ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

映画「わが命つきるとも」

2015年07月11日 | 信仰
 昨夜、BSプレミアムの映画「わが命つきるとも」を観た。この時代のイギリスの王権は最後の花火のように絶大で、トーマス・モアという大法官にまでなったひとりの正しき人物が、王の離婚を最後まで認めず、結果ロンドン塔に幽閉され、信念を貫いて処刑されるまでの歴史映画だ。処刑したヘンリー8世は、離婚を認めないカトリックからイギリスを離脱させた張本人であり、結局六回も結婚する絶倫家だった。神様がこのような世俗的な王を用い、宗教改革の先駆けとその成功例を開かせたということ、それが実に興味深く最後まで観てしまった。
 先の映画でもそうだったが、トーマスのように「心から信じている」人物は、そう滅多にいない。しかし世の終わりには、クリスチャンははっきり問われるようになる「信じているのか」と。

 カトリックでは未だに離婚を認めていない。しかしそのカトリック国が率先し、ついになんとプロテスタント国アメリカまで「同性婚」を認めるに至ったのは、これらの国々にはもはや信仰者がいない、あるいは社会的な力を持っていないということを明らかにしたのだ。世の終わりが着実に来ているなあ、と確認させられる出来事だ。   ケパ
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