話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

青森へ

2017-07-21 12:34:13 | 絵画 美術
青森へ行きました。

今回の第一の目的は
青森県南津軽郡浪岡町にある
『常田 健 の土蔵アトリエ美術館』
の訪問です。

元蔵を改造したアトリエで生前のままの状態とのこと

左の絵は絶筆とのこと



常田 健は知る人ぞ知る 存在です。
1910年~2000年
油絵画家です。
画題が働く農民や漁港の活動的な絵
母子や父子の親子和やかと動きのある絵・・・

人物や生物画も見るものにダイレクトに
伝わる絵をたくさん描きました。

常田は生涯300枚以上を書き上げましたが
1枚として人手に渡らず
すべて自宅に保管されていました。
売るためでなく 自分のためのみに
描くことを徹底された方です。

亡くなる数年前に銀座の画廊オーナー
に見いだされて
何度も 何度もも訪問を受けて
しぶしぶ東京銀座の画廊で個展を開いたと
現在館長をしている3女の方が話しておりました。
その後NHKの取材やら各地の巡回個展・・・
一躍有名になりました。
数年前にも日曜美術館で放映されました。

人柄が絵に滲みでています。
一言で表現するなら
『純朴かつ大胆』です。

このリンゴが大きくなるころ

11月~12月にもう一度訪問したいです。
今回展示していなかった
『リンゴの木』をぜひ観たいです。

その後
少し かなり足を延ばして
木造の橋で最長の

鶴の舞橋を観ました。


最後に青森県立美術館へ行きました。
現代美術館の様相で
白で全てが統一されています。



中庭に巨大な青森犬がいます。
横向き画で失礼します。