瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

今年最後のごあいさつ

2022-12-31 13:06:36 | 随想
この4月から小説なんぞを書き始めたせいでブログが留守がちになってしまいました。書けてないし読めてない。時間を小説に取られるもので。ブログは自覚していることってぇますか、言語化できていることってぇますか、ようするに、ま、思考過程を書いてるようなところがありますが、当然ですがこれだけでは取りこぼすことも多い。で、内に在る言葉になってない無自覚な“何か”を掘り起こそうと小説を書き始めたわけです。小説なら . . . 本文を読む
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ある日のできごと(川上弘美、唱歌「冬景色」)

2022-12-27 09:06:00 | 随想
川上弘美「おめでとう」(新潮文庫 平成十五年)を読む。十二の短編を収録。最初に収められている「いまだ覚めず」の登場人物が文部省唱歌「冬景色」を歌う。なんとなく記憶にあるようなないような。で、調べて聴いてみる。さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の舟に白し、朝の霜。ただ水鳥の声はしていまだ覚めず、岸の家。烏(からす)啼A . . . 本文を読む
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愛と感謝

2022-12-23 18:08:00 | 随想
職業が“愛の行為”ってぇンなら支払われる給与は“感謝”でしょう。行為に対するお礼です。お金を支払う時ってぇのは“感謝”ですね。物を買うにしろサービスを受けるにしろ、それを手にできることに対するお礼としてお金を支払ってる。で、反対側。物を売るにしろサービスを提供するにしろ、そっち側の人たち。お金を頂戴する側。これもやっぱりお金を頂戴すれば「ありがとうございます」なわけで、それは“愛の行為”ʌ . . . 本文を読む
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愛の行為・続

2022-12-13 11:05:00 | 随想
職業を“愛の行為”と定義するとして、社会を成立させる職業はすべて“愛の行為”と言えるのかってぇとそうとは言えないでしょうねえ。人それぞれの“愛”があって、その表現もさまざまですが、その千差万別をもってしても社会を成立させる職業をすべて埋めることは出来ないでしょう。どうしたって誰もやりたがらない職業ってのはある。奴隷的労働とでもいいましょうか、心が荒廃するような、肉体にダメージを負うような職業はある . . . 本文を読む
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愛の行為

2022-12-07 14:11:00 | 随想
以前にも触れた村上春樹「東京奇譚集」を読み終えましたが、その中の一話「日々移動する腎臓のかたちをした石」でこんなことが語られる。「職業というのは本来は愛の行為であるべきなんだ。便宜的な結婚みたいなものじゃなくて」ここだけ引用してもわかりにくいかもしれませんが、登場人物は小さな頃からやりたいと思っていたことを職業としている人で、だから職業を“愛の行為”と言ってるんですね。本当にそうだと思います。あた . . . 本文を読む
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考えることに終わりなく

2022-12-03 12:27:00 | 随想
どうにも同じところをぐるぐるまわっている気がします。「善」と「悪」がない混ぜになっているだの、「光」と「闇」は在り続けるだの、ト。思考が前に進まない。同じことばかり考えてる。その閉塞感も相俟って書くものの着地点は諦観ばかり。前に進む力がでるような記事でありたいとは思いますが、いつもいきあたりばったりで書き始めて、考えつつ書き進め、着地するのはため息、といった内容がここのところ続いていますねえ。同じ . . . 本文を読む
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