春のG1シリーズも東京開催も終り、ここらで体力も財力も一息入れたいところだが、そうはいかない。
なんてったって、最強厩舎の箱入り娘がマーメイドSに出走するからだ。
◎ラフォルジュルネ(牝4歳/54kg)…スペシャルウィーク×カルドゥン

なにも最強厩舎に阿って、早々と◎を打っている訳ではない。根拠はある。それも十分過ぎるほどに。
■血統傾向■

別定戦からハンデ戦に変更となった06年以降の過去5年で、父SS系が【4-1-5】と大活躍。07年2着のディアチャンスの父タイキシャトルはSSと同じヘイロー系に属するので、ヘイロー系が5連勝中となり「ヘイロー系サンドイッチ」の完成となる。
父SS系で3着以内に複数回入っているのは、ステイゴールド【2-0-2】とマンハッタンカフェ【0-1-1】の2頭。ステイゴールドの成績は、ソリッドプラチナムとコスモプラチナの実質2頭によるもの。
ラフォルジュルネの父スペシャルウィークは、1000万下を勝ちあがったばかりのトーホウシャインの1着があるだけだが、注目はその母父。母父カルドゥンは、06年、07年で2年連続2着に入ったサンレイジャスパーの母父コジーンと同じグレイソブリン系のカロの直仔。また、サンレイの父ミスズシャルダンはグレイソブリン系トニービンの直仔で、トニービンは昨年3着のテイエムオーロラの母父。さらにラフォルジュルネの母系を辿ると、母母父が、前出のソリッドブラチナムの母父シンプリーグレイトと同じミルリーフ・ラインのネヴァーベンド系である。
父も母父も、そしてボトムもマーメイドSとは非常に相性の好い血統を持つラフォルジュルネにとって、マーメイドSは約束の血なのだ。
ここで少し話は逸れるが、マーメイドSの父SS系の成績が気になったので、手元にあるデータを調べてみた。
■血統傾向~96年以降■

創設された96年以降、マーメイドSに出走したのは191頭いた。そのうち父SS系は72頭出走し、【8-3-10-49】で、勝率11.4%、連対率15.7%、複勝率30.0%であった。一方、父が非SS系は121頭出走し、【7-12-5-121】で、同様に5.8%、15.7%、19.8%であった。勝率で約2倍、複勝率で約1.5倍と、非SS系を断然に上回っているが、連対率は同じ。これは何を意味するのかというと、非SS系は勝ち切れないケースが多く、SS系は1着か3着の頭あってヒモなしタイプが多いということ。その特徴がハンデ戦となった06年以降の傾向に如実に現れている。
ちなみに、父SS系の内訳は以下のとおり。
SS:4-2-6-20/32
ステイゴールド:2-0-2-4/8
スペシャルウィーク:1-0-0-2/3
ダイタクリーヴァ:1-0-0-0/1
マンハッタンカフェ:0-1-1-2/4
バブルガムフェロー:0-0-0-1/1
フジキセキ:0-0-0-7/7
ダンスインザダーク:0-0-0-9/9
以上、血統傾向的な切り口だけでも、ラフォルジュルネを後押しするのには十分であるが、根拠は他にもある。
なんてったって、最強厩舎の箱入り娘がマーメイドSに出走するからだ。
◎ラフォルジュルネ(牝4歳/54kg)…スペシャルウィーク×カルドゥン

なにも最強厩舎に阿って、早々と◎を打っている訳ではない。根拠はある。それも十分過ぎるほどに。
■血統傾向■

別定戦からハンデ戦に変更となった06年以降の過去5年で、父SS系が【4-1-5】と大活躍。07年2着のディアチャンスの父タイキシャトルはSSと同じヘイロー系に属するので、ヘイロー系が5連勝中となり「ヘイロー系サンドイッチ」の完成となる。
父SS系で3着以内に複数回入っているのは、ステイゴールド【2-0-2】とマンハッタンカフェ【0-1-1】の2頭。ステイゴールドの成績は、ソリッドプラチナムとコスモプラチナの実質2頭によるもの。
ラフォルジュルネの父スペシャルウィークは、1000万下を勝ちあがったばかりのトーホウシャインの1着があるだけだが、注目はその母父。母父カルドゥンは、06年、07年で2年連続2着に入ったサンレイジャスパーの母父コジーンと同じグレイソブリン系のカロの直仔。また、サンレイの父ミスズシャルダンはグレイソブリン系トニービンの直仔で、トニービンは昨年3着のテイエムオーロラの母父。さらにラフォルジュルネの母系を辿ると、母母父が、前出のソリッドブラチナムの母父シンプリーグレイトと同じミルリーフ・ラインのネヴァーベンド系である。
父も母父も、そしてボトムもマーメイドSとは非常に相性の好い血統を持つラフォルジュルネにとって、マーメイドSは約束の血なのだ。
ここで少し話は逸れるが、マーメイドSの父SS系の成績が気になったので、手元にあるデータを調べてみた。
■血統傾向~96年以降■

創設された96年以降、マーメイドSに出走したのは191頭いた。そのうち父SS系は72頭出走し、【8-3-10-49】で、勝率11.4%、連対率15.7%、複勝率30.0%であった。一方、父が非SS系は121頭出走し、【7-12-5-121】で、同様に5.8%、15.7%、19.8%であった。勝率で約2倍、複勝率で約1.5倍と、非SS系を断然に上回っているが、連対率は同じ。これは何を意味するのかというと、非SS系は勝ち切れないケースが多く、SS系は1着か3着の頭あってヒモなしタイプが多いということ。その特徴がハンデ戦となった06年以降の傾向に如実に現れている。
ちなみに、父SS系の内訳は以下のとおり。
SS:4-2-6-20/32
ステイゴールド:2-0-2-4/8
スペシャルウィーク:1-0-0-2/3
ダイタクリーヴァ:1-0-0-0/1
マンハッタンカフェ:0-1-1-2/4
バブルガムフェロー:0-0-0-1/1
フジキセキ:0-0-0-7/7
ダンスインザダーク:0-0-0-9/9
以上、血統傾向的な切り口だけでも、ラフォルジュルネを後押しするのには十分であるが、根拠は他にもある。