■人気■
過去13年の勝馬の平均人気が2.8、2着の平均人気は2.6と、非常に堅い決着が多いエプソムC。
馬券になった39頭のうち29頭【11-12-6】が4番人気以内の馬。4番人気以内同士で決まった年が11回もあり、大穴狙いは無謀というもの。
西のマーメイドSでは網を広げての万馬券狙い、東のエプソムCでは手堅く一本釣で仕留めるというのが、今週の作戦だ。
■血統傾向■
過去5年で父SS系が10頭【5-3-2】、母父SS系が4頭【0-2-2】と、馬券になった馬15頭中14頭が父か母父にSSの血を持っている。唯一の例外は、13年3着のサンレイレーザーのみ。
SSの血はマストアイテムで、馬券になったSSS系は、ディープインパクト【3-2-1】、ダンスインザダーク【2-0-1】、ハーツクライ【0-1-0】の3頭に限定される。
【登録段階での該当馬】
ディープ産駒:アルバートドック/エキストラエンド/エックスマーク/ヒストリカル/ラングレー
ダンス産駒:該当なし
ハーツ産駒:レコンダイト
■御用達血統■
SS系以外で複数回馬券になっているのは、ニジンスキー【1-1-0】、ストームバード系【1-1-0】、リファール系【1-0-1】、グレイソブリン系【0-0-3】、シーキングザゴールド系【1-0-1】(リピーターのディサイファの母父)の5系統だが、ここに面白い傾向が見出される。
ニジンスキー系、リファール系、グレイソブリン系の3系統は、実は父SS系で馬券になっている3頭の種牡馬の母父であるということ。つまり、ディープの母父はリファール系のアルザオ、ダンスの母父はニジンスキー、ハーツの母父はコジーンとラインは異なるもののグレイソブリン系のトニービンと、この3系統を母父に持つSS系種牡馬が活躍し、その母父の系統もまたエプソムCとの相性の好さを示しているのだ。突き詰めれば、ニジンスキー系、リファール系、グレイソブリン系の3系統を内包する馬。これがエプソムCの御用達血統だ。
というわけで、御用達血統を内包している馬をピックアップしておく。但し、あまり遡り過ぎるとアレもコレも該当してしまいキリがないので、3代以内に限定する。
まず、リファール系内包馬であるが、これは上述のディープ産駒5頭が該当。
次に、ニジンスキー系内包馬は、母父マルゼンスキーのメジロベイリー産駒のアルマディヴァン1頭のみ。
グレイソブリン系は、上述のレコンダイトとジャングルポケット産駒のダービーフィズの2頭。
■セット馬券■
エプソムCには、御用達血統の他にもう一つ面白い傾向がある。
それは、同じ血統、系統あるいは血統構成の馬が、セットで馬券になるクセがあるということ。
<セット馬券>
07年
フレンチデピュティ産駒のエイシンデピュティ、ブライトトゥモロー、サイレントプライドが1着~3着を独占。
09年
SS系×トニービンのヒカルオオゾラ(父マンハッタンカフェ)、キャプテンベガ(父SS)が2着、3着。
12年
ディープ×カーリアンのトーセンレーヴ、ダノンシャークが1着、2着。
13年
1着はリファール系ダンシングブレーヴを母父に持つクラレント、3着にはリファール系ラスカルスズカ産駒のサンレイレーザー。
15年
ディープ産駒のエイシンヒカリ、サトノアラジン、ディサイファが1着~3着を独占。
エイシンヒカリとサトノアラジンの血統構成は、いずれもディープ×ストームキャット。
毎年成立しているわけではないが、ここまでセット馬券が成立しているのは稀。相手選びに迷った時は、自分の本命と同じ血統や血統構成を買うことをお勧めする。そんな中、イチオシなのが昨年ワン・ツーを決めたディープ×ストームキャット。今年は奇しくも同血統構成の馬が2頭登録している。
★メイショウヤタロウ…アグネスタキオン×ストームキャット
★ラングレー…ディープインパクト×ストームキャット
2年連続で同血統構成がワン・ツーを決めれば面白いのだが。
■コース傾向■
Cコース使用となったダービー週以降の4鞍分のコース傾向。
父SS系が【3-2-4】と、エプソムCの血統傾向同様にSS系が絶対的存在。ただし、血統傾向に出ていないゼンノロブロイが【2-1-0】と活躍している。SS系で複数回馬券になっているのは、ロブロイのみ。
また、5月28日の6レースでは母父フレンチデピュティの馬が1着、2着で、6月4日の6レースではSS系×ヌレイエフ系の馬が1着、2着で、4レース中セット馬券が2回成立している。この時期の府中の1800mは、もともとセット馬券が成立しやすいコースなのだろうか?
上記以外で複数回馬券になっているのは、父と母父で2着1回ずつのサドラーズウェルズ系と2レース連続で3着になっている母父グレイソブリン系(父は2頭ともSS系)。
登録馬の血統構成を眺めていると、そんなコース傾向にドンピシャの馬を発見した。
★ステラウインド・・・ゼンノロブロイ×スピニングワールド
母父スピニングワールドはヌレイエフの直仔で、父も母父もコース傾向にピタリと合致する。前走はダート2100mを使われて、先頭から6.7秒差の15着のシンガリ負け。まさか4番人気以内にはならないだろうが、コース傾向からは押さえざるを得ない。
ついでに、人気になりそうなところを一頭をあげておく。
★アルバートドック…ディープインパクト×アンユージュアルヒート
この母父もヌレイエフの直仔。コース傾向では3着1回のディープ産駒だが、そこはエプソムCとの相性の好さでカバーできるはず。
過去13年の勝馬の平均人気が2.8、2着の平均人気は2.6と、非常に堅い決着が多いエプソムC。
馬券になった39頭のうち29頭【11-12-6】が4番人気以内の馬。4番人気以内同士で決まった年が11回もあり、大穴狙いは無謀というもの。
西のマーメイドSでは網を広げての万馬券狙い、東のエプソムCでは手堅く一本釣で仕留めるというのが、今週の作戦だ。
■血統傾向■
過去5年で父SS系が10頭【5-3-2】、母父SS系が4頭【0-2-2】と、馬券になった馬15頭中14頭が父か母父にSSの血を持っている。唯一の例外は、13年3着のサンレイレーザーのみ。
SSの血はマストアイテムで、馬券になったSSS系は、ディープインパクト【3-2-1】、ダンスインザダーク【2-0-1】、ハーツクライ【0-1-0】の3頭に限定される。
【登録段階での該当馬】
ディープ産駒:アルバートドック/エキストラエンド/エックスマーク/ヒストリカル/ラングレー
ダンス産駒:該当なし
ハーツ産駒:レコンダイト
■御用達血統■
SS系以外で複数回馬券になっているのは、ニジンスキー【1-1-0】、ストームバード系【1-1-0】、リファール系【1-0-1】、グレイソブリン系【0-0-3】、シーキングザゴールド系【1-0-1】(リピーターのディサイファの母父)の5系統だが、ここに面白い傾向が見出される。
ニジンスキー系、リファール系、グレイソブリン系の3系統は、実は父SS系で馬券になっている3頭の種牡馬の母父であるということ。つまり、ディープの母父はリファール系のアルザオ、ダンスの母父はニジンスキー、ハーツの母父はコジーンとラインは異なるもののグレイソブリン系のトニービンと、この3系統を母父に持つSS系種牡馬が活躍し、その母父の系統もまたエプソムCとの相性の好さを示しているのだ。突き詰めれば、ニジンスキー系、リファール系、グレイソブリン系の3系統を内包する馬。これがエプソムCの御用達血統だ。
というわけで、御用達血統を内包している馬をピックアップしておく。但し、あまり遡り過ぎるとアレもコレも該当してしまいキリがないので、3代以内に限定する。
まず、リファール系内包馬であるが、これは上述のディープ産駒5頭が該当。
次に、ニジンスキー系内包馬は、母父マルゼンスキーのメジロベイリー産駒のアルマディヴァン1頭のみ。
グレイソブリン系は、上述のレコンダイトとジャングルポケット産駒のダービーフィズの2頭。
■セット馬券■
エプソムCには、御用達血統の他にもう一つ面白い傾向がある。
それは、同じ血統、系統あるいは血統構成の馬が、セットで馬券になるクセがあるということ。
<セット馬券>
07年
フレンチデピュティ産駒のエイシンデピュティ、ブライトトゥモロー、サイレントプライドが1着~3着を独占。
09年
SS系×トニービンのヒカルオオゾラ(父マンハッタンカフェ)、キャプテンベガ(父SS)が2着、3着。
12年
ディープ×カーリアンのトーセンレーヴ、ダノンシャークが1着、2着。
13年
1着はリファール系ダンシングブレーヴを母父に持つクラレント、3着にはリファール系ラスカルスズカ産駒のサンレイレーザー。
15年
ディープ産駒のエイシンヒカリ、サトノアラジン、ディサイファが1着~3着を独占。
エイシンヒカリとサトノアラジンの血統構成は、いずれもディープ×ストームキャット。
毎年成立しているわけではないが、ここまでセット馬券が成立しているのは稀。相手選びに迷った時は、自分の本命と同じ血統や血統構成を買うことをお勧めする。そんな中、イチオシなのが昨年ワン・ツーを決めたディープ×ストームキャット。今年は奇しくも同血統構成の馬が2頭登録している。
★メイショウヤタロウ…アグネスタキオン×ストームキャット
★ラングレー…ディープインパクト×ストームキャット
2年連続で同血統構成がワン・ツーを決めれば面白いのだが。
■コース傾向■
Cコース使用となったダービー週以降の4鞍分のコース傾向。
父SS系が【3-2-4】と、エプソムCの血統傾向同様にSS系が絶対的存在。ただし、血統傾向に出ていないゼンノロブロイが【2-1-0】と活躍している。SS系で複数回馬券になっているのは、ロブロイのみ。
また、5月28日の6レースでは母父フレンチデピュティの馬が1着、2着で、6月4日の6レースではSS系×ヌレイエフ系の馬が1着、2着で、4レース中セット馬券が2回成立している。この時期の府中の1800mは、もともとセット馬券が成立しやすいコースなのだろうか?
上記以外で複数回馬券になっているのは、父と母父で2着1回ずつのサドラーズウェルズ系と2レース連続で3着になっている母父グレイソブリン系(父は2頭ともSS系)。
登録馬の血統構成を眺めていると、そんなコース傾向にドンピシャの馬を発見した。
★ステラウインド・・・ゼンノロブロイ×スピニングワールド
母父スピニングワールドはヌレイエフの直仔で、父も母父もコース傾向にピタリと合致する。前走はダート2100mを使われて、先頭から6.7秒差の15着のシンガリ負け。まさか4番人気以内にはならないだろうが、コース傾向からは押さえざるを得ない。
ついでに、人気になりそうなところを一頭をあげておく。
★アルバートドック…ディープインパクト×アンユージュアルヒート
この母父もヌレイエフの直仔。コース傾向では3着1回のディープ産駒だが、そこはエプソムCとの相性の好さでカバーできるはず。