話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

美術館

2014-10-28 15:02:00 | ブログ

東京の国立近代美術館に行って来ました。

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皇居のすぐ近くにあります。

今回のお目当てはこれ!

菱田春草展です。(長野県 飯田市生まれ)

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↑重要文化財 黒猫 1910年(明治43年)

この絵は展覧会へ出す5日前に描かれたそうです。

毛のフォワ フォワ が伝わりました。

みんな ここに釘付けです。

鑑賞者の年齢は老若男女 いろいろ・・・・・

10時オープンでちょうどぐらいで着きましたが、

混んでる 混んでる・・・・・・

毎回 美術館では一度全体を流して観て

再度じっくり見るのですが、

このように混むと それはできません

 満員電車の乗車率150%では

鑑賞も蟹の横這えとなります。\(◎o◎)/!

入場チケットも地下鉄竹橋駅の改札前での臨時販売を

している時はいつもこの混み方となります。

自分のペースで見られず 2時間以上かかり

足が疲れました。(-。-)y-゜゜゜

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生誕140年ということです。

この画家はとても早世で、37歳で亡くなっています。

惜しいです。

横山大観と同世代で岡倉天心が師匠です。

新しい日本画を目指した画家でもあります。

ヨーロッパ旅行帰国後の絵では一部油絵の具が

使われていたことが先ごろ判明したそうです。

検査でなんでもわかってしまうのも

いいような ちょっと残念のような・・・・

藤田嗣治のあの独特の肌の表現に

実はシッカロールの粉が混ぜられていたことが

判明した記事もちょっと驚きでした。 

 

菱田春草の絵は

動物   猫 鹿 猿 烏 雀など独特の雰囲気が

有ります。

黒の表現   羽や毛の描き方がすごいです。

特に亡くなる数年前の絵は それを予感しているのかのような

迫力を感じました。

前期展で見られませんでしたが、

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こんなマヌケ柄の猫 (*^。^*)