ゴジラの逆襲

ゴジラ第２作「ゴジラの逆襲」が封切られたのは１９５５年４月でした。
小学校３年生の私は立石映画劇場でこの映画を見ました。
ゴジラとアンギラスが大阪城で対決するシーンに手に汗を握るほど興奮しました。
アンギラスがゴジラに首を噛まれて血を流して死ぬ場面では、
アンギラスがかわいそうでほろりとしました。

ゴジラの逆襲を見て間もなく、私の一家は足立区に引越しました。
セルロイドの仕事が忙しくなり、手狭な葛飾の家を出て、
足立区中川（町名変更で大谷田）の大きな家で暮らすことになりました。
学校は転校せずに葛飾区立梅田小学校にバス通学していました。
自転車に乗るようになってからは、葛飾までの約９キロの道を自転車通学しました。
そんなある日、立石の停留所に停まっていたバスを追い越そうと道路の中央に出たところを、
後ろから走ってきたトラックに轢かれて右足を骨折し、小学校を長期休校しました。
この事故をきっかけに小学３年の２学期途中から、
足立区立東淵江小学校に転校して足立区の住人になりました。