勝負ごとの頂点に立つってのは幸せなことなのかしら。無敵とか無双とか無敗とか。そんなの勝負とはいえない。勝ったり負けたりするから勝負でしょうに。
それとは逆に負け続けるほうは、案外幸せのような気がする。負け続けるのだからやはり勝負とはいえないけれど、勝ち続けるより勝負のしがいはあるだろう。負けまいとして試合をするより、勝とうとして試合をするほうが楽しい。
それに自分の敵わない相手がいる。そのこと . . . 本文を読む
この道はどこへつながっているんだろう。
おとなしく幹線道路を走っていれば迷子になることもないのだけれど、往々にしてそんなことを思ってしまう私はまたしても脇道に入り、案の定、道に迷ってしまった。
実は迷いたくて、あえて知った道から逸れようとするのかもしれない。
自分がどこに居るんだかわからない。それは案外、愉しかったりもする。具体的な意味においても抽象的な意味においても。 . . . 本文を読む