セルフイメージってぇますか、自画像、他人にこう思われたい自画像ですね、あるいは自分ってこんな人という自己規定、そんなものが誰にでもあるでしょうけど、それをもって「自分が分かっている」と考える人もいるようですが、どうなんでしょうかねえ。「自分」なんてぇもンは向き合うほどにわかんなくなるもんだと思いますが。自分のことは自分が一番わかっているなんて言う人は自分と向き合ったことがないんじゃないでしょうかね . . . 本文を読む
須賀敦子「遠い朝の本たち」(筑摩書房 1998年)を読みはじめる。亡くなったのが98年3月で、この本の一刷が4月。なので最後の本ですね。帯びにも「著者が最後まで手を入れ続けた」とあります。それはさておき。なかの1編「ベッドの中のベストセラー」に落語が出てくる。筋が簡単に書いてあり、ああ「寝床」だな、と思ったけどサゲが違う。違うけどこのサゲも聞いたことはある。で、調べてみ . . . 本文を読む