恐ろしいゴジラ

初代ゴジラが封切られたのは1954年（昭和29年）です。
当時、私は葛飾区立梅田小学校の２年生でした。
映画は大人気だったので父親に観に行くように勧められて、
弟と一緒に京成立石駅前の立石館へ観に行きました。
あの頃の映画館は毎回、立ち見が出るほど賑わっていました。
小さな子供は立っている大人の間から覗くのがやっとで、映画を観るどころではありませんでした。
ゴジラのときは早めに映画館に行ったので席に座って見ることが出来ました。
子供だったのでストーリーはほとんどわからずに観ていましたが、
ゴジラが現れて街を壊してのし歩く姿が恐ろしかったのと、
最後にゴジラがオキシデンデストロイヤー（薬）で骨だけになって死んだのが印象深いです。

ゴジラの恐ろしさはその後、中学生になっても夢の中に現れました。
夜、家の窓から顔を出すゴジラに襲われる夢を見てうなされることが度々でした。
初代のゴジラは本当に恐ろしかったです。
昭和28年の京成立石駅


今月、公開の「シン・ゴジラ」に夢でうなされる年ではないですが、
目を覆いたくなるような恐ろしいゴジラに仕上がって欲しいです。