ぼやき漫才

連続読み物「ノスタルジー」を中入りにして、
おまけとミルコが「ぼやき漫才」をご披露します。
その前に・・・・

小磯竜也さんという東京芸術大学の学生さんが来られて、
セルロイドの人形ミーコに興味あるということでいろいろ訊ねられました。
お土産に油絵を頂きました。
小磯さんのＨＰ
http://koisopark.com/index.html

 

おまけ 「今日は秋晴れの良いお天気だったニャ～」
ミルコ 「そうね。でも散歩に行かずに朝からテレビを見ていたニャン」
お 「NHKの朝ドラをなにげに見ていたんだ」
ミ 「なにげになんて、変な言葉遣いをしないで。な に げ な く というのよ」
お 「そのなにげなくだが、なんだ！あのドラマは」
ミ 「純と愛のことね」
お 「そうだ、朝っぱらからキャンキャンわめいてうるさいドラマだ」
ミ 「家政婦のミタを書いた脚本家のドラマで、今までの朝ドラとは趣向が違うと評判よ」
お 「ボクは家政婦のミタは、ミタない」
ミ 「そのオヤジギャク、面白くないわ」
お 「朝ドラは、おはなはんがよかったな」
ミ 「なに、それ。４０年以上も前の朝ドラじゃないの。キミは生まれていないでしょう」
お 「セルやパパから聞いたんだ」
ミ 「純と愛のどこが気に入らないの」
お 「あのヒロインの女の子はなんだい。やたらに怒鳴って、騒々しいこと、この上ない」
ミ 「現代っ子らしく、活発でいいじゃないの」
お 「ドラマのヒロインは温和で、淑やかじゃなくちゃダメだ」
ミ 「古くさいタイプの女のドラマはもう見飽きたのよ」
お 「ボクは古くさいタイプが好きだな」
ミ 「そんな年寄り臭いことを言うキミに見てもらうためのドラマじゃないの」
お 「夏菜というのかな。可愛い顔でいつも怒鳴ってるのは似合わないぜ」
ミ 「キミは純と愛をいつも見ているの」
お 「初回を見たけれど、ヒロインがわめき散らすのが不愉快で見るのをやめた」
ミ 「それじゃ、ドラマの良さがわからないでしょう」
お 「ボクが面白くないと思うドラマは面白くないのだ！」
ミ 「独りよがりの意固地者」
お 「ヒロイン役を代えたら、もっと面白くなるぞ」
ミ 「誰に代えるの」
お 「ロンドンオリンピック女子柔道で金メダルを取った松本薫選手」
ミ 「？？？？」
お 「あの野生児みたいな子が、いつも怒鳴っている純役にふさわしいよ」
ミ 「なにをトボケたことを言っているのよ。今夜はNHKの時代劇・薄桜記を一緒に見ましょう」
お 「今のドラマはどれも面白くない。ボクはこれから逃亡者を見るニャン」
ミ 「まあ、ジジ臭いネコだこと。ついて行けないニャ～」 

 

本家本元のぼやき漫才、人生幸朗・生江幸子師匠
しゃべりだけで笑わせるテクニックはさすがです。