話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

この連休

2018-05-07 13:16:42 | 絵画 美術
この連休は前半は仕事
後半は美術館三昧でした。
まずは4日に
高崎市染料植物園に行きました。

葉っぱを実物大で描く方です。
ちなみに群馬姓は本名です。
高崎市出身です。
とても緻密で繊細です。

ご本人の講演というより植物園スタッフとも
ℚ&A方式トークでした。
お話しがいきなり飛ぶのもアーティスト独特な雰囲気でした。
画法が全てテンペラ画で顔料とも接着が卵というのも
初めてしりました。
こんな楽しい作品もありました。


植物園専門館は日本で2つしかないとのことです。
高崎市染料植物園がその一つです。
ちなみにもう一つは京都だそうです。
貴重ですね。
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5日は高崎市美術館
水野暁さんの
公開制作を拝見しました。
プロの筆使いをぜひ見たかったので貴重な体験でした。

美術館と併設している
井上邸の庭で実施されました。
見学者ざっと数えて100人以上いました。
遠い人は尾道から来た人がいました。

現在、全作品が展示されております。

写実画家の水野さんです
リンゴの木はまるでそこに木が生えているようです。
実を採りたくなりますよ。
  
鳥や動物を羽の一枚一枚・・
毛の1本1本・・・・
それは それはリアルに描かれています。
そのリアルな画からあえて最終的に表面を荒らして仕上げてあります。
かなりグロテスクな表現も多く理解できない絵も多かったです。
   
製作の最中を多数の人に見られながらも描けるは慣れと画力でしょうね
ちなみに
正面、この木の枝群を描いています。

水野さんは赤城山を数年かけて200号サイズで全ての製作を写生をで仕上げたそうです。
(風が強い日もあるしな~)
    
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6日には群馬県立美術館
湯浅一郎展へ

ポスターに記載されていますが
安中市出身です(現在の有田屋)
明治元年生まれで生誕150年の展覧会です。
一同に作品を観るのは初めてです。
当時の洋画界の大御所、黒田清輝の弟子です。

20代で自費でヨーロッパに3年以上滞在して
プラド美術館において、ベラスケスの模写をたくさんしています。
今回もそれらが展示されております。
画面が暗い 黒い・・・・

私の一番のお気に入りは
芙蓉と女性の画で光の表現がすごくいいです。
この時代では外光画家とも呼ばれました。
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満足の美術館三昧でした。(^_-)-☆