瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

「見解と実情」あとがき

2015-02-24 06:01:53 | 随想
美味しい、であり、お腹いっぱい、って話なだけなのよ、要するに。で、外で食べるときに腹をいっぱいにしようなんざぁ間が抜けてらぁ、なんて書いておいて、てめぇはその間抜けを平気でしでかす無分別。 そのばかばかしさを書こうと思ったわけ。「孤独のグルメ」を間抜けにしたような感じでね。で、見事に失敗したト。たどり着いた先が七つの大罪だもの。書いてて、おいおい、これはどこへ向かってるんだ?って思っていると貪食 . . . 本文を読む
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見解と実情(「食べる」についての独断)

2015-02-23 19:38:21 | 随想
そろそろ食べ終わろうとしていた時である。 「もう一皿いけるんじゃない?」と後ろから声を掛けられた。見れば、馴染みの店員である。絶妙なタイミング。 少々物足りなく感じていたところである。 寿司十一貫に小うどんと茶碗蒸しのセット。十一貫の寿司なんぞお八つみたいなものである。食事といえるような量ではない。そこに小うどんと茶碗蒸しがついたところで、量的にはどうという程のこともない。腹八分目、いや七分目 . . . 本文を読む
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虚実の間(はざま)

2015-02-21 10:34:23 | 随想
前を走る車が遅い。 追い越しにかかる。 だが、あの車……。 「新耳袋 第十夜」の「第五十五話 車」 近づいてみると、間違いなくさっき追い抜いた車と同じナンバーだった。 追い越したその先に同じナンバーの車はあらわれなかった。 . . . 本文を読む
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大衆というもの

2015-02-21 10:02:09 | 随想
「ラジオ文芸館」で芥川龍之介「鼠小僧次郎吉」を聴く。あゝ確かに大衆とはこういうものだなと思わせる短篇だった。  かう云ふ野郎も図々しいが、それを又正直に聞いてやる番頭も間抜けぢや無えか。おれは八間の明りの下で、薬罐頭の番頭が、あの飲んだくれの胡麻の蠅に、桝の酒を飲ませてゐるのを見たら、何もこの山甚の奉公人ばかりとは限ら無え、世間の奴等の莫迦莫迦ばかばかしさが、可笑をかしくつて、可笑しくつて、こ . . . 本文を読む
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204

2015-02-21 07:34:36 | 考える日々
流行に流されず自分を育てよう。 というのは、日めくりカレンダーにあった言葉。思慮が 足りない言葉だね。 まず初めに流行に流される自分がいるわけだ。で、考える。果たしてそれは自分だろうかト。いやそれは自分ではない。流行に流されているということは、他人と足踏みをそろえているだけである。そこに自分はいない。だから思う。流行に流されず自分を育てよう。 あのね、流行に流されるとか流されないとか、そんな . . . 本文を読む
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まだまだ未熟

2015-02-17 11:26:58 | 随想
「腰痛は怒りである」なんてタイトルの本があったような気がする。捜せばたぶん部屋のどこからか出てくるはず。 まだ読んでない。タイトル見て、なんじゃそりゃって思ってはずみで買ってしまっただけ。 だけどたぶんそうなのよ。あたしの場合、腰ではなく首だけど。そしてガチガチに凝り固まった首のせいで起こる頭痛なの。だからあたしがタイトルつければ「頭痛は怒りである」ってなるね。 もっとも頭痛のせいで頭にくるのか . . . 本文を読む
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#203

2015-02-17 08:55:19 | 考える日々
以前、「わたくし原理」なんてことを書いたような記憶があるんだけど、世界の在りようというのはトドのつまりそういうことなのよね。「わたくし」が世界を把握するのだもの、どうしたってそうなる。誤解を恐れずにいえば、「わたくし」が世界を創造しているのよ。「わたくし」が創造主よ。 もちろん「わたくし」というのは、あたしのことでもあるけど、あなたのことでもあるのよ。 いつだったか散歩をしていたとき、私は神だ、 . . . 本文を読む
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莫迦と長生き

2015-02-17 02:43:15 | 随想
四十にして益々迷うわけだが(四十を過ぎたのはとうの昔だけど)、迷ったときには莫迦になることにしている。もっとも、努めて莫迦にならずとも、もともと莫迦だからそのまんまでいればいいだけの話なのだが。 若い頃見たドラマの台詞にあった。 大事なことを決めるときには莫迦になれ。理に勝ってはいけないし、世間の目を気にしてもいけない。後先考えずおもしろそうなほうに行けばいい。 こんなような意味の台詞である。 . . . 本文を読む
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#202

2015-02-07 05:05:41 | 考える日々
ニュースを聞いてるとうんざりする。ま、報道というのは性質上その内容はあまりおもしろくないものになりがちだけど、そのせいだけではない。その報道姿勢にうんざりする。ただの野次馬根性しか感じられないことも多い。低俗な好奇心である。覗き見趣味でしかない。それもまた人間の属性であり人間のおもしろさでもあるから否定はしないが、ジャーナリズムの精神ではない。そんなことはワイドショー的なものに任せておけばいい。 . . . 本文を読む
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あっという間

2015-02-06 14:07:30 | 随想
気がつけば、ふたたび書き出してからひと月が経ったね。早いなあ。それに、よくもまあ毎日欠かさず更新できたもんだ。誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めちゃう。えらい、えらい。 ただねえ、書いてて思うのはパワー不足だなあって。言葉に力が足りない。ぬるいのね。碁で言えば緩手。相手に響かない。これじゃ読んでて物足りないだろうなって思う。 当然書いてるあたしも物足りない。あたし、自分の頭の中をぐっちょん . . . 本文を読む
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