☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

菊花賞の法則

2012-10-15 00:00:00 | 長距離血統の法則
■人気■

88年以降の過去24年で、1番人気【7-4-3-10】、2番人気【3-5-3-13】、3番人気【5-1-7-11】で、上位人気はいずれも複勝率が約50%でアテにしづらい。
過去10年でも、1番人気は【3-1-2-4】で、連対率40%、複勝率60%と全幅の信頼は置けない。
馬券圏外に消えたのは02年ノーリーズン(武豊がスタート直後に落馬!)、04年ハーツクライ(7着)、06年メイショウサムソン(4着)、09年リーチザクラウン(5着)の4頭。
アテにできない上位人気を狙うなら、過去10年で3勝をあげている8番人気の方が妙味あり。

■血統傾向■

過去10年で、父SS系【5-8-6】と大活躍。
母父でも【3-1-1】で、父にも母父にもSS系を持たない馬は、馬券対象になった30頭中、02年1着ヒシミラクル、同3着メガスターダム、04年2着ホオキパウェーヴ、同3着オペラシチー、07年3着ロックドゥカンブ、08年1着オウケンブルースリの6頭しかいない。

父SS系の中では、なんといっても【3-2-0】ダンスインザダーク。
<3着以内馬のダンスインザダーク産駒>
02年2着ファストタテヤマ(16番人気)
03年1着ザッツザプレンティ(5番人気)
04年1着デルタブルース(8番人気)
09年1着スリーロールス(8番人気)
09年2着フォゲッタブル(7番人気)
馬券になった5頭は、いずれも人気薄なところも魅力的。
残念ながら今年はダンス産駒は出走しないが、その全弟のトーセンダンス産駒が一頭出走する。
☆ユウキソルジャー…トーセンダンス×オースミタイクーン
トーセンダンスは、ダンスインザダークの9歳下の全弟。現役時代は【0-1-0-5】と未勝利で終わったものの、その血統の良さを買われ、安価なダンスの代替として種牡馬入り。
トーセンダンスの母ダンシングキイからは、94年3着のエアダブリン、牝馬ながら菊花賞に挑戦し掲示板に載ったダンスパートナー(05年5着)、ダンスインザダーク(06年1着)と、菊花賞好走馬が3頭出ている。
また、近親に05年の春天を制したスズカマンボがいるように、この一族は淀の長距離線を得意としている。
でも、穴人気になるんだろうなあ。

菊花賞の御用達血統といえば、【1-3-0】のトニービンも忘れてはならない。
<3着以内馬のトニービン保有馬~02年以降>
03年2着リンカーン(4番人気)…母父トニービン
06年2着ドリームパスポート(2番人気)…母父トニービン
08年1着ジャングルポケット(1番人気)…父トニービン
09年2着フォゲッタブル(7番人気)…母父トニービン

ここ最近は、09年2着のフォゲッタブルを最後にトニービンを見掛けないが、07年2着アルナスラインの父アドマイヤベガ、10年3着ビートブラックの父ミスキャスト、11年2着ウインバリアシオンの父ハーツクライの母父はいずれもトニービンである。
また、トニービンに限らずグレイソブリン系に範囲を広げて遡ってみると、88年以降の24年で【2-4-4】と、昔から活躍している。
<3着以内馬のグレイソブリン系保有馬~01年以前>
90年2着ホワイトストーン(2番人気)…父シービークロス
92年3着マチカネタンホイザ(3番人気)…母父アローエクスプレス
93年1着ビワハヤヒデ(1番人気)…父シャルード
93年3着ウイニングチケット(2番人気)…父トニービン
94年3着エアダブリン(3番人気)…父トニービン
98年3着エモシオン(5番人気)…父トニービン
ダンス産駒とは違って、トニービン系保有馬は人気馬ばかりが馬券になっている。

今年の該当馬は次のとおり。
<登録馬中のグレイソブリン系内包馬>
アーデント…母父カルドゥン
エーシングングン…父ジャングルポケット
ビービージャパン…母父トニービン
プロフェッサー…父リンカーンの母父がトニービン
ロードアクレイム…母父トニービン