季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

剣の極意とは・・・

2006-06-03 18:20:22 | Weblog
剣の極意とは何でしょうか?

いつの時代も、何かを極める為に「極意」というものを知りたいものです。

「お金儲けの極意」「人間関係の極意」はたまた「恋愛の極意」

昨今の、本屋さんに足を運ぶと<ハウツー本>と呼ばれる、
いわゆる「虎の巻」極意の書を多く見かけます。

やっぱり、何かの仕事やらスポーツやらで活躍されている方々のお話は、
為になるし、おもしろいし、一つの極意です。

ここに明治時代、やっぱり極意を知りたい人がおりました。

剣・書・禅とどれをとっても達人と言われた<山岡鉄舟>先生の所にきょうは、
政府の高官が質問に来ました。

「先生、先生。是非とも先生の剣の極意を教えて頂きたく参りました」

「そんなに知りたいかね?」

「はい!」

「そうか、それでは浅草の観音様の所にいきなさい。その観音様の上に額があるからそれを見てきなさい。それが極意です」

その政府の人は、意味もわからず浅草の観音様に行き、言われた通りに上を見てきました。

「せ、む、い?」

・・・

そう、山岡先生は極意は「施無為」と言われました。(施無為については「季節のうえ」~4/22苦しいときは…~参照)


「武道」の武という字は、もともと「矛を収める」という意味だそうです。
矛を収める、争いを止める事が「剣の極意」だそうです。

意味が深くてよくわかりません。それがわかれば僕も達人でしょう。

しかし、争いを止めるのが剣の極意っていうのは何となく安心する、
そんな気もします。

山岡先生のお墓の前で聞いてみては如何でしょうか?
「剣の極意、人生の極意とは何ですか?」と・・・

以外と答えが返ってくるかも知れませんよ
コメント
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