季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

「住みよさランキング2020」の本当は果たして・・・

2020-06-17 10:47:23 | Weblog

日本人は、いや、もっと狭く言えば私はランキングが大好きです。

 

特にそれによって大きく決断することは避けますが、気になりませんか?「今日の占いランキング」や、

 

 

学生時代では「偏差値ランキング」、グルメサイトのランキング。ミシュランの星もそうですね。

 

 

そんな中で、「住みよさランキング2020」が発表されました。

 


                    東洋経済ONLINEより転載

 

 

先日、当店の店員がチラッとテレビに映していただいたのは「本当に住みやすい街大賞」というもので、

 

 

支店のある「埼玉県・川口市」が堂々の1位でした。

 

 

今回は、東洋経済『都市データパック』のランキングです。

 

 

そこには、わが上野を擁する「台東区」がなななんと、全国のトップ24位にランクインしておりました。

 

 

色々利便性やらなんやらの評価のようですが、いまひとつしっくりとこない気がします。

 

 

ご存知、台東区は東京の東側にあり、お寺や商業施設も多い江戸の下町です。

 

 

しかし、区内各地域の特色は全く違います。

 

 

当地、上野地区は、上野動物園や博物館なども多数ある文化エリアであるとともに、アメ横の昔からの商業施設もあり、新幹線も発着する「北の玄関口」と呼ばれている場所です。

 

一方、浅草地区はご存知、浅草寺を中心として、隅田川など世界的な観光エリアであります。さらに区の中心は、蔵前やら鳥越やら、モノづくりでも有名であり、お祭りなんかも

 

その名を知られた華々しい粋な街です。秋葉原に近ければ、それこそ、きらびやかですし、池之端地区は高級マンション群が立ち並び、東京大学の中屋敷のような場所で気品があり、

 

また山谷地区は、木賃宿が多く立ち並び外国人観光客のゲストハウスとして、歴史の長い飲食店も魅力的です。また谷根千の谷中地区は、高台の寺町で、またガラッと雰囲気が違います。

 

この台東区の各地区は一つにくくって「台東区」がこうです!というのは、ちょっと無理があるのではないかと思ってしまいます。

 

また、世代にもより台東区は割と高齢者の方への行政の施策が多いと言われ、隣接の荒川区は逆に、子供向けのひろば館事業や地域のコミュニティー活動など「子育て世代」に

 

とても熱心なサポートがあり、とても評判の良い地域です。

 

このように、誰に対しての「住みよさ」か?というのも、とても重要ですね。

 

どちらにしても、やはり「住めば都」。住めばその土地の良さはきっとありますし、そこが第二の故郷になっていきます。

 

そんなことを感じながら、「24位の台東区」を眺める今日この頃です。

 

不忍池の蓮も、いよいよです。

コメント
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