話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

旅行

2018-11-10 14:45:49 | 建築
多治見市モザイクタイルミュージアムに行ってきました。
ここへのアクセスは名古屋から乗り換えてJR中央本線で向かいます。
岐阜県になります。愛知との県境です。
タイル生産の盛んの場所でした。







屋上のタイルシャワー 画像が縦になりません(失礼しました。)



設計が藤森先生です。
ますます 設計が充実しています。

内外、全自然素材 土 の存在が大きいです。

戦前、戦後 昭和20年頃はタイルに税金「物品税」なるものが
課税されていました。
その税率がなんと!!50%でした。 仰天です。!

一般住宅ではステンレスキッチンが出る前は
タイル流しが一般的でした。

モザイクタイルは壁画としても昭和の時代 店舗などによくありました。
左官の鏝絵と同じく芸術品に近いです。

当時の生産者が保存していたのをこのミュージアムでの展示へと実現しました。

ホールではワークショップも催されていて
オンリーワンのモザイク画を作れます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、
真鶴半島の突端に近い
「中川 一政美術館」に行きました。
建物見学がメインです。
設計が昨年亡くなられた 柳沢孝彦先生です。





群馬県では富岡市立美術館の設計が知られています。

雰囲気が似ていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その次に
大磯に移動して

吉田茂邸です。
敷地が約1万坪(・・??想像できない・・・)
建物はおおよそ225坪・・!!
数寄屋建築造り

そうです、戦後の混乱期に総理大臣を務めた吉田茂です。
この建物は平成20年に火災で全焼して 昨年再現されました。
贅を尽くすとはこの家です。

木材の調達だけでも大変だったと推察する
銘木揃いでした。


客用浴室
舟形 桧風呂・・入りにくそう・・・"(-""-)"

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に吉田邸近く
「島崎 藤村邸」を見学しました。

明治・大正・昭和初期(戦前)~30年前後くらいのころよくある家でした。
8帖 6帖 4.5帖の3間で心豊かに暮らした様子をうかがえます。
小庭とのバランスも良く 前の「吉田 茂邸」と全く真逆の住まいでした。
簡素の家はきっとこんな家をいうのですね。

現代版で簡素の家を設計します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

楽しい、充実の2日間でした。
同行してくれた友達のTさん
ありがとうございました。
お疲れさまでした。
  




最新の画像もっと見る

コメントを投稿