季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

杜仲茶を飲んでるあの人に2倍差をつけろ!(誇大広告)

2006-08-01 17:56:28 | Weblog
と、大きく掲げてしまいましたが、昨日の続きです・・・

お茶がダイエットにも効果を発揮する事は前回少し触れましたが、
今回は「ダイエット」などの脂肪燃焼にターゲットを絞った飲み方を
ご紹介いたします。

その名も、

「水出し番茶」

な~んだ聞いたことがある!と思われた方、バカにしてはいけません。

ここで、簡単に番茶とは何かご説明いたします。
番茶は、新芽の柔らかい部分で作る「煎茶」とは異なり、強い日差しをたくさん
受けて大きく育った葉を原料にしたお茶です。比較的値段も手頃です。(100gで200円~300円くらい)

番茶にはカテキン・ポリサッカライド・繊維などが多く含まれいて、最近の研究では非常に保健効果が高いという結果も出て今注目されています。

この成分のポリサッカライドとは「アラビノース」「リボース」「グルコース」の単糖類で構成されていますが、熱に弱いという点があるので水出しがいいとされます。

「アラビノース」とは・・・体内での吸収に時間がかかりますが、体脂肪を燃焼させ血糖値を下げる効果があると言われています。
「リボース」とは・・・大変小さな分子で体内に素早く吸収され、疲労した筋肉に作用します。なので、筋肉の能力を引き上げる効果があるそうです。

そして、食事中のでんぷんはグリコーゲンからブドウ糖に変わり血糖値が上昇しますが、カテキン成分がそのブドウ糖に変わるのを抑制する効果があります。

今回注目されたダイエットによく効く!とされているカテキン類の一つ「エピガロカテキンガレート」という成分は、杜仲茶には約800mg/100g(乾物)と表示してありました。
しかし、緑茶には約100g中だいたい1,2%~1,5%含有されます。
すなわち、1200mg~1500mg/100g(乾物)も含まれている計算になります。約1,8倍!!

この数字は見逃せません。

その中でも、カテキン成分は、4月に取れるいわゆる1番茶より、値段が安く、葉っぱが大きくなった3番茶・4番茶の方がたくさん含まれています。

この番茶を、効果的に摂取する方法が「水出し番茶」な訳です。

作り方は、簡単☆

作り方・・・水1リットルに対し、番茶約30グラムを入れて、よく振って一晩冷蔵庫に入れます。(一晩おいた後は、早めにお飲みください)

飲み方・・・食後や運動の前後、のどが渇いた時1日1リットルを目安に毎日飲む

効果・・・毎日飲むと筋肉を強くし、体力を増強する働きがあり、疲労物質の乳酸値は低くなる。血糖値を抑制し糖尿病を予防する効果がある。そしてそして、体脂肪の燃焼を助け、ダイエット効果がある。

【1週間~10日程続けないと効果がわからないようです】

また、個人差があります。

しかし、これはかなり効きます。(感想)
なので、正直、少し薄めて飲まれたり、お湯を差して温めにして飲むと
やさしく続けられるかも知れません。
運動前に飲んだり、甘いものを食べて血糖値を計測したりしましたが、
個人的には、かなり「効いてる」と感じます。しかし、効果が絶大過ぎて
多飲すると、胃が痛くなったりしますのでほどほどに・・・
特に運動前はおすすめです!!!

是非、杜仲茶を飲んで2週間後を期待しているアノ人に秘密にして、
こっそりはじめてください。何か体に「いい変化」が起きる予感が。

最後に、「杜仲茶」よくないわけではありません。杜仲茶は昔から漢方としても
活躍し、現代人の体にやさしく、様々なよい効果があることは事実です。
しかし、今回注目されたダイエット効果が高い成分に関しては、日本茶の
専売特許とも言うべき成分なのでご紹介致しました。
(薬ではないので、効くというのはあくまでも個人的感想です)
コメント (3)
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