季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

静岡の二番茶

2020-06-23 16:25:35 | Weblog

 

 

ただ今、二番茶の審査・仕入れの時期です

 

二番茶とは、5月の八十八夜頃(本年は5月1日)に出来た新茶(一番茶)を摘んで、その後、さらに次に伸びてきて摘んだお茶です。

 

だいたい一番茶を摘んだのち1カ月半くらいが収穫時期です。

 

お茶のうま味成分は、秋から冬を越すのにグッと蓄えられ、新芽(1番茶)に込められるので、二番茶にはうま味の味は

 

ほとんど期待できない風味になり、値段も「ゼロ」が一桁変わるくらいにもなります。

 

お茶の手触りもカサカサとして、艶もなく重量感も感じません。お茶の葉もへん平なもの多いです。

 

そんな二番茶を当店でも様々な産地、生産日違いなど100種類くらいは吟味致します。

 

うま味はないですが、独特で爽やかな苦みや渋みが特徴ですが、これがワリとクセになります。

 

よくタバコを吸う方やビール好きな方が「あの苦味が好き」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、

 

それに近いのかな?とも思います。口の中は爽やかな苦味が続きます。

 

またニ番茶などはカテキン類が高級なお茶に比べて含有量が多いという報告もあります。

 

旬のものを食べる、というシンプルな健康法がありますが、このムシムシした時期、暑い時期に、

 

この二番茶が身体にとても沁みてきます。

 

ちなみに、お茶のカテキンには、食中毒菌を殺菌し、O-157では出がらしでも100%殺菌できたというデータもあります。

 

二番茶は値段的にも100gで200円とか300円などお安いですし、熱湯でバーっと簡単にいれられるので、

 

もしよろしければ、二番茶もお試し頂ければと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする