくだろうか。
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