話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

新潟県竹所

2016-05-16 17:37:06 | 建築
新潟県十日町竹所へ行きました。
安中から約3時間かかりました。
遠~いです。
約40人くらいの参加でした。
山奥の道路が大型バスが走行が無理で、
マイクロ2台で行きました。

ここにカールベンクスさんという一人の
ドイツ人が廃村状態から20年以上かけて
古民家再生に携わり、若い人たちを
呼び寄せたモデルとして見学しました。
安中 富岡の両市の職員や市会議員も一緒でした。
行政もいろいろと参考にするので先が楽しみですね。
   

ここは1階がレストラン
2階が事務所です。
元旅館だったそうです。
奥の庭は外部のイベント場があります。
演奏会などが開かれます。

カールさんが日本に来て竹所を住まいと
決めるには紆余曲折があったようですが、

壊れそうな茅葺の家を直して拠点としながら
試行錯誤を繰り返して少しづつ同じ価値観の
建築主さんと古民家再生の仕事をされて、
現在50棟目を長野県で実施しているとのことです。

言葉の問題やドイツと建築技術の違いなど
様々なハードルをクリアしながら苦労された
ことが想像できます。
カールさんの部屋の日本の建築関係書籍の
多さはすごいです。

この地 十日町竹取村は人工が現在38数名ですが
カールさんのこの取組に共鳴して
若い家族の移住が出てきていることは
奇跡とまで言われているそうです。

山深く
雪深く
豪雪地帯で多いときは電線まで届くほど5~6m\(◎o◎)/!
の積雪の場所です。


    

↑シアハウスです。


外観の改修結果から観方によっては
ヨーロッパの田園風景を連想しますが
発想が新鮮かもしれません。


お昼は古民家Cafeで
カレーライスランチでとても美味しかったです。
水がいいのか、コーヒーもGood!!

また行きたいけど
個人的にはちと無理そうです。