瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

光と闇は続くよ、どこまでも

2022-11-29 22:17:00 | 随想
おそらくバランスだの調和だのってぇのが安定の肝でして、安定を望むならバランスを崩しちゃいけませんわなあ。光と闇ってぇ言い方がありますが、これもほどよくバランスが取れてれば世の中安定するわけです。あたくしとしては闇があるってぇのは腹立たしいというか許せないというか、そんなもん無くなっちまえ! と思いますが闇があってこその光でもあるわけで光だけでは成り立たない。社会もそうですが個人におい . . . 本文を読む
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ユートピアとディストピア(前項の続きのようなもの)

2022-11-25 12:25:00 | 随想
前項の続きのようなものってタイトルで、さほど間をおかず投稿してると連続して書いていると思われるかもしれませんが、前項は10月31日に書いて下書きとして保存してあった記事で、これは11月17日に書いてます。ようするに前項を書いたあとこの記事を書くまでには間があいてますってことが前置きでして。で、本文。梨木香歩「家守綺譚」を読み終わりましたが、その最終話。主人公が桃源郷のようなところに迷い込む。そして . . . 本文を読む
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ユートピアでもディストピアでもなく

2022-11-20 00:49:00 | 随想
善いだの悪いだのってレッテルを貼り付けるのは個人の判断ですから、その個人の価値観を剥がしてしまえばそこに在るのはただ「違う」在り方をしてるってだけのものですわなあ。さまざまな「違い」があるのは当然で、だから「善い」も「悪い」も在り続ける。なので世の中、「善く」なることもない代わりに「悪く」なることもない。適当にないまぜになってる。ま、どちらかに傾くことはありますが傾けば反動がありますからいずれ反対 . . . 本文を読む
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日常の断片(彼女との別れ)

2022-11-16 13:20:41 | 随想
前項で、天は次に何を仕掛けてくるのか、なんて書いて終わりましたが次に仕掛けてきたのが彼女との別れとはねえ。ショックです。別れたのは“天”のせいじゃなく二人の問題だろう、と言われればその通りなんですけど別れた理由ってのが彼女に好きな人が出来たからなんですよ。別れたってぇよりあたくしは捨てられたわけでして。で、好きな人ってのが現れるのが「天の配剤」ってもんでしょう。出会いは人がコントロール出来るもんじ . . . 本文を読む
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必然とか運命とか、の補足のようなもの

2022-11-09 08:06:54 | 随想
村上春樹「東京奇譚集」(新潮社 2005年)を読み始める。冒頭、これは体験談であり作り話ではないとの断りを入れてジャズ・クラブでの話が書いてある。そのライブで二曲リクエストする権利が与えられたらどんな曲を選ぶだろう、と村上春樹は考えた。で、ポピュラーな曲ではない「渋い」選曲を思いつく。妄想を承知の上で。が、実際にその二曲が演奏された。この二曲が取り上げられる確率はまさに . . . 本文を読む
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