ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

たった一つの希望

2012年10月14日 | 随想

    朝、目が覚めるとコールがすぐそばで熟睡していた。可愛いので優しく撫でたりすると、コールもされるまま、良い子だったが、しばらくすると豹変、私の足を突然噛む。噛み方は怒って噛むと言う風ではなく、何となくサインを送る風である。Call110208arm

   「痛いじゃないか!」と即座に反応する私。しかし、なかなか噛むのを止めてくれない。止めないのでだんだんとこちらは怒りモードに・・・。
    これを見ていた元猫屋敷の主人にして、ニャン道の達人のドルカスが、「キャットフードが欲しいんじゃない?」とアドバイス。やむなく起きてコールに食事を出してやると、ドルカスの言ったその通り、コールはムシャムシャ飛びついた。「ようやく通じた」とばかりに喜んで。

   
 う~ん参った。ふと人間関係もこれと同じでは?と気付かされた。人間関係の多くのトラブルが、素直でない相手の行動や言動の意図を、正しく読み取れないで起こることを。

    自分が余裕のないアップアップの状態だったり、平素から自己中心の傾向があれば、人間関係をうまく築けず、挫折した人生となりやすい。ところがそれが分かっていても自分を変える、これが至難の技である。私の体験では失敗ばかり、お手上げだった。なにしろ自分が可愛いし、特に被害者意識を持っていると、なお自己変革は絶望的だ。

    ところが唯一成功体験がある。イエス・キリストに出会い、十字架の愛に触れたことだ。ある朝、神がどれほど自分を愛してくださっていたか、神自らが語ってくださった。超不思議な体験である。私はあまりのことに、ボロボロになった。神のその愛に喜んで自分を明け渡し、捧げた。神に自分を委ね捧げたので、私は神のものになった。すると、神さまがサタンに代わって私の主になり、神さまに従う人生になった。これをBorn again(生まれ変わり)と言う。人は結局、賢く自分で生きようとしても、自分の欲、肉欲に囚われているので、サタンに属しCross_09支配されている。神かサタンのどちらかに従って生きるしかないのが、人間である。それならば、神に拠って生きることが絶対の幸せである。あなたも、どうか神を求め、神を体験してほしい。

 私は心の浮き沈みから完全に解放された。嘘が言えなくなった。気がついたら何ヶ月も、一滴の酒も飲まないで済んでいた。何よりも神に愛されている幸せに、心が浮き立つ。これは死ですら奪うことができない喜びだ。  ケパ

コメント
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