瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

生物をやめた先に

2023-12-22 17:00:49 | 随想
最初はもちろんそんな気なんてなかったんでしょう。ただ生き延びたいだけだったんじゃないかしら。あ、人類のことね。ほかの生物同様、人類も生き延びたいだけ。生物ってのは種をつないでいくことが使命ですから。で、当然人類も我が種をつないでつないで、どこまでも生き抜いてやろう、とまあ生物としてあたり前の在り方をして生きてきたわけです。それが気候変動があって氷河期が終わり気温も安定してきたとき、これなら農耕イケ . . . 本文を読む
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読書メモ(戦国時代)

2023-12-15 11:13:13 | 随想
山田芳裕「へうげもの」(モーニングKC 講談社)2、3ヶ月間前、本を整理してたら1~3巻そして8巻が出てきました。読もうと思ってて放ったらかしになってましたなあ。主人公は古田織部。というより茶器でしょうか、主役は。あるいは美学。いや物欲かしら。物語の核をどう読むかは人によりますが、ま、ともかくも戦国時代を舞台にした漫画です。1〜3巻という物語 . . . 本文を読む
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進歩はさておき……

2023-12-07 13:55:29 | 随想
進化とか進歩とか、ま、そういう言い方には漠然といい方向へ向かっているというイメージがありますね。悪い方向へ向かうなら退化とか退歩って言いますしね。悪い方向っていうか劣ったっていうか衰退していくっていいますか、ま、そんなイメージですね。進化論っていうもんですから生物はよりよくなるってなイメージをもっちゃうわけで、でも本当のところ生物は良くなってるの? ってなことを考えると怪しいような気 . . . 本文を読む
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健全な社会

2023-12-03 16:21:01 | 随想
わたしたちは勧善懲悪なフィクションが好きですなあ。水戸黄門的なやつですね。悪者に正義の鉄槌をくだす。時代劇に限らず子供向けのヒーローものにしろ現代劇の不正をただす正義漢にしろ、主旨は水戸黄門です。弱きを助け強きをくじく的なね。この手のフィクションがウケるのは現実がそうじゃないってことですね。現実は強い者が弱い者をいじめ、不正は見逃され、悪代官が私腹を肥やす。そんな現実にウンザリするからせめてフィク . . . 本文を読む
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