2009年9月に発売された新型 iMac の特徴の一つが、単独でも販売されている Magic Mouse だ。
およそ 1ヶ月使ってみた結果、いろいろ気になる点が見えてきた。
簡単に紹介しておこう。
■ まずは良い点
・Magic Mouse がいいと思うのは、Appleらしい綺麗なデザインだろう。
昔の Mac のマウスと違って、右クリックだって対応している。
・最大の特徴であるフラットな表面をなぞることで自在にスクロールできる機能は秀逸
自宅ではブラウザを使うことが多いが、その際に指の動きで、
上下のスクロールを自在にコントロールできる。
すぐに慣れるし、つつーっ、ピタっと動かせるのは、触っていてよい感じ。
…おおよそ、いいのはこんなところ。
■ 意外にダメな点
意外にダメというのは、個人差もあるでしょうが、あくまで私の場合。
とはいえ、昔の iMac では、Microsoft Mouse につなぎかえて使っていたのですが、今の iMac では、Magic Mouse を継続利用中。って書いてみて気がついたけれど、意外と気にっているのかもしれません。本気で使っていないという説もあるが。
・2本指のジェスチャなんて、使えない。
2本の指で、上面をさっとこするとか難しいっす。
マウス動くし、2回~3回とかやらないとページが変わらない。
というと、マウス動かして、前後ボタンをポチッとしたほうがストレスが少ない。
少なくとも膝の上とかでは、まず操作できないっす。
机の上だと、それなりには使える気がするが、たまにマウスを吹っ飛ばしたりしちゃう。
・右クリックする際には、右クリックに利用する以外の指を外す必要がある。
左側に指を置いたまま、右クリックすると、右クリックしたつもりでも、左クリックとして扱われます。この辺は、マルチタッチの仕組み上仕方がないのでしょうなあ。
・単3電池 × 2本なのは結構重い。
普段、Microsoft Mouse で、単3電池 x 1本で使える裏技を愛用しているだけに、重いなあと思うことしきり。
ちなみに、Magic Mouse の持ち方には癖がある。
親指と薬指や、親指と小指、薬指で支えて、人差し指と中指で操作するというのが期待される使い方のようだ。その点、大型の手のひらを載せるタイプのマウスとは使い勝手がかなり違う点に留意する必要がある。
最後に余談だが、日経エレクトロニクスでは、
Magic Mouse の分解記事が掲載されていて、これをみると、改めて、Magic Mouse というのはマルチタッチのスライドパッドそのものに近いことがわかる。ちなみに、Appleロゴより上にはタッチ・センサがぎっしりだ。
このため、Magic Mouse のドライバ次第では、1本指、2本指操作に限らず、もっと複数の指の動きなどを検知できる可能性もありそうだ。
そうなってきてからが面白いかなあという感じですね。